どっちを選ぶ?
どうしても観たくて観たくて仕方のなかった映画を
「"映像だけ" と "音だけ" どちらかしか選べないとしたら、どっちにする?」と言われたら
とりあえず、どうしてそんな意地悪するの?と>>続きを読む
「大学生の子と飲みに行ってくる」
趣味で弓道をやっている父が、道場で知り合った大学生と飲みに行くと嬉しそうに言ったことがあった。
「え?男の子?」
「うん、進路について相談したいんだって」
「恋愛相>>続きを読む
試金石になる、と思った。
レビューを読み漁っていて、そう思ってしまった。
観終わると、頭の中に色んな言葉が渦巻く映画。心の思い出横丁への道を開く映画。何も浮かばず気持ちが真っ白になる映画。
色々ある>>続きを読む
その人にはその人の物語がある。
小説家の真紀。夫と娘の家族3人で引っ越した新居のお隣さんは、朝6時前から大きな音で布団を叩く人だった。その騒音から、2人の関係は形成する間もなく拗れていく。
怖い、>>続きを読む
あなたが欲しいのは
"外側"に惚れ込んでくれる人
"内側"に惚れ込んでくれる人
どちらですか?
金の斧と銀の斧ではないが、そんな事を思った。正直であることの大切さを説いた寓話だと思うので、川から出て>>続きを読む
「お、お手伝いしましょうか?」
と、思うほどに詰めの甘い犯人であった。
誘拐事件や監禁事件などの被害者が犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理現象である">>続きを読む
「ひょえー」
思ったとしても、実際にそんなに口にすることはない言葉だが、何年か前に同僚が「彼氏が知らない間に結婚してたから別れた」という報告をしてくれた時に口から出た。
「浮気されてるんじゃなくて、>>続きを読む
「落ち込むこともあるけれど
私はこの町が好きです。」
何回観ただろうか。
間違いなく人生で一番観ている。
幼い頃。ホウキにまたがって空が飛びたかったし、赤いラジオが欲しかった。
大人になって。新しい>>続きを読む
私にとっての幸せって何だろう?
誰かと笑いながら食べるご飯
ふかふかのお布団
友達との約束
大好きな本や映画との出会い
雨上がりの帰り道
仕事終わりのビール
今日も元気だなと思うこと
犬のマロナの>>続きを読む
今年は織姫と彦星は会えるのかな
そんな事をふと思ったので、王道のラブストーリーを観たくなった。
『ロミオとジュリエット』の舞台とされるイタリアのヴェローナ。
あの有名なバルコニーのある'ジュリエッ>>続きを読む
「たった一晩踊っただけで、靴のサイズしか知らない相手と結婚するシンデレラって怖くない?」
拍手喝采だった。
そうそれ、ずっと思っていた。
よくぞ言ってくれました。
主人公のお友達。
友達になりたい。>>続きを読む
死んだふりをするかもしれない。
森の中でクマに出会ったことはないが、個人的にはそれに匹敵するかもしれないシチュエーション。
パリへ向かう飛行機、隣の席には決して良い別れ方とは言えなかった昔の恋人が>>続きを読む
"姫"と名のつくものに憧れた事がない。
自分でも何故かは分からないのだが、どうしてもピンとこない。
なので、「今は昔、竹取の翁といふものありけり」と始まった今作の冒頭で、中学の古文の授業と「断るなら>>続きを読む
「え、怖い。大丈夫なのかな」
大黒摩季
「あなただけ見つめてる」
初めて聞いた時の率直な感想である。恋のいろはも知らない小学生の私に心配される筋合いはないと言われそうではあるが、幼いながらにそう思っ>>続きを読む
幼い頃はただ怖かった。
昔の朝ドラを観ながら、朝ごはんを食べるのが流行っている。
『カーネーション』『花子とアン』が面白かった。
「綾野剛好きなら『カーネーション』観るといいよ」という友人の勧めがき>>続きを読む
「この度、Filmarksで発生した『フロッグ』事件において容疑者は、"悪気はなかった" "こんな事態になるとは思っていなかった" と供述している模様です」
「この手の犯罪は、SNSが普及している現>>続きを読む
私の中の
子供の私 vs 大人の私
私の中の幼稚園児と小学生が結託して大暴れし、子供サイド圧勝。
何故、プー側に感情移入して観ているのか、途中で疑問に思わなくもない。
大きな音がしそうな枯葉が落ち>>続きを読む
耳が痛いどころの騒ぎではない。
穴があったら入りたい。
掘ってでも一旦入りたい。
親孝行をしていないどころか、親不孝しかしていない自覚がある。
上京した両親を迎える子供たち。
親子なので、子はいつ>>続きを読む
恋愛対象となる性別の人との友情、"あり派"である。
