さめふり

ブラック・フォンのさめふりのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

タイトル黒電話だしビジュアルはピエロっぽいヤバそうな奴が笑ってるしジャンルはホラー/スリラーだしあらすじ読むと子供が被害者だからなんとなくITみたいな感じかな〜と思って軽い気持ちで見始めたんですけど全然違った!
ホラー要素もスリラー要素ももちろんあるんですけど、いやこれとにかくめっちゃ感動しました!

殺された5人の子供たちはめちゃくちゃかわいそすぎるんだけど、それでも最後の被害者フィニーに助言してくれるのがもう…泣
ロビンに至っては「泣くなよ相棒」で全私が泣いた…。
「一緒にいるよ、最初から」ってロビンお前…。それに被害者たちの回想シーンは見ていて辛かった…。

もちろん5人にはフィニーを助けるだけじゃない復讐目的もあるのでそこら辺はホラーな感じですけど、最後に全てが繋がるのは見ていて気持ちよかったです。
何よりフィニーの妹のグウェンちゃんがもうね、とにかくかわいいんですよ…!
普段のフィニーとのやりとりなんてこんな妹いたら最高すぎるっていうくらい兄思いの妹ちゃんだしフィニーを探し回ってる時の表情とかめっちゃ切なくて泣いてしまう…。
この仲良し兄妹の愛にとにかく胸を打たれるわけです…泣泣
最初はクソ野郎っぽく見えたパパも複雑な心境が見えてくるとそこにちゃんと愛があるのがわかるし、それによってグウェンちゃんの思いの深さもさらに伝わってきてほんと感動しました…!

ホラーといえばホラーなんですけどどちらかといえばファンタジーだし、友情に兄妹愛に親子愛、そして主人公の成長物語としての側面がなかなかに強いので怖いの苦手な人もビジュアルで忌避しないで見てほしい映画です!
それにスリラー映画としても考察する余地は十分にあるのでそういう楽しみ方もできますね。

あと殺人鬼グラバー役のイーサン・ホークめっちゃ不気味で良かったです!!
せっかくのお顔が半分見えないのだけが残念でしたけど笑笑
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