物語の紹介:
北部の小さな町で郵便局長をしているアルベルトの夢は大都市ミラノのへの栄転、妻もそれを心待ちにしている。しかし、人事部にいる友人に頼んでもなかなか機会は訪れない。しびれをきらしたアルベルト>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
月、オオカミ、聖人ラザロの伝説、インサートされる年老いたオオカミの昔話、これらの関係が紐解けず悩ましい。
ラザロか蘇る時に現れ、二度目に死ぬ時に去っていくオオカミは守り神なのか…それともオオカミ(神)>>続きを読む
内容を理解することは最初からあきらめトニ セルヴィッロの演技を見ることを目的に観たので、わりと堪能できた。
おどろおどろしいシーンより哀愁を感じるシーンがよかった。アンドレオッティという人物の心の孤独>>続きを読む
エルネストは内装職人(tappezziere 壁紙や椅子を張る職人)の息子だ。
イタリア語で「tappezziere みたいな人」とは、壁みたいに場に溶け込み目立たない人を指すそうだ。
原題のl’ul>>続きを読む
「読書より友人とお茶する時間のほうが貴重」には賛成^ - ^
冒頭は原題「Cento chiodi(百本の釘)」にふさわしいサスペンス調。でも20分もすると邦題がぴったりくるオルミ監督らしい人間ドラ>>続きを読む
主役の女優さんがかわいかったのはよかった◎
残念だった点
1)主人公の同僚のヘルパーやセクハラ被害に遭った元ヘルパーが皆似ていて分かりづらかった。
2)主人公たちが抱えている問題の掘り下げが薄かった>>続きを読む
(ストーリー紹介のあるサイトが見当たらなかったので、それも含めての感想。)
1966年カンヌ映画祭で「男と女」とパルムドールを分け合った作品。
北イタリアのトレヴィゾ(お金持ちが住む町)に住む暮らし>>続きを読む
舞台はローマ。エドアルド レオは父から小さな四つ星ホテルを相続したボンボン息子役。
リーマンショック後、中途半端に高級な彼のホテルから客足は遠のき、赤字と高い税金(固定資産税?)に悩む。
ところがホテ>>続きを読む
時期的には「ラスト タンゴ…」の少し前の作品と思うが、「ラスト」のようなくたびれた中年男ではなくシブい40代のマーロン ブランドを堪能できた。金髪に染めて(?)ふてぶてしい一匹狼的な英国の工作員を演じ>>続きを読む
様々なことが分かる人には分かるように示されれていてアソビ心のある映画だった。
例えば、
*昔の映画へのオマージュと思われるシーンがあちこちにある。どれだけ気づくかは、観ている人のシネフィル度による。>>続きを読む
イタリアでは今でも教会で結婚したカップルの離婚は手間がかかるらしいが、この映画の時代は離婚はご法度だった。ちなみにマストロヤンニが読んでいる法律書によれば、妻の不倫を知り逆上して妻を殺した場合、禁錮3>>続きを読む
この作品の中にカッコいいマフィアは一人も出てこない。ナポリのマフィア(カモッラ)が皆そうなのかは分からないが、熊やブタのような体型でTシャツに短パン、サンダル履きで銃撃戦をする。
全く予期できずギョ>>続きを読む
ベルトルッチ監督の、故郷エミリア ロマーニャへの愛が物語や映像にあふれていた。この時代の社会のことも分かって、エンタテインメント&芸術的&歴史的の三要素が揃った作品で見がいがある。
ロバートデ ニ>>続きを読む
堕ちたマレーナに対して実の父親までもが扉を閉ざすのは悲しかった。でも、当時の社会では当たり前の態度だったのだろうな。
マレーナのリンチシーン、モニカ ベルッチの本気度が伝わってきた。
ストーカーぎ>>続きを読む
以前観たときは重い作品という印象しかなかったが、シチリアのマフィアについて少し知ってから見直したら非常に面白かったし、意義ある作品だということが分かった。
シチリアのマフィア「コザ ノストラ」には厳>>続きを読む
緑色の服とショートカットのかつらの時のヒロインがキレイだった。そこだけは◎
一つ一つのシーンは面白いのに全体的には まあまあレベルなのは人物の掘り下げ(主役の若い2人と中年男)が物足りないからかも。走>>続きを読む
愛する女(妻、ほかの男とも関係を築いていた)に自殺された中年男の悲しみや虚無感を、まだ30歳そこそこのベルトリッチが体験もなく描けたのだとしたら、脚本家として絶賛したい。
物議を醸したバターセックス>>続きを読む
マカロニウェスタンを初めて見た。C・イーストウッドがかっこよかった。葉巻をくわえたまま本当にセリフが言えるのだろうか?
