マリアンヌは必死だった。選択肢はない。一刻も早く。
いずれは欲しいもの、だけど今じゃない。
マリアンヌの強い葛藤と、身体にかかる大きな負担が焦燥感をもって伝わってくる。
誰かや何かを責める映…
わりと最近まで、こんな法律がまかり通っていたなんて驚いたし、ドキュメンタリーのようなリアルな描写がすごかった。
アンヌの感情がそのまま自分の中に入ってきたみたいだった。
虎に翼といい、女性が虐げら…
いつもなら映画を観終わったあと、みなさんの感想を読みながら物語に浸るのだが、それすらできないほどに同じ女性として心を抉られた映画だった。
前半は、こと妊娠・出産について、女性ばかりに責任を負わせるこ…
いやぁ鬼気迫るシーンのリアルさに悶えてしまったよ。
ほんとに最後のほうは、ホラーかと思ってしまう戦慄の緊張感だった。
これは原作者の経験した事実が元のようで、大学生の時の濃厚な体験談である。
主人…
うーん。やっと観ました。臨場感あふれる映画。映画を通して、主人公アンヌの視点で12週間を体験できる。1960年代、中絶が違法だったフランス。学位と未来のために、「産まない」選択をするアンヌ。原作はノ…
>>続きを読む堕胎が罪だった時のフランスのお話。
未だにアメリカでは州によっては堕胎を法律として禁じている所もあるので、昔話としては捉えられない重要な話ですし、それこそ生命の定義に関わる問題なので、倫理観やモラ…
苦しい苦しい辛い辛い辛い痛い痛い痛い痛いだけの映画。何とかしなきゃ、どうにかして何とかしなきゃいけない。でもあのことは言えない、犯罪だから。誰も助けてくれない。そうしてるうちに時間は刻々と流れていく…
>>続きを読む快楽の先にたまたまハプニングに遭遇すると60年代のフランスの女子大学生は、その先の人生をひとまず楽しむために、刑事罰の覚悟をしなければならないとは。友達は離れていくし、男は腰がひけてるし、助けはなく…
>>続きを読む© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS - FRANCE 3 CINÉMA - WILD BUNCH - SRAB FILM