OGSさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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BLACKPINK ライトアップ・ザ・スカイ(2020年製作の映画)

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Filmarksでレビューつけれるんだ…
NHKスペシャルにスコアつけるみたいなもんだと思うんだが。
ただ、俺はBLACKPINK好きです

怒り(2016年製作の映画)

3.4

誰が一体犯人なんだ、という刷り込みがラスト20分まで効果的で、自分に対する怒りなのか、他人に対する怒りなのかとタイトルがずっとチラついていて面白かった。

だけどラスト20分は興醒め。
坂本龍一といえ
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TOKYO!(2008年製作の映画)

3.5

こんな企画が続けばいいのに!
とまぁ思うけど、オムニバスって客入り悪いんだよな。

でも東京という切り口が山ほどある舞台を扱えるだけに三者三様の楽しみがある。ただ、東京のスケールで作っていたのはカラッ
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アネット(2021年製作の映画)

3.4

ミュージカルのアプローチとしてめちゃくちゃ斬新だったけど、延々続くとメリハリ無くてぐったりする。
しかし、アダムドライバーって何やっても様になるの本当凄いな。日本人俳優のキャスティングにはびっくりで嬉
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

理屈や経験で語れることが出来ない子供にとって、何かに共鳴してそれに同じくして惹かれ合う同世代の人間って代えがたい存在。
90年代に指先に触れたHIPHOPは今でも自分にとって宝物だし、あの日の自分にと
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下妻物語(2004年製作の映画)

3.9

18年前、高校生のとき試写会のチケット当たって、学校帰りに見に行った。その時以来に見たけど、ヒロイン2人が眩いほどに輝きまくってて、やっぱりすごい面白い。
真木よう子がBABY,THE STARS S
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.7

結末をメインビジュアルにしてもなお、感動できるってことが凄い。
じゃあ他のメインビジュアルで成立していたかというと、そんなことはもう想像すらできない。
ベタだし、典型的だし、王道。でもそれがやっぱり面
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.4

冒頭のクラブのシーンが何度も見たくなるぐらいとにかく魅力的。
生と性を掛け合わせた優れた群像劇。
ただ、長い。

牛久(2021年製作の映画)

3.8

平和の祭典、ダイバーシティ、そんなことを謳ってた翌年に戦争が起こっている。
傍観ではなく主体的に動かなければならない、と突き動かすものを体感した。

教誨師(2018年製作の映画)

3.6

戯曲のようなシナリオが凄い。取材を元に丁寧に考え込まれていて、それを芝居する役者たちが魅力的だった。
少ないロケーションの中で、手持ちカメラが随所で効果的。
ラストシーンでは教誨師も聖人君子ではなく、
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

何回見たか分からないけど、レイシズムの歴史下の勧善懲悪という爽快感と、ジェイミー・フォックスとクリストフ・ヴァルツのバディムービーとして互いを高め合いgoodbyeではなくアウフヴィーダーゼンの存在で>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.3

冒頭10分の、いやファーストカットから引き摺り込まれる力が強い。
ただ、中盤は想定通りの展開が続きやや中弛みを感じる。
過去作を未見の状態で見たけど、当時描いた世界と今作が地続きであれば、人間の未熟さ
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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

3.9

劇中劇の概念を破壊する傑作喜劇。
楽しい映画ってやっぱりいい。

河内山宗俊(1936年製作の映画)

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早熟の原節子は無二の存在感。人情紙風船の2人が子供のために命を捧げる生き様は、百万両の壺にも通ずる世界観で当時の時代の移ろいを想像させられる。

しかし、セリフが曖昧にしか聞き取れなかったことが残念。
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.3

バカヤロー!怖すぎるわ!
音楽も映像もいかにもなホラーの世界観で、魔女もまったく裏切らない存在感。ただ、一番恐ろしいのが敬虔な信者である両親っていうね。分かりやすい強烈なホラーでした。(マジ苦手なんで
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晩春(1949年製作の映画)

3.8

家族という共同体や、結婚というシステムの中で、小津安二郎らしく地に足のついた群像劇で個が描かれていく。
誰かの幸せを願う行為が、時として独善的にもなりうることを教えてくれる。
東京物語然り、原節子の魅
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

御歳80歳を越えて、こんな作品作れるのか!リドリースコット凄すぎるわ!
事実は小説より奇なり。
そして物語の構成として現代に通ずる作風を見出した黒澤明と傑作「羅生門」に乾杯!

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.4

第一章。背景。という印象。
そんなプロローグを長く描きすぎている気がしてもどかしかったし、ちょっと疲れた…
ただ映像はドゥニヴィルヌーブの才能に圧倒される。

メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

一言で言い表せない、何層にも重なり合った奥深さ。
まるでそこにあるかのようなSF世界を創り出してしまい、
1人の人生の営みを追い続けたヒューマンドラマでありながら、
言語にスポットライトをあてて他者へ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

タイトルまでの画が凄い!
SFでノワールでアクションって韓国映画は海外を見据えてちゃんと作られているなぁとつくづく思う。

人情紙風船(1937年製作の映画)

4.0

日本人のかつてあった美徳が失われていく様を、紙風船のように喩えた山中貞雄。
義理人情が理として崩れ始め、清貧では飯が食っていけない浪人の葛藤と、
資本主義の格差を受け入れ逞しくもずる賢く生きようとする
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.4

コーヒーとタバコに満たされる時間って、何かの合間のことで大体覚えていない。でも、いざ意識してみると楽しい時間だったのかも。

オムニバスらしく当たり外れはあるものの遊び心とセンスの良さ。
11本のうち
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.5

脚本が良いんだろうな、好みの映画ではないけど最後までしっかり見れた。
そして、カンバーバッチの芝居が素晴らしい。
あと、トーマシンマッケンジーはもうこの手の役柄はベストマッチ。

しかしまぁ、Netf
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.3

日常生活の鬱屈した部分を台風が何か変える兆しとなるのではないか、明日は想像だにできないことが起きているかもしれない、という不謹慎ではあるかもしれないけど、社会に対する破滅的願望は誰しもきっとどこかに存>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.3

資本主義を露悪的に描いているけど、主演2人で50億以上の出演料。
まるで胴元のNetflixのことも嘲笑っているような部分がクリエイター達からは感じられて、それが皮肉っぽくて良かった。
しかし、バジェ
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丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

4.3

約90年の歳月を感じさせない普遍的な物語。
現代劇に対して、シンプルな手法とテンポの良さは未だにアンチテーゼ、お手本としての位置付けにいる。
登場人物たちの腹の中や、時間経過、殺陣、、、
どこを切り取
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さがす(2022年製作の映画)

3.3

前作「岬の兄妹」と同じく貧困、孤独、家族が描かれる物語はショッキングでグロテスクで待ったなし。
笑っている観客もいるし、生唾を飲む観客もいる。自分は何ひとつ笑えなかったが目を逸らすこともできなかった。
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空白(2021年製作の映画)

3.3

大切な作品だなと思う。
想像力が欠けてしまう社会に晒されているからこそ、矛先が誰かに向かってしまう。
だからこその片岡礼子の存在。抜群に良かった。
彼女はここ最近の出演作品では主演よりも印象に残る。
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.6

凄いバイタリティを感じる作品。
ひとりの女性の日常が描かれるも、冒頭から待ったなしで描かれていく物語に、潜在的な偏見が剥き出しにされていく。
それは家族もしかりで、ハンディキャップある娘にどうしても語
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.7

今の時代でもどうやって撮ったんだ!?と思わせる画の力。
そしてこの演出たちよ。制約の中で映画を面白くしていく魅力が詰まってる。