イーストウッドはゲンを担いで、セルジオ・レオーネとの三部作の間、一度もポンチョを>>続きを読む
地面の下に埋めたクルマから音楽が流れてくるシーンはよかった。
仲間うちで馴れ合いの中で作ってしまったような印象を受け、パンチに欠けた。
エドアルド レオの初監督作品「Diciotto anni dop>>続きを読む
第一次大戦の前線で戦う兵隊たちに起こる悲劇をコメディ的に描いている。笑わせながらゾッとさせる、モニチェッリの手腕が光る。DVDのインタビュー映像によると、戦争をコメディにした初めての試みだそうで、製作>>続きを読む
感動できるシーンなく、共感できる所もなかった。
・冒頭のミルクティーに付いてる銀色の牛の形のミルク入れがかわいかった。
・洗剤の訪問販売の女の子の、瞼に青い瞳を描くメイクが印象に残った。
・S サンド>>続きを読む
「Un borghese piccolo piccolo」という原題の意味は、プチプチブルジョワ。ブラックユーモアがすごい!
(*ここから内容に触れています)
主人公は定年間近のサラリーマン。楽しみ>>続きを読む
実験的な作品のように思えた。感動するシーンがなかった。監督は、ヌーヴェル・ヴァーグを意識して作った作品と言っている。ジーナの役はアンナ・カリーナのイメージで作っているのかも。でも、ジーナの二重あごが残>>続きを読む
事情聴取をされる男たちがみんな訳ありで「犯人かも」と思わされ、どんどん惹きこまれていった。
兵隊に孤独を感じた。サンダルのペタペタ音が耳に残った。娼婦の味気ない部屋がわびしかった。
<memo>
●>>続きを読む
今まで見たアントニオーニ作品の中で、一番よかった。
頭に残っているもの:
*主人公のカメラマンの白いパンツ。すごく自信たっぷりな人に見えた。
*公園の木々がザワザワいう音。何か起こりそうなゾクゾク感>>続きを読む
4話版を鑑賞。それぞれの監督のカラーが色濃く出ていて面白かった。モニチェッリだけは、いつもの彼のカラーと違うように思った。
第1幕:モニチェッリxマリサ・ソリナス。会社をクビになるのを恐れて結婚した>>続きを読む
赤が印象的。音楽が怖い、音楽のせいで常に何か起こるんじゃないかとゾクゾクさせる。
DVDの監督インタビューが、セットの工夫など分かり面白かった。(監督の顔がムンクの「叫び」的で一番怖かったかも。)
1920年代に米国であったイタリア移民冤罪事件を映画化。すでに死刑は執行されたけれど、この映画の影響で50年後に判決が覆ったという歴史的な意義のある作品。
当時の社会派アメリカ市民の再審要求デモのドキ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
主演の老詩人ジョルジョ、青年アレッサンドロを始め全出演者がすばらしかった。演出がすごいということかも。それに加えて心に響くセリフがたくさんあった。老詩人のエレガントな話し方と青年たちのローマ方便のキツ>>続きを読む
悲劇を悲劇として描いていて疲れた。
ヴェロッキオ監督は今のところ「夜よ、こんにちは」がベスト。
脚本も美術など含め映像も細部の作り込みがすごい! ゾクゾク感いっぱいの極上ミステリーだった。監督は「題名のない子守唄」に引き続き、またしてもエロチックなシーンを撮るのがうまかった。
邦題が長すぎて覚え>>続きを読む
ミケーレ・プラチドが怪演していると聞いて、期待して観た。
最初に声で彼と分かり、どんな姿で出てくるのかとゾクゾク、期待を上回る悪趣味な悪役ぶりだった◎
トルナトーレ監督=「ニューシネマパラダイス」のイ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
エドアルド・レオが演じる主人公は、クラウドファンディングで起業資金を捻出しようとしたが集まらず、腹いせに酔った勢いで「XXユーロ集まったら彼女とのセックスを公開します」と書き込んだら一気にお金が集まり>>続きを読む
すれ違い生活で離婚の危機が迫る夫婦を描いたラブコメディ。妻はテレビ番組の司会者、夫は脳波を研究する医師。ある日、妻を相手に、相手の頭の中を読む装置の実験をしていて、2人は入れ替わってしまう。つまり、夫>>続きを読む