みんな大好き(らしい)アクアマン。
私はちょっと苦手。ジェイソン・モモアが野獣的にギラギラしすぎてて。
一方、同系キャラの先達であるMCUのソーはすごく好き(ただし3作目まで)だから、筋肉バカが嫌いというわけではないんだけども。
どうにもモモアマンはソーに比べると可愛げがなく感じるのと、性格悪そうな気がしていて、どうしても好きになれない。
なので前作はそんなに乗れず、話もほとんど覚えていない。
本作も予告編から暑苦しかったので、観るつもりはなかったけど、ちょっと可哀想なシリーズDCEUの最終作ということで鑑賞。近作の『ザ・フラッシュ』は予想外の面白さだったし。
序盤からヤケッパチのようなテンションの高さなので、妙に祭りの終わり感を感じた。
こんな暑苦しいアメコミヒーローが、Born to be wild に乗って大暴れするなんて、正直作り手はどんなセンスしてんのかと思ってしまうけど、閉店セールだと思えば許せた。
そう、閉店セールなムードのサービス感はすごくあった。
でも全体的に面白かったかというと、うーん…。
お話しは置いといて、今回のヴィラン周りのガジェットや衣装、細かい効果音(ビームとか)等が妙にB級感あって、そこは楽しかった。
後から知ったけど、監督が『バンパイアの惑星』(未見)をやろうとしたらしい。
ヴィラン周りの人たち(よく分かっていない…)のレザー系の服は、水野久美のX星人オマージュかと思ったけど、そうじゃなかったようで、『バンパイア』の方らしく。
興味出てきました、『バンパイアの惑星』。
キャラで1番好きだったのは、パトリック・ウィルソン。
本作であまりに紳士で物分りの良い弟なので、前作でヴィランだったのが信じられない。ラストショットのウットリ顔、素晴らしい。
信じられないと言えば、一般人である博士に何かと「ありえない(唖然)」と連発させる演出は、台詞でキャラ付けしようとするシンシリーズ(マンとライダー)を彷彿とさせた。
だから、「シン」博士なのか!