バリバリ島さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

ホドロフスキーが12時間の上映時間を要求したのも納得なスケールのデカさ まだ本当に序章に過ぎんという感じでこれからの続編が楽しみ

衣装からメカまで色彩が落ち着いているというか彩度が低く、身の回りの華
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ミクロの決死圏(1966年製作の映画)

3.5

とにかくトラブル続きなストーリーにハラハラしながら観ていたらあっという間に1時間経ってる 面白い
この時代ならではのアナログな質感と、器官ごとの特徴を意識したセットのデザインも良かった
オープニングも
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ブレスレス(2019年製作の映画)

3.5

笑顔が眩しすぎて最高

全裸にハーネスで救急搬送されるのだけは嫌だな…

ダニエル(2019年製作の映画)

4.0

グロテスクな演出、色彩の強さ、B級感がものすごく『大脳分裂』を想起させる こういう画の強さが好きな人は多分『大脳分裂』も好き
てかどっちもアルバトロス配給なのでやっぱり近いところにあるのかなと思う
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.6

手書きのタイトルデザインとクレジットなんか見覚えあるなと思ったらストップメイキングセンスの人と同じなんだ

赤ひげ(1965年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ良い人情物語
初めて黒澤作品観たので「凄い渋そう」みたいなイメージで若干身構えてたけど、ちょくちょく笑いどころもあり(ステゴロ三船無双は笑っていいんよな??)楽しんで観れた 
過酷な環境で
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

4.5

超〜〜インダストリアル 
日本の廃工場でライブパフォーマンスをやってたノイバウテンとか思い出す 石川忠のメタリックなサウンドあってこその作品という感じで堪らない
クローネンバーグが好きなので機械と肉体
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サクリファイス(1986年製作の映画)

4.7

前作ノスタルジアと比べて絶望と希望(破滅と救済)のコントラストがえらいことになってるというか アレクサンドル役がノスタルジアでのドメニコだったのもなんか意味ありげというか…
まあラストうわ〜〜って感じ
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白いドレスの女(1981年製作の映画)

3.0

ウィリアム・ハート、髭面の胡散臭そうなオッサンがめちゃくちゃ色気放ってるの面白すぎる

ジョン・バリーの劇伴がムーディーで良い

不思議の国のアリス(1973年製作の映画)

3.6

特殊メイクがスターウォーズのヨーダとか担当した人で凄い デザインめちゃくちゃ好き、これくらいイロモノ感強い方がアリスの世界観には合ってる 
流石に今見るとチープな感じも否めないけど、合成とか衣装・舞台
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

1+1はでっかい1

デヴィッド・シルヴィアンの同名の曲(『Brilliant Trees』収録)は本作に影響されて作ったみたいだけど、それだけにめちゃくちゃ合う 「郷愁に溺れる」って良いな

ドメニ
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冷血(1967年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

窓に流れる雨が反射して涙を流してるみたいに見えるのがヤバすぎ最高

終盤のペリーの心情表現と物悲しさが好き

パーティ(1968年製作の映画)

3.0

いかにもな古典的ドタバタコメディ、ドリフみたいな感じ 物語の7割方セラーズと酔いどれの給仕がバカやって周りが巻き込まれてるだけなのが、終盤みんながみんなメチャクチャになって一周回ってセラーズがまともに>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

監督本人が主演張ってるのもあるかもしれんけど、自分のエゴとか幼稚さを割と開き直ったように洒落た感じで描くの、あんまり好きではないなあ 承認欲求の塊って感じがする 

「俺は40だから分かるけど」「知っ
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.5

古びたマンション、水漏れ、貯水槽、トラブルがあってもまともに取り合わない人達、離婚調停…、状況にしろ人間関係にしろ日本特有のジメジメとした空気が漂っていて、これこそJホラー!って感じで好き

めっちゃ
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ランドシャーク / 丘ジョーズの逆襲(2017年製作の映画)

-

サメに噛まれて体内から血が噴き出すはずが何故か上から血が降りかかっていてシュール

不安の種(2013年製作の映画)

