先生

死刑にいたる病の先生のネタバレレビュー・内容・結末

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。でもところどころ気になるところもある。

主人公がなんで弁護士事務所のアルバイト扱いで事件を調べられるのか。名刺の件がバレても注意だけで警察沙汰にしなかったところ。榛村の影響力ってこと?刑務官も最初は刺々しかったのに手懐けてたし。

母親の、お母さんには決められないというセリフが印象的だったけど、榛村の手口だったとは。すごいな。

主人公が事件を調べることで榛村の手口を学んで、一時取り込まれそうになるけど、そこから抜け出し、でもやっぱり手のひらの上だったというオチが面白かった。元同級生も事件の関係者かなと疑っていたので、なるほどなって感じ。

面会シーンの指が絡まるところ面白い。顔が重なるのも「三度目の殺人」で見たやつ。

阿部サダヲの黒目が怖い。笑顔も真顔も怖い。撮り方うまいな。

最初、阿部サダヲがちぎった紙でもばらまいていたのかと思ったら爪だったとは。母親の綺麗な爪を思い出して集めていたのかな。自分が幸福だった時のシンボルだったのだろうか。

主人公の性格ゆえ、ぼそぼそ喋られたのはまいった。字幕出さないとわからない。なんとかして欲しかったなあ。
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