予告から、コワモテ刑事がイヤイヤ音楽に関わって、ほだされて大円団なんだろうと大体展開がわかるから、どうだろうと思っていた。
鑑賞後…ベタなのに、分かってるのに、感動して、涙が出て、楽しかった。元気出た。
なんでかな。
音楽の話だけじゃなくて、身近にある、生きてると避けられない問題、家族、老い、上司と部下、社会問題、色んな苦しさが詰め込まれていて、それをひっくるめてリアルに描いているからなんだと分析。
俳優陣の吹き替え無しの本気の演奏もグッとくる。阿部寛さんのドラム、清野菜名さんのトランペット、高杉真宙さんのサックス、どれも良い。音楽は素人の俳優が演奏するのも身近さが増した気がする。
展開が上手い。伏線効いてる。監督さすが。私にとって大好きな映画の一つになりました。