1.5

元々オムニバス形式の漫画を繋げて無理やり一つのストーリーにしているからか時系列が死ぬほどわかりにくい 

罵倒のボキャブラリーが「クソ馬鹿野郎、死ね!」しかない石橋杏奈が地味にストレスの種

劇伴が石
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ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

3.8

イギリスらしいシニカルなコメディ
ずーっとグダグダグダグダしていて、ラストもやるせない感じなのが好き エンディングの曲がなんか遊園地っぽいのも、ハムレットの引用で締めるのも、現実の空虚さを皮肉るように
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ラスト愕然とした 
ジョーだって大概短絡的でエゴイスティックだけど、この爺も全然話聞いてないし無理解も甚だしくない?と思ったら… 最後のセリフで突き放してくる

欲望的で動物じみているジョーと対置する
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.7

のび太とジャイアンや

シモーネがドの付くクズなのはそのジャイアンっぷりから目に見えて分かるけど(まだ娘が狙われなかっただけマシなのかもしれない)、コミュニティも結構腐ってるなと思った 「シモーネはい
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.0

ボニー&クライドといえば個人的にはHiGEの曲

最後撃ちすぎ

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.5

色情狂どうこうはともかくHの嫁のくだりがしんどすぎて、なんでこんな気持ち悪いキャラクターを描けるんだとゲッソリしてしまった 地獄

「愛してる」という言葉に簡単に流されてしまうHもめちゃくちゃ愚かに見
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銀河(1969年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃブラックで好き

もうちょっと勉強してからもう一度観たい、信仰主義とか 神秘的体験を通してコロっと信じちゃう感じ、信仰が理性でなく感情〜ってのがわかる

鬼火(1963年製作の映画)

3.2

ただでさえ諦め切ってる精神状態なのに、わざわざ友人に会いに行って恋がどうやら青春がどうやら問答した末さらに絶望して帰ってくることある???

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.5

ラストでうおおお〜ってなった タイプライターの音だけが響く空間、渋い

事前知識ないと人名多すぎてなんのこっちゃ

地道ではあるけど直向きに真実を追い求める姿がカッコいい映画 同監督の『パララックス・
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ヴァンパイア/黒の十字架(2002年製作の映画)

3.0

ジョン・ボン・ジョヴィがヴァンパイアハンターってだけでもう面白い アマプラにあったのになんでこんなにmark数少ないの 完全に埋もれてる…

わりかしグダグダだけどツッコミどころが多くてそれはそれで好
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フローズン・グラウンド(2013年製作の映画)

2.6

ジョン・キューザック演技上手いからサイコパス役めっちゃ似合うしめっちゃキモくて最高 

ジャケの感じとかB級感すごいけどなんというか仰天ニュースの再現ドラマ的な、事件を事件として伝えようとする真面目で
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ストーカー(1979年製作の映画)

5.0

言いたいことめちゃくちゃあるけどとりあえずハゲたおっさん3人が身を寄せ合ってるとこが超良かった

ゾーンに対する畏怖や信仰心から見えるストーカーのおっちゃんの弱さ、偽善 社会から逸脱してて、ゾーンを通
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犬鳴村(2020年製作の映画)

2.5

映画というかゲームぽい
石橋蓮司とか高嶋政伸とか寺田農とかなんか贅沢なキャスティング 石橋蓮司最近でも加藤シゲアキ版金田一とか出てた気するけどホント田舎の変な伝習ある村似合うな、陶芸家か書道家っぽい 
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ベニーズ・ビデオ(1992年製作の映画)

3.5

牛乳拭くとこと血拭くとこが重なるのウェ〜ってなる

機能してるようでしてない家族が一番地獄

コックファイター(1974年製作の映画)

3.8

『断絶』より観やすかった、短いし

ラストの婚約者とのくだりでヤベ〜ってなった マジで血も涙もない 鶏が可哀想って、動物の命をなんだと思ってんだって言われてそれに対する回答が「命なんてこんなもんじゃい
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