七色星団

モンタナの目撃者の七色星団のレビュー・感想・評価

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)
3.2
父を殺され、その殺し屋に追われる子を保護し逃げる森林消防隊員ハンナ。その折、大規模森林火災も発生し窮地に陥った二人は追手をかわし逃げ切ることが出来るのか―。

ジーナ・ローランズ姐御の傑作"グロリア"スタイルに、燃え広がる山火事の中で消防隊員が活躍するとなれば、"自分の主戦場で敵を迎え撃つ"ランボー"スタイルも重なり、それらの融合でもっと面白くなるかと思ったけど、せっかくの大火事がどちらの有利不利にも働いてなくて場面装置として機能してなかったの残念。
ただ、ゴリゴリのアクション大作ではないので、それは無理な注文だろうとは承知の上だけど、それでもプロの知識があったればこそほ危機を脱したという場面がもう少しあっても良かっただろうと。

それと有能に見えた殺し屋が色々と詰めが甘いわ、いきあたりばったり感も強く、寧ろドジっ子に見え始めるわで、アンジーと少年が追い詰められる緊張感に乏しく最後まで盛り上がらなかった。

この映画、僕的には本当に褒めるところが少なくて評価に困ってしまうのだけど、火事描写の凄まじさやアンジー頑張ってるね❤というところで加点してます。
七色星団

七色星団