私の場合だと"男女の友情"ってことになる。ただ、お互いに恋愛感情が無いと分かってる時に限ってという注釈がつくので、本当のところどうなのか。
18歳>>続きを読む
13歳がどれほど幼いか。
ちょうど中高生がまわりにいない。友人の子供も大きくても小学校低学年。仕事で接する子もアルバイトの大学生。
私だってその間の不安定な時期を経て大人になっているはずなのに忘れて>>続きを読む
「阿部定って人、何したの?」
小6の娘にこの質問をされた父の心境を思うと、未だに「その節は大変申し訳なかった」と言いたくなる。何故その質問に至ったのか全く記憶にないのだが、自分の発言でちょっと空気が>>続きを読む
気をつけなければ、と思った。
11才の少女ライリーの頭の中の感情たち。ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。
ライリーの頭の中の司令塔にいる彼らだが、ライリー家族の突然の引っ越しがきっ>>続きを読む
水も孤独も愛も形がない。
あっても、次々と形を変えていく。触れるけど、掴めない。
一瞬にして包まれると世界が変わる。
でも、どちらも確かにそこにある。そう思った。
1962年、アメリカ。
政府の極秘>>続きを読む
「ピンクは愛されたくて、紫は欲求不満の色らしいっすよ」
その昔、私の鞄から出てきた2冊のノートを横目に、学生のアルバイト君がそう言った。
「うるさいよ」
あんまり人に言わない方がよい言葉ではあるが、>>続きを読む
Dot the i's and cross the t's
"細部まで気を抜くな"
筆記体でiとtは、最後に点を打つか横線を引くかの違い。
そこからくる慣用句らしい。
結婚を控えた女性が独身最後の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
圧倒的なラストシーン。
彼女の眼差しの先にあるのは、
2人の過ごした日々と自分を見つめる彼女の眼差し、28ページ。
オルフェウスとエウリディケが成し得なかった、見つめないことで生まれるはずだった絆。>>続きを読む
「箱入り娘ですね」
「いえ、うちはバラ売りです」
高校の頃、母がそう言っていた。
多分、保険の見直しかなんかに来ていた方に。
(なるほど)
自分の部屋に入りながら思った。一人娘なので「蝶よ花よ」と>>続きを読む
「うぇーい!」
たまに言われるが、申し訳ない。なかなか「うぇーい!」とは返せないタイプである。
テキーラ片手に「おつかれーっ!」とハグしようとしてくる人もテキーラだけ受け取り、ハグは回避する。
映画>>続きを読む
「お金なんていらない。愛が大切。いつも一緒にいたい」
質素でもいつも笑顔に溢れた家庭を望むシャーリー・マクレーン演じるルイザ、けれども何の因果か結婚する人する人、成功して莫大な遺産をルイザに残し次々>>続きを読む
「モーセかよ」
その昔20人くらいで、掘りごたつのお座敷で飲み会をしていた。
壁側のど真ん中に座っていたので、お手洗いに脱出する道のりがどうにも狭く長く、ものぐさを大発揮してくっついていたテーブル2>>続きを読む
「飲み会より安いでしょ」
ずっと観たくて、でも観る術がなくDVDを購入しようか迷っている、そう言ったらzoom飲みをしていた友人にそう一喝された。
間違いない。
その場で買った。
不要不急の外出>>続きを読む
「ねぇ、ごめん。どこが好きなの?」
よく聞かれた。
私の友人達は、私が恋に落ちる相手に対して、よくそんな疑問を持つ。
「いいの。好きなの」
とお答えする。まぁでも、あちらの言わんとすることは、こちら>>続きを読む
マジか💕
独り言なのに、ピンク色でハート付きの声が出た。
まさかNetflixで観られるとは思っていなかった劇団☆新感線!
天正18年。
本能寺の変で織田信長が明智光秀に討ち取られてから8年が経っ>>続きを読む
「何でもすぐに聞かずに、自分で調べるという努力をしなさい」
「これ、どういう意味?」
小4くらいの頃、本を読んでいて分からない言葉に出会った時に母に尋ねたら、辞書を渡されそう言われた。
夕飯の時に>>続きを読む
音楽には魔法の力があるのかもしれない。
ホウキにまたがってみた所で空は飛べないし、タンスの奥にナルニア国へ繋がる道も見つからない。
でも。
心を込めて、嬉しい、楽しい、悲しい、寂しい、悔しい、怒り、>>続きを読む
きっと明日
私は人混みの中に
佐々木を探してしまうだろう。
学生時代のふとしたワンシーンが浮かぶ時、その1枚の写真のような思い出の中に佐々木はいる。
授業で使うCDデッキのディスクトレーに接着剤を付>>続きを読む