ももんがさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

デヴィッド・ホームズ 生き残った男の子(2023年製作の映画)

3.8

ハリポタのスタンドダブルに抜擢されるも、撮影中の事故で下半身不随に。代役は友人が引き継ぎスタンドトリプルに。過酷な運命なのに精神力が強く前向き。人徳故に多くの友人が集まる。映画も彼らの努力あってこそ。>>続きを読む

エンドレス 繰り返される悪夢(2017年製作の映画)

3.8

泣けてしまった。命の重さとは何か。子を想う父の愛の深さとは。事故の瞬間まで執拗に繰り返される時間の流れ。その後、数年前の事実が判明。天命を捻じ曲げれば修正が必要との教訓か。贖罪と輪廻。

ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)

3.8

コミュニティに属さず暮らすのは大変。辺鄙な地で盲目の母を介護するヒロイン。彼女は自然養蜂で生計を立て半分は蜂に残す。その暮らしも強欲で騒々しい隣人達により激変。喪失と孤独。本当に大切なものとは何かを問>>続きを読む

生きてこそ(1993年製作の映画)

3.8

これはトラウマになる。飛行機墜落に続く飢餓と雪崩。次々と危機が襲い少しずつ生命の灯火が消える。目を背けたくなる極限状態での決断。酷寒の撮影はリアルに大変だったかと。飛行機怖い。

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.0

実話。何て酷いネグレクト施設なんだろう。躾の名の下に行われる体罰と、汚らわしい教師のいたずら。愛情のかけらもなく、子供達はトラウマに苦しむ。兄弟二人は庇い合い悪魔の巣窟を抜け出す。

プラド美術館 驚異のコレクション(2019年製作の映画)

4.0

本日のスペイン旅行は眼福だった。プラド美術館の膨大な絵画と天井画。加えて建物そのものと豪華な内部。’芸術は日々の生活の埃を魂から洗い流してくれる’とのゴッホの言葉通り。ぜひ足を運んで観て欲しい。

あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.6

仏ベストセラーでタイムスリップもの。ピョンヨハン良き。一緒にいると不幸になる運命の恋人達。医師となった主人公はそれを阻止すべく過去に戻る。男性二人の想いは年若い彼女を見つめる事で同化する。

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

お洒落でほっこりした作品。監督ならではの可愛いセットと衣装、カメラワーク。今回は野外ボーイスカウト活動。駆け落ち二人の独特の逃避行。凸凹仲間と何気に優しい周りの大人達。楽しめた。

笑う故郷(2016年製作の映画)

3.8

じわじわ来る。主人公は欧州で成功し、数十年ぶりにアルゼンチンに帰省。大歓迎を受けるも全ての要望に応じられない。期待値の高さから不満は増幅し、講演会参加者も激減する。やっぱり田舎の人間関係は大変。

コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

3.6

動物的本能の食欲色欲凄い。その限りなき醜悪さを描く。前衛的過ぎて上映出来たのが不思議。レストランでの舞台劇。部屋ごとに異なるライトと衣装。後半から衣装代節約。暴言夫と浮気妻の恐ろしきはボナペティ。

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.6

パクソジュン見たさで、普段余り食指の動かないオカルト映画を鑑賞。無宗教の主人公はバチカン司祭と共に薄気味悪い邪教の主と戦う。アクションシーンが凄かった。悪魔払いは腕力で。

ヒトラーの贋札(2007年製作の映画)

3.7

実話のベルンハルト作戦。戦争には莫大な費用が必要でナチは紙幣贋造を計画。収容所の特殊技能者を召集し、英経済混乱のためポンド偽造させる。仲間との意見の相違や敵との駆け引きが見どころ。

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.6

胸が一杯になった。生命とは共存共栄とは食物連鎖とは。動植物全て人智及ばぬ大自然の営み。動物は植物を助け報酬を受け取る。モフモフ犬や家畜、害獣駆除の猛禽類や鴨も良かった。広大で素晴らしい映像美に感謝。

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

3.8

誰しもが被害者。レバノン首都ベイルート。地元レバノン人と難民パレスチナ人が些細な事で争いに。個人から民族問題へエスカレート。遂に裁判沙汰になり明らかになる出生の秘密。過去の凄惨な事件。弁護士親子大奮闘>>続きを読む

戦場のメロディ(2016年製作の映画)

3.8

イムシワンはこういう役合ってる。本当に演技上手。朝鮮戦争孤児達による合唱団。音楽が得意な主人公少尉は責任者に。紆余曲折の末に前線を慰問するまでになる。未来を担う子供達を危険に晒すの切ない。

ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.7

少年は社会科の課題に選び挑戦する。pay forward 善意を次に引き継ぐ。助けて貰ったら3人助ける。世界平和も夢ではない。彼は悪戦苦闘する。善行は理想的だが、ラストなぜにそうなる?

