個人の感想さんの映画レビュー・感想・評価

個人の感想

個人の感想

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.4

きもちわるくて笑えちゃう
シュールで面白いのなんでだろう。
なんか不思議なもの見ちゃった。
「結局あれなんだったんですか?」の描写が多い。
好きな系統ではあったけどもっと刺激が欲しくなる。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

難しい。理解できない自分が情けない。思ったより自分が歴史を知らなかったことを痛感。これを気に深く学びます。
「原爆」となったらやはり平和教育での知識が多いため、アメリカ側の視点はかなり新鮮だった。
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なま夏(2005年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

吉田監督の初期作品なので見た。

初期からこの方向性なのか!
やはり吉田監督のテイストは好き。いつもどこで救いない展開くるんだろうと毎回ヒヤヒヤしてしまう。。。
でもやっぱり気持ち悪いだけじゃないとい
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うまれる(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ずっとずっと見たかった作品がU-NEXTに来てて大歓喜。
この映画はもしも「うまれる」の要素がなかったらただの刺激物でここまで評価されていなかったと思う。もう娘は死んでいるのに、娘を産み落とす場面を空
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2010年製作の映画)

3.2

タイトルだけはずっと聞いたことあったけどこういう話だったのか。
会話や場面に余白が多く物足りなさを感じる一方で登場人物がポツポツと喋るような心地の悪さがクセになった。まーちゃんが本当に壊れてるから現在
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毒娘(2024年製作の映画)

3.0

以前同監督の『許された子どもたち』が面白かったため鑑賞。
内藤監督は思春期特有の衝動を表現するシーンが嗜好なのかな。。。?押見修造の作風と近い部分が元々あって今回のコラボに繋がったかもしれないと色々と
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日本の夜 女・女・女物語(1963年製作の映画)

3.2

男性による男性のための女幻想解剖録って感じ。

どこまでが本当かわからない映像ばかり。でもこの時代の奇天烈でアングラ雰囲気のモンド映画はクセになってしまってこういう作品をたまに見たくなる。
「谷川岳宙
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正欲(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

正直水に性的興奮を覚える人に共感はできないし、小児性愛の癖がある犯罪者はなんであろうと私は許せない。

ただ出発点がなんであれ、生きづらさは誰しもが持ちうるものだと伝わってくる。
持ちうるものだからこ
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

3.8

今の知識を持って見ると夫婦がずっと呑気で怖い。戦争を経験した人たちにとっても当時の感覚では核への知識と恐怖心はこんなもんだったんだろうか。。。
でもこれがリアルな気もする。
「理解のない女」「国のため
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市子(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

重いようで案外雰囲気重視に見えた。

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.4

鉄、血、汗、生肌。
生臭い錆びた匂いが漂ってくるし見てて痒くなる。
物語についてどうこうっていうより雰囲気は好きだった。表現の手数がすごい。
ただどんな感情の時に見るべき映画なのかは言い表しがたい。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

そりゃボーもおそれるわな。

どこまでが現実でどこまでが妄想なのか、精神的に病を抱えているであろうボーを通して見ると境界が曖昧すぎる。
たぶん映画を見てて自分の幻覚が混じってても気づかない。
ただ最後
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

なんだこれ好きです。
船にいた貴婦人のような人間になりたい。
そしてエンドロールに陶酔したのはこの映画が初めて。素敵。

(以下考えすぎ注意)
ベラの人生というより、ヒト、人類、社会といった壮大な歩み
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フッテージ(2012年製作の映画)

3.1

ジャンプスケア多め。程よい考察要素。
ホラーを手軽に楽しめるコンパクトなストーリーだった。
事件が紐解かれていく期待感が味わえる。バランスがいい方だと思う。

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.7

やっぱりこの監督が手がけた作品大好き。全部剥き出しで見せてくれる。
母親役の演技が迫真ですごい。他の役者ももちろんそう。白々しくなくて没頭させられる。

愛も結局、欲なのかな。
欲も愛なのかな。

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映画館に行く道と映画館から帰る道。
何も変わらないはずなのにこの映画を見終わったあとの街の景色がなんだか違った。

