みゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

コナンくん面白かった…!大して予習もせず行ってしまったし席ガチャは失敗したけどそれでも良かった。つか爆速で席埋まっててビビる。あとネタバレがどうとか嫌なのでしばらく書かないけど、コナンとまじっく快斗Y>>続きを読む

クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.5

出張先のカンヌである仕打ちを受けた映画会社社員。失意の中で、カメラを持ち歩く仏人の女と出会う。写真撮影=映画撮影とも取れる意味深長なセリフ。自作パロディのようなおなじみシーンで癒されたり煙に巻かれたり>>続きを読む

おとなの事情(2016年製作の映画)

2.5

やっぱりね、パートナーといえど人の携帯なんか見るもんじゃないよね。知らん方が幸せな事もあるのですよ。

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

高級スキーリゾートを訪れた家族。その雪山で"人口の雪崩"に驚いた父親が、家族を放って逃げてしまったことから、平凡な家庭が急速に歪んでいく。この出来事がもたらした夫婦間の傷の行方は…。父親として崩壊した>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

母親の手術費用のため地下の賭けボクシングで生計立てていたマルコは、ある日突然韓国へ帰国した父親が自分を探していると告げられる。手術費用のため言われるがままにフィリピンから出国するが、"友達"を自称する>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

4.0

これこれ!これが観たかったソフィア・コッポラ!!華やかな世界と閉塞感の間で移りゆくプリシラの表情がたまらなく美しいし淡い色彩なのにカラフルなファッション美術はもちろん最高。めっちゃめちゃソフィア・コッ>>続きを読む

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

3.5

一貫して“手”にまつわる物語だった。服に針を通すのもアイロンをかけるのも畳むのも全部手。職業的な道具として、時に性的なモチーフとしての手の使い方が秀逸。ある場面で主人公が「あなたのサイズはこの手が全部>>続きを読む

息もできない(2008年製作の映画)

4.0

久しぶりに観たけどやっぱりラストが素晴らしい。私は今作を韓国版ネオレアリズモだと捉えていて、儒教文化から連なる家父長制の暴力と貧困から生まれる弱者への暴力による終わりのない怨嗟を全編に渡って描いている>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私全然詳しくないしプロレス映画かぁ…と思ってたんですが、兄弟愛の映画でした。80年代に日本でも流行った鉄の爪と呼ばれる、頭を鷲づかみにするその技は、実は家族をつかんで離さない父親の象徴でした。フリッツ>>続きを読む

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

3.5

私調べによると会社が大きくなればなるほど様々な精神的問題があるのかなと思われる人が増える。彼は突然の出来事に弱くて、でも心が本当に純粋で、約束は守るしまさに永遠のピーターパンという感じ。自閉症の特徴と>>続きを読む

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人生に絶望して人生から逃げようと憧れの場所に救いを求めて、もしそこにたどり着けたとしてもそこにあるのは結局自分の人生で逃げてきたつもりの日常で、 理想とか憧れはそういう蜃気楼のようなものでしかなく、自>>続きを読む

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

5.0

監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネ、主演クリント・イーストウッドという凄いメンツで出来た作品。何回も見てるけど最初っから、めっちゃ音楽が素晴らしいんです。流石モリコーネ!物語は呆れるくら>>続きを読む

成功したオタク(2021年製作の映画)

4.0

自分の推しのスターが性加害犯罪者だった事に直面したファンたちを追った韓国のドキュメンタリー。それぞれの濃さで怒りと失望を滲ませつつ、「推し活で育まれた自己肯定感」と必死に向き合っただろう彼女たちの言葉>>続きを読む

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

3.5

1950年代のパリが舞台。すっかり人気を失った老手品師、タチシェフは劇場を追い出され、スコットランドの離島に流れ着く。そこで出会った少女、アリスはタチシェフを魔法使いと信じて慕い、エジンバラへ。彼と行>>続きを読む

パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜(2023年製作の映画)

2.5

22歳でパティスリー世界選手権チャンピオンになるまでの天才パティシエ、ヤジッド・イシェムラエンの自伝をベースに作られた作品。彼の辿った過酷な生い立ちを軸に、母との複雑な関係性、里親から得た精神的な支え>>続きを読む

ヒース・レジャーの恋のからさわぎ(1999年製作の映画)

