ASHITAKAAkinoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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話の話(1979年製作の映画)

4.2


2023年映画21本目

傑作選ラスト。まだ一度も刺されたことのない場所に深く突き刺さる怪作であり傑作。

冒頭のセピア色のシーン(狼の夢?幸福な記憶?)はなんとも言えないけれど、狼の彼(死んだ兵士
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霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

3.4


2023年映画20本目
(短編)

答えや明確なテーマをあえて提示しない佳作。
ハリネズミの仕草が可愛らしいのと劇伴もマッチしていました。恐怖を感じていた対象。怖いという先入観が普段は何でもないもの
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アオサギとツル(1974年製作の映画)

3.3


2023年映画19本目
(短編)

男(ツル)と女(アオサギ)の話。意地と後悔のせめぎ合い。ネックレスをいじいじしたり、噴水の縁石をなぞる指の優雅さはアニメーションならでは。声優含め笑わせにきていま
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キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.2


2023年映画18本目
(短編)

今作から声優がつく。コミカルな動きはさながらディズニーのよう。家を追い出されても、服(物質主義?)は手放さず、牛に話しかけられているときも疑り深い彼の服をかき集め
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ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

2.9


2023年映画17本目
(短編)

フレスコ画の引用のイントロダクション。子を抱く母のモチーフは前作にもありました。
主人公がいて、個を描くというよりかは群像、群衆を描き、そこに巻き込まれる市井の人
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25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.2


権力はソビエトへ 土地は農民へ 人々に平和を 飢えた者にパンを


2023年映画16本目
(短編)

傑作選を鑑賞。作品ごとにばらけているのでレビューもそれに倣って。
特に前知識もなく、ロシアのア
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.3

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2023年映画15本目

『The Fabelmans』の前にスピルバーグで観てない作品を洗ったところ、未見だったのでNetflixにて。

マット・デイモン、歯が白すぎないか。
と思う私自身も戦争
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.1

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2023年映画14本目

ワンシチュエーションスリラー。
頭空っぽ(でもOK)系ムービー。
中身はないがスリルはある。
つっこみどころが満載だがそれも楽しみながら観るのがご愛嬌。
手汗びっしょりかき
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.3

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2023年映画13本目

最初のナレーションのところで拒否反応が出たけれど、観て良かったです。原作も実写映画も見ていませんが、何となく興味を持ち、それこそ山に魅入られたように引き込まれていきました。
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.0

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2023年映画12本目

古典的ホラーの名作。
70年代当時、この作品をリアルタイムで観たら衝撃的だったのかなと思いながらも、2020年代にそう思えるわけもなく、淡々と鑑賞。ブリッジがないバージョン
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

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2023年映画11本目

鋏を引きずるボーダーコリーに、
怒鳴られて玄関口で戸惑うドンキーに、
何か賞を与えたい気分。

シュールな非喜劇でした。
原題は『The Banshees of Inshi
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.4

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2023年映画10本目

アムレートはハムレットの原型とされる人物。キリストは異教徒であり、ヴァルハラ、豊穣神フレイ(息子の名はフィヨルニル)などを信仰する人々の儀式などは見ていて興味深かったです。生
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

2.3

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2023年映画9本目

「火サスかよ」と独り言をつぶやいてしまうくらいには退屈さを感じてしまった。
クリスチャン・ベール、ハリー・メリングと役者が良い。しかし、それだけの映画、という印象を持った。その
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ベルファスト71(2014年製作の映画)

3.5

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前線にいたのはアイルランド人さ イギリス人は腰抜けだ

2023年映画8本目

ケネス・ブラナーの望郷的な『Belfast』でも描かれたあのベルファストの71年を舞台にした本作。あっちがぬるく見えるく
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ワイルドキャット(2022年製作の映画)

2.9

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2023年映画7本目

ドキュメンタリー映画に対する個人的なスタンスとして、基本的には製作者の意図により編集され、その一連の流れがうまく繋ぎ合わされることにより、見せたい画や観客に思ってほしい、あるい
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その道の向こうに(2022年製作の映画)

4.0

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どんな薬?  “死んじゃダメだよ薬”


母は残ったわ 私たちがいた家に 母だけ残った  何が言いたい?  残るのは精神的に良くない


誰かそばにいるのはいいもんだ


2023年映画6本目

A2
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レイモンド&レイ(2022年製作の映画)

4.3

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息子に墓を掘らせたいそうだ 機械を使わず手でね シャベルは使用可能


とにかく宗教色は抑えてくれよ  私は牧師だぞ


2023年 5本目

ただただ最高でした。
イーサン・ホークは『Moon Kn
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インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

2.5

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2023年 4本目

続編の粗製乱造と観たそばから忘れていくのがホラー映画の宿命ですが、ウェルメイドかつコンスタントに作品を手がけるジェームズ・ワンとリー・ワネルのコンビの本作。『Saw』シリーズでも
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

沈黙が破られ 約束が守られる


人は真実の前に沈黙する


2023 3本目

今や作るすべての作品が傑作、名作、大作ばかりのドゥニ・ヴィルヌーブの初期作品。ミソジニー、反フェミニズムの銃乱射殺害事
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

人は不安なとき神秘的な人物に惹かれがちだ 謎めいて威圧的な英雄に

どうせラジオの情報で論破する気だろう

家族ってやつはデマの温床だ

実際の災害を使ってシミュレーションの予行演習?

この世の人間
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

2023 映画1本目
公開当初はスルーしましたが、年始も地元の映画館でかかっていたので鑑賞。

ロードムービーであり、震災を背景に描かれた本作。よく比較される(せざるを得ないとも言う)宮崎駿監督作品に
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