別の作品でも感じたが、やっぱり役所広司の表情の演技がすごい。分かりやすすぎない心から
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

いや行間。行間の表現に翻弄され続けてしまう。なにこれ。。。

ラストが近づくと心の中で「ちょっと待って」が止まらない。自分の胸騒ぎがうるさくて作品を見る視界もぐるぐるしてしまうほど。

ファムファター
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

2.6

映画のポスター可愛い。

映画の中の表現がわかりやすすぎてやりすぎ感もあるが、実際年を取ったらこの作品で大袈裟と思う表現がどれだけリアルに近いか理解できるんだろうな。
生きてれば自分も老人になるから未
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.8

希和子が悲劇的に映ることが解せないが、そこも含めてやっぱり面白い。
どうしても血縁の母親が可哀想。なのにヒステリックで嫌に見えるのが残酷。。。
そして恵理菜も業が深い。ただラストの彼女の表情と発した言
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

この胸糞、気持ち悪さ。顔を歪めながらもクセになるなあと思ってたら『さんかく』と同じ監督だったのか。。。
ずっと田母神を応援してて、ゆりちゃんの転落を望んでいたが、自分の感覚がかなり浅はかだった。その予
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最高だった。
小学生の頃謎に墓場鬼太郎をアニメで見ててかなり印象に残っていたため、「これは全く別世界の話…?」と不安にはなるが、ラストにかけての畳みかけが感動的でボロボロ泣いてしまう。

一方で容赦な
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リュウグウノツカイ(2013年製作の映画)

2.9

評価は低めだが、期待を上回っていた。
物語があるようで掴めず、
雰囲気映画のようで…なんだろうか。

若さゆえの疾走感が出ていて面白かった。彼女たちはただ一緒に何か気持ちを分け合うことで閉鎖的な漁村の
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さんかく(2010年製作の映画)

3.2

いやー気持ち悪かった。
でも他人事ではない地に足がついた歪み。
百瀬の演技がリアルすぎて嫌いになりそうだった。でもいるよねこういう感じの人。

劇中の平成の雰囲気が妙に落ち着く。特別面白い要素はないけ
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ほん呪シリーズや残穢みたいな作品が大好きな自分にとってぴったりのジャンルだった。感覚としては『女神の継承』に近い。
お約束を丁寧にやってくれるから喜べるポイントが多く、特に荒い映像で人相が淀む演出がぴ
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回路(2000年製作の映画)

3.6

自分の誕生日にわくわくしながら借りて見た記憶がある。
画力の宝庫。インターネットがもっと身近というよりダークな認識だった時代だからこそ滲み出ている雰囲気を感じる。
特別怖いわけでもないが、ずっと忘れら
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狂覗(2017年製作の映画)

3.0

結構面白かった。ゲームのシナリオとして体験したいようなストーリー。
主人公(?)の回想シーンは脂っこかったけど、それも薄まるようなぶっ飛んだテンポのラスト。好き。

(2021年製作の映画)

3.3

こういうファウンド・フッテージもの大好物。少女の婚約者(?)への執着を感じた。

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.1

ずっとずっと待ってました。
でも映画館で初めて眠くなるとは。
もっとこの映画に面白さを感じるレベルに達したかった。。。
強がらずに言うと、物語の構成が単調に「ABAB…ABABC」と延々に繰り返されて
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(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

見ているなかで、自分の気持ちを何度も黙秘したくなった。

この事件が起きた時は、ニュースを読むアナウンサーや取り上げ方を見て「本当にそう思ってる?」と、なんだか偽善のような気持ち悪さを感じた経験がある
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

常識って怖いな。
今「当たり前」と思っていることも100年後には残酷に映るのかなと考え始めると恐ろしい。

「お国から授けられる教育」以外で積極的に学ぶ姿勢がある登場人物が差別や戦争に否定的な意見を持
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

どこかで成長が止まったようにまっすぐで、感情表現もまっすぐだから、幼さゆえに社会のレールから外れてきた男の物語。
役所広司の屈託のない笑顔が忘れられない。
児童養護施設のシーンからしばらく一切表情を映
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