ぴよ2522

THE FIRST SLAM DUNKのぴよ2522のレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.2
原作が大好き過ぎて昔のテレビ版アニメには全くハマれなかった勢です。
原作の細かく描き込んだ繊細な絵がアニメだとどうしても単純な線になるからのっぺりして見えて好きになれなかったんです。
という前置き。

で、今回。
まずはめちゃくちゃカッコいいオープニングで期待感が爆上がり。
COOOOOOOOOL!
更に湘北キャラ以外で1番好きなキャラが山王の河田雅史な私狂喜乱舞(笑)
やっぱり大好き河田雅史の王者感。

動きもめちゃくちゃ派手な湘北と堅実な山王の対比が効いてて本当の試合を観ているみたいな気分。
ダンクもレイアップも同じ2点だピョン。
湘北のシュートが決まると映画館なのに思わず拍手しそうになって甚だ危ない。
昔気になっていた絵は繊細で素晴らしく進化していた。
アニメーションというより漫画がそのまま飛び出してきて動き出したみたい。
何故か安西先生だけ妙に白く浮いてたけど色白白髪で白いシャツにベージュのパンツだから?(笑)
ちょっとクリオネっぽかった。

ただ、立体感がある絵が動くとなんかちょっとゲームっぽくて所々ゆらゆらしてるのがゾンビを連想してしまって少し気になりました。
あと、花道の声の演技はちょっとオーバーアクションに感じたかな。
まさかのリョータ軸、初見エピソードでまとめたのは意外だったけど良かったです。
てかリョータは転校生だったんだー。
井上雄彦の頭にしかないキャラクターの背景というか設定がたくさんあるんだろうな。

大スクリーンの迫力ある映像と音響。
テンション爆上げな音楽。
ボールがバウンドする音。
ゴールネットが揺れる音とシルエット。
試合ラスト10秒を観る側に委ねる潔さ。
映画館で観て良かった!
スピード感や臨場感、絵だけでは表現しきれないものがぎっちぎちに詰まってた。
何度も観る人が多いのわかる気がするクセになる映画。

【追記】
原作未読の人もこの作品を充分堪能出来るだろうけど左手は添えるだけとか流川が花道にパスを出すことがどれだけ胸熱なことなのかとか、ガツンと響かないのはめっちゃもったいないから原作も強くお勧めしたい。
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