Jayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Jaya

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写真記(1986年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

おそらく当時の自身の身の回りや思い出を再構成したストップモーション。

新宿ビル群がシンボリックに映し出されますが、私は何の思い入れもないので、そうですか…という感じ。その思い出にも当然思いは寄せられ
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GRIM(1985年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

団地の一室をセンセーショナルに映し出したようなストップモーション。

テレビの使い方と照明や色彩は印象に残りましたが、その他は技巧に走りまくりなだけという感覚を受けました。Grimな日常というよりただ
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GHOST(1984年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

寮のような場所に顔のない男のイメージが横溢するストップモーション。

顔が映されないといってもバルブ撮影的に消えてるだけなので、顔動かしてるイメージしか湧かない…。目線のアップも全然雰囲気ありませんで
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DRILL(1983年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

寮の玄関のような場所を柱を中心に撮影したストップモーション。サイレント。

映し出されるうちに歪みを見せ始める日常の場というイメージでしょうか。必然的に演出される閉塞感が息苦しい。

劇伴がないのが残
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THUNDER(1982年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

閃光と女性の顔とともに校舎の中を縦横にカメラが動くストップモーション。

ビープ音から構成された機械的な劇伴が強烈で、インパクト抜群の映像とともに全てが鮮烈に印象に残りました。

バルブ撮影の閃光や顔
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BOX(1981年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

一天地六的に風景が映された立方体が回転したりするストップモーション。

押しつけがましさはないけれど、あまり面白さも感じられず…。箱の動きをどう捉えていいのやら。空間が平面化されるけど、訴求力を感じま
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SPACY(1981年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

体育館に置かれた写真に入ったり出たりが繋がるストップモーション。

映像的な遊びは面白いけれど、革新性を感じるわけでもなく。没入の過程と離脱と、ということなのかな。終盤の目のチカチカするエフェクトがし
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

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ギャングのヴィンセントとジュールス、ボクサーのブッチを中心とした一日半の出来事が時系列を入れ換えながら映されるお話。こんなに長かったっけ。

オムニバス的に繰り広げられる彼らの転機の一日。一番色々あっ
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落穂拾い(2000年製作の映画)

3.6

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フランス国内にて「落穂拾い」する人々を中心にお話を聞くドキュメンタリー。プリクラをハッキリ見たかったなあ。

廃棄物を拾う「落穂拾い」が刑法の文言にも出てくるほどに歴史的にも裏付けのある行為だというこ
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.1

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CM撮影で来日した俳優ボブと写真家の妻シャーロットが新宿のホテルで仲良くなるお話。マシュー南ていたなそういえばそんなの…。当時でもキツい。

前半はそれぞれの閉塞と異国での孤独が描かれますが、明らかに
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アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

好々爺アニエス・ヴァルダがその作品を振り返り制作について語るドキュメンタリー。オープニングクレジットからとても心地良い写真と劇伴。

ヴァルダならではの演出と諧謔とともに語られる作家人生と作品たち。聴
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大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院(2005年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

グランド・シャルトルーズ修道院の生活に密着したドキュメンタリー。字幕の入れ方が余りにも不親切な気が。

淡々と映される修道院の内部ですが、悲しいかな美しいと感じるカットが殆どありませんでした。特に風景
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ゴジラVSキングギドラ(1991年製作の映画)

3.5

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未来人の助けでタイムマシンでゴジラ消滅させたら代わりにキングギドラ作られて復活ゴジラにやられてメカキングギドラで倒すお話。博多が火の海に!

もはやオマージュで済むとは思えない設定の数々。元ネタ映画は
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ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.2

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白神博士がゴジラとバラと娘英理加の細胞を混ぜて出来た怪獣ビオランテが三原山から蘇ったゴジラと相討ちするお話。チョイ役すぎるデーモン小暮。

信じがたい程の大根揃いの俳優陣、というか俳優ですらない?特に
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近松物語(1954年製作の映画)

4.2

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京の大経師の家内おさんが兄から無心されたのを手代茂兵衛が都合付けようとして不義を疑われ逃げるうちに本当に恋仲になるお話。地歌の巧拙が分からねえ。

やはり圧倒的な撮影の美しさ。美術も素晴らしい。一方で
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ベトナム帰りで不眠症のタクシー運転手トラヴィスが大統領候補を暗殺する代わりに少女の娼婦アイリスのポン引きを殺すお話。ポルノ映画の続きが気になる。

トラヴィスことロバート・デ・ニーロの怪演が全てだった
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山椒大夫(1954年製作の映画)

3.5

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父を尋ね母と西行する途上で厨子王と安寿の兄妹が攫われ丹後の山椒大夫に売られるも後年厨子王が脱走して丹後守となって奴婢を開放するお話。原作森鴎外。

やっぱり流石に無理がありすぎる気のする荘園経営の描写
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

パリ14区のダゲール街の商店の人々を映し出すドキュメンタリー。1カットだけ美容院で映っていたどえらい髪型のオバちゃんが印象的でした。

香水店を皮切りに、肉屋パン屋雑貨屋美容院仕立て屋自動車教習アコー
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無法松の一生(1958年製作の映画)

3.2

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小倉の車夫富島松五郎が陸軍少尉吉岡の遺子小太郎の面倒を見つつ寡婦良子に密かに惚れるお話。そもそもセルフリメイクだとは知りませんでした。

