ネットさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

3.0

つまんない。トニスコと同世代なはずのベイだけど、カット割りまくりで見づらいというよりも編集の組み立てがしっちゃかめっちゃかで見づらい。シーンの緩急がなくてめちゃぶっきらぼう。ただ、今の時代で実景にCG>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

シンプルにつまらなかった。他人の夢の話は面白くないとよく言われるが、まんまそれであった。
宮崎駿の映画としてどうというのはあまりわからないのだけど、大傑作『風立ちぬ』の次作という観点で見るとあまりにも
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

当たり前だけど、全然スピルバーグじゃない!という感覚がずっとあった。活劇以外のドラマパートの時間が長かったりする感じ。そもそも朝起きて隣人トラブルを抱えながらコーヒー淹れるインディなんて見たことない。>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.5

面白かった。最後のキスシーン褒めてる人多いけど、ちょっとキツいかも……画面内情報量増やしときゃいいやろ精神が見え見え。

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.5

楽しかった。インディジョーンズ的なものを求めて見始めたけど、インディよりもだいぶんスパイ映画要素強いし、マクガフィンの魅力がちょっと弱い。比較するのもなんだけど、インディは基本は秘宝の奪い合いで進み、>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

ひたすら目が楽しい。
マイルスがグウェンに言う「僕と君は同じ」という発言にモヤモヤ。マルチバース、共感・共鳴・同調("I looked at my uncle Ben......" "Let me g
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

面白かった! ブラックアダムは衒いのない真っ直ぐな面白さだったけど、今作はお話の面白さで貫く感じがあった。
スーパーガールがめちゃくちゃかっこいいだけに扱いが雑すぎるのが許せない。割と難産だったことを
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ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白い。純然たるサイコホラードラマinお化け屋敷。アルトマンの良さがあまり分かってなかったけど、『雨に……』と今作は傑作すぎた。参りました。
ベッドでの絶叫→荒涼とした風景が車窓から見える
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.5

別離で終わるこの物語はれっきとした青春映画なんだろうな。どこで道間違えたんやろかという言葉が響くのは、指詰めギャグとか山守親分の人間臭さ(それはやがて胡散臭さへと変化するのだが)といった楽しげな記憶が>>続きを読む

コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って 4Kレストア版(1993年製作の映画)

4.0

冒頭から見てて楽しい。こういう画面的な楽しさは(比較するのも変だけど)めっちゃ面白かったアルトマンにはなかった。アメリカ映画圏、フランス映画圏みたいなものがあるのだとしたら、たぶんロシア映画圏っていう>>続きを読む

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白い。ハリウッド版ジャンヌ・ディエルマンって感じ。やっぱりアメリカ映画の面白けりゃ勝ちスピリットが一番好きだ。半裸無言男のコサックダンスとか、笑ってしまう寸前の緊張感のある空気がずっと続>>続きを読む

乱れ雲(1967年製作の映画)

3.5

前半パートは家族絡みの話が多くて、いつもの成瀬的なヒリヒリした空気があって好き。が、全体的にはふつうな面白さ。
加山雄三の彼女がカーテン閉めると、カメラが窓の外に行く。閉まったカーテンがじっと映される
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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

3.5

あまりにも無味乾燥だったウェドン版に比べれば確かに良い。序盤のアマゾネス戦闘、めっちゃ300に似てるなーって思ったけど300撮ったのってザック本人じゃないか。

Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.0

ノれず。明確に性器の話なのに、それは一切映らない。映せばいいという話でもないとは思うけれど、映さないから性器の話なのだということがあまり伝わってないようにも思う。
弟が主人公を男の名前で呼ぶくだり。名
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EO イーオー(2022年製作の映画)

4.0

楽しかった! ひたすら面白いことをしてる。そういえば『デカローグ』の予告にも、バチバチにキマったショットとお遊びみたいな遊戯的なショットが同居してたなーみたいなことを思い出した。過度な擬人化は好きじゃ>>続きを読む

書かれた顔 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.5

超良かった。
坂東玉三郎の演技、映画にするにはやはり過剰(特に電話のくだり)なんだけど、たぶんシュミットはこういう過剰さを気に入ってたのかもしれない。やっぱり歌舞伎ってスペクタクルなわけで、そういう面
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.0

この映画には人同士の接触がない。強いてあるとすれば、嫌なことを言いそうじゃないのに言ってしまう彼が主人公の肩を触るときだけだ。終盤の駒井蓮の告白しかり、この映画において接触は徹底的に回避される。二人が>>続きを読む

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.0

アニメと実写、理想と現実みたいな言葉がぐるぐると頭の中を回る。ハーツフェルトの映画を見ると全ての映像はアニメーションなんだよなーという気持ちになるし、そういう感覚はグリッドマンからずっと通底していて今>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

4.0

面白かったけど、どんよりとした気持ちになってしまった。
君