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.6

タラはフライが好き、フライが好き。真夜中に騎士が打つ。時は第一次大戦末期フランス。独軍が仕掛けた爆弾を英軍通信兵が解除の任務に。彼は精神病院の仏人達に振り回される。狂気とは何かを問う。

12か月の未来図(2017年製作の映画)

3.7

心のビタミン映画のひとつ。パリの一流高校から郊外中学に赴任したベテラン教師。格差に翻弄されるも徐々に生徒の信頼を掴む。退学寸前の生徒を救う裏ワザ良き。人生の恩師との素敵な一期一会。

戦場からのラブレター(2014年製作の映画)

3.7

戦争は嫌だPTSDになる。一流大合格の優秀なヒロイン。だが戦争が勃発し男性達は志願兵に。彼女も従軍看護婦になる。そこは凄惨な場所で医療体制も脆弱。実体験を小説にする事で過去と決別出来たのだろうか。

セカンドベスト/父を探す旅(1994年製作の映画)

4.0

独身中年男性と思春期少年。他人同士が親子になるのは大変。束縛と嫌悪。それぞれ幼少期に受けた愛情の深さは正反対。時に衝突しながら心は寄り添ってゆく。セカンドベストに甘んじる気はない。子役君名演技。

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.6

時は独立まもないオランダバブル期。人々は絵画と球根に一喜一憂する。それを舞台に画家と貴婦人の恋が侍女の視点で語られる。したたかな彼女は人生の勝者。望むものは簡単には手に入らない。

アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち(2014年製作の映画)

4.1

アランポーのどんでん返し。舞台はイギリスのアサイラム。医師と患者の隔てない生活が医学生には衝撃だった。彼らが入院に至った理由とは。誰が正常で誰が異常なのか。最後までわからない。院長演技さすが。チェック>>続きを読む

だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

3.8

カンピオーネカンピオーネ!交通違反で社会福祉活動をする主人公、障害者チームのバスケ指導者に。オーディションで障害を持つ人達10人選抜。台本に修正を加えたとのこと。双方チーム共バスケ上手。

フランス組曲(2015年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦フランス。独人将校と仏人女性の束の間の恋。結局は敵味方として戦禍に飲み込まれる。作者は収容所で死去したユダヤ人女性との事。どんな思いで綴り執筆に救われたのか。何度も修正し直した原稿に胸が>>続きを読む

風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.6

葬儀取材のため’その時’を待つ不謹慎な人々。主人公は電話のため丘に登り、少年は学校でテストを受ける。間接的に聞く瀕死の祖母容体は一進一退。命を軽んじてはならない。他にはメッセージ性を感じなかった。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.5

警察絡みなのに重くなく面白かった。犯人逮捕のためチーム5人でチキン店の偽装創業開始。予想外に繁盛し捜査は停滞、昼夜共に超多忙。間抜けな悪役達と本格的アクション。皆個性的で相乗効果が良い。果たして昇進の>>続きを読む

海猿 ウミザル(2004年製作の映画)

4.0

海上保安官の存在を初めて知った。常日頃から訓練を行う隊員達。かっこいいのは当然。命懸けで息つく暇もなく惹きつけられる。

大地と白い雲(2019年製作の映画)

3.8

モンゴルの素晴らしくも厳しい大自然。果てしなく続く夏の草原と冬の暴風雪。動物達。昔ながらの暮らしに満足する妻。家庭がありながら放浪癖が治らない夫。夫が勝手過ぎて妻が気の毒。

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

4.0

実話。事実は小説より奇なり。刑務所更生企画は演劇。役者と受刑者達の努力が実り、オデオン座で千載一遇のチャンスが。彼らは舞台の意味を理解し、成功に導く事が出来るのか。俳優エチエンヌ頑張った。アプローズ喝>>続きを読む

復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.6

ズバリ反日がテーマ。歳の離れたバディ2人の演技が秀逸。執念で長年の復讐を実行する老人。拳銃の謎の刻印。彼は当時傍観した自分が許せなかった。巻き込まれる優しくも苦労人の青年。悪目立ち過ぎ赤ポルシェ。

ベルリンファイル(2013年製作の映画)

3.5

うーむ。タイプじゃなかった。場所はドイツベルリン。イデオロギーの異なる南北朝鮮幹部同士の騙し合い殺し合い。かつて東西にドイツが分断された様に。ロケや英語独語台詞が大変そうだった。ハンソッキュ好き。

ぼくらの家路(2014年製作の映画)

4.0

無責任な若い母より息子は賢明だった。施設を脱走した兄は弟を連れ母会いたさに奔走する。母に何度も裏切られた彼は最終決断をする。正しかったのかは後にわかる事。いつの間にか彼は大人になってしまった。

世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

3.6

スクールバスなど望むべくもない。学校に通える幸せを改めて思う。過酷な道程の無事を、神に祈る親の気持も無理はない。険しい道、長い距離、動物の脅威。少々作為的な面は無きにしもあらず。だが状況改善するなら何>>続きを読む

ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~(2018年製作の映画)

3.7

遺伝性難病の色素性乾皮症XPを初めて知った。紫外線を避ける対処療法のみで治療方法はない。太陽光を浴びる事は自殺行為。でも彼女は救いの王子様を愛し愛され励ましたかった。なおシュワ息子良き。