松五郎こと三船敏郎と良子こと高峰秀子の配役が素晴らしいです。松
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仮面の米国(1932年製作の映画)

3.9

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第一次大戦から復員したアランが巻添えでチェインギャングとして収監され脱獄して建築技師として成功するも妻の密告で再収監され再脱獄するお話。「World War」に「one」が付かない時代。

アランこと
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

建具屋で二児の父のフランソワが郵便局員エミリと浮気して妻のテレーズが死んで再婚するお話。色々察するような車乗ってますが狙ってるなら凄すぎる…。

いきなり少女漫画みたいな脳天気な一家の映像。完全に虚仮
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続・黄金の七人/レインボー作戦(1966年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ジョルジャと「教授」と6人が前作に引き続いて南米某国の将軍誘拐作戦を引き受けて金塊を手に入れるお話。結局将軍はどこに行ったんだ…?

前作より役割が際立つジョルジャ。瞳の色まで変わって華麗な衣装。ジェ
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黄金の七人(1965年製作の映画)

4.1

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ジョルジャと「教授」、さらにその手下の6人がスイスの銀行から金塊を盗み出して裏切り裏切られまくるお話。ジョルジャのコロコロ変わる衣装が素敵。

いきなりの金庫破壊工作からのストーリーにワクワク。工作の
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女性上位時代(1968年製作の映画)

3.7

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未亡人ミミが亡夫が色んなプレイしてた隠れ家見つけてから片っ端から男と寝てるうちに放射線科医カルロに惚れられて女性上位達成するお話。複数カメラでしっかり編集されてるプレイフィルム。

観ているうちにミミ
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

休暇でパリから地漁村のポワント・クールトに帰ってきたルイに別れを告げようと妻エルも来るけど愛が熟成するお話。要所でいい動きしまくりの猫たち。

全カットの衝撃的な美しさに見惚れるばかり。ぬるぬると素朴
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薄桜記(1959年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

旗本丹下典膳が同門5人に妻千春を手籠にされて義兄に腕を斬らせて隠棲し復讐する間に堀部安兵衛が出てくるお話。犬投げつけてどうすんだ。

丹下も堀部もハマってるように思えず、千春は大根。そもそもキャラもブ
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セッソ・マット(1973年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ジャンカルロ・ジャンニーニとラウラ・アントネッリが演じる人々による猥談9編からなる短編集。章題の入り方が何となくシュールに感じました。

寝坊な女主人に欲情する早漏執事。貧乏バラックの子沢山夫婦。老婆
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紐育の灯(1928年製作の映画)

3.5

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騙されてNYでジーンと床屋開いたエディが隠れギャングのホークの殺人の身代わりになりかけるも助かるお話。床屋そんなに遅くまでやってるのかな。

サイレントの名残なのか中間字幕での場面説明がテンポよくて愛
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獲物の分け前(1966年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

事業家アレクサンドルの後妻のルネが継子マキシムと恋仲になって離婚までするけど捨てられるお話。中国語が初歩過ぎるのにもブルジョワ道楽感ありました。

早々にマキシムがルネに辛抱たまらんことになりよく分か
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パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

パリにてリトアニア移民ダイガ、マルティニーク移民テオと息子と別居妻モナ、弟でゲイダンサーで連続強殺犯カミーユが交錯するお話。車はモスクビッチ?

カミーユは実在のモデルがいるらしく、なるほど強くなぞら
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男の敵(1935年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

1922年ダブリンで独立運動組織をクビになったジポが指名手配中の盟友フランキーを売るけどすぐバレて銃殺されるお話。貨幣価値がよく分からない…。

ジポことヴィクター・マクラグレンがかなりの名演。ウドの
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処女オリヴィア(1950年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

19世紀末にフランスの寄宿制のフィニシングスクールにやってきたオリヴィアがジュリー先生にガチ惚れするお話。当然出てくるのは数カット以外全て女性。

コルセット消滅直前か、まあキャッキャと綺羅びやかな世
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シモーヌ・バルベス、あるいは淑徳(1980年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

パリのエロ映画館で働くシモーヌ・バルベスの夜半から夜明けまでのお話。映画館もショーパブもシステムが分からん。オバサンかオカマかも分からない。

3部構成で最初はもしやこれだけで終わるのかとも思った映画
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アトランティックス(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

セネガルで給与未払いからスペインに密航する途上で全滅した男たちが女たちに乗り移って復讐するお話。歌ってるところに劇伴被せるてどんな神経してんだ?

浮きまくりな配役の思い切りのよさ。エイダ以外は素人じ
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ある映画作家の手紙。白黒映画のための七つの断片(1982年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

パリの街の人々の短いカットを繋いだだけの短編。どこから影響受けたのか丸わかりですが、流行りに乗っただけ。

音響や劇伴で物語性や意味を付加しようという意図のようでしたが、単純に面白くありませんでした。
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トスカーナの小さな修道院(1988年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

トスカーナの修道院の5人の修道僧とモンタルチーノの人々を映したドキュメンタリー。修道僧が何でフランス語喋ってるのかよく分からない。

脈絡を一切感じさせないような淡々とし過ぎな撮影。中盤からは修道院は
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