3.5

ラブコメ学園ものとして王道なのに今作にしか出せないユーモアとテンポと魅力が満載!ずっと明るくて賑やかで笑えてなんか元気出ました!元から醸し出すオーラが半端ない分、学校のとんでもねぇ奴感が増し増しのヒー>>続きを読む

インソムニア(2002年製作の映画)

4.0

「道を見失うな」
ノーラン作品の中で最も見返す頻度が高い作品。当時62才のアル・パチーノが走る走る走る。善悪の彼岸で葛藤する刑事の姿に、アル・パチーノ的アンチ・ヒーローの集大成を見たように思う。道徳的
>>続きを読む

ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

3.0

美人で精神科医パトリシアと一見完璧な妻を持ち、自身もかつては売れっ子オペラ作曲家のスティーブン。生活には不自由なさそうなスティーブンだし、パトリシアのどちらも今の自分の生き方に疑問を持ち何かを探してい>>続きを読む

マリリンとアインシュタイン(1985年製作の映画)

4.0

何度見ても最高な傑作。原爆のことで苦しむアインシュタインとおぼしき教授と、物のように扱われることに悩むマリリン・モンローとおぼしき女性が一夜を過ごす話。『オッペンハイマー』をみた人にも是非興味があった>>続きを読む

エブリシング(2017年製作の映画)

3.0

良かった、良かったんやけどSCIDの患者さんがあんな健康そうな身体つきなのはおかしいんよなぁ…とか思ってしまった。

リトル・エッラ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まだ幼いのにすでに人間嫌いを炸裂させてるエッラ。両親不在の1週間を唯一大好きなトミーおじさんと一緒に過ごせると知ってご機嫌でいたら、スティーブという名前のトミーおじさんの恋人も一緒に3人で過ごすと判明>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

24年間にわたる男女の恋愛模様を描いたとてもとても切ない作品。12年スパンでストーリーが展開され、取り巻く環境や心情の変化が2人それぞれの視点で描かれている。美しいセリフの数々が印象的。幼馴染と夫に寄>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.0

知識のある人にとっては考察しがいがあるだろうし、ボーっとしながら観ても感情が揺さぶられる。アートな映像だけでも充分に刺激的。SFで、哲学的問いかけで相互理解のヒントでもあって、お話自体よりもバランス感>>続きを読む

RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

4.0

両親の離婚を機に貧しい生活を送るクルド系音楽一家に生まれたジワ・ハジャビ(Xatar)カターがドラッグの売人、店の用心棒、金塊強盗に手を染めたXatarの半生の物語。親の離婚を機に悪い方向へ進んでくカ>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.5

楽しい。世の中で色々な悲しい出来事が起こっていて、落ち込んだりもするけどこういう楽しい話は元気貰える。とても良かった。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.5

やっぱり環境って大事だな。愛情て最高。今日あったどうでもいい話を聞いてくれる相手が居るとか幸せなんだと改めて思う。

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

3.5

淡々とした物語とアイスランドの自然が映し出される映像美がとても合っていて、没入感があった。主人公の苦悩の道行きを自分だったら…とか考えながら美しい映像を見入ってしまいました。題名の通り、テーマは神と生>>続きを読む

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.5

50万人以上に死を招いた薬害問題「オピオイド危機」を巡る、写真家ナン・ゴールディンの闘いを記録したドキュメンタリー。彼女の現在の活動とラディカルな半生とを並行させ、その反骨心の原点へと迫っていく構成に>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.0

ゴーストバスターズの歌が聞きたいっていうのもあるし、レジェンドが観たいのもある。シガニー・ウィーバーはいなかったけれども。ストーリーは可もなく不可もなく、少女よ、大人の階段上れよみたいな。良かったです>>続きを読む

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.5

スコセッシにシュレーダー、おまけにこのシビれる面子。オープニングがまたいい。閉所恐怖症だった主人公が刑務所のルーティンに馴染んでいる。生業がカードゲームだから何かが起きない訳がないが、劇的な展開はない>>続きを読む

フィンチ(2021年製作の映画)

3.5

トム・ハンクスは良いですね。物語としても良かった。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

嫌悪していたステレオタイプの黒人小説を書いてみた売れない作家。求められる黒人像を演じるジェフリーライトに笑うという皮肉。審査会ランチでの人気女性作家との会話が映画の核心をえぐり出すよう。音楽も素敵。シ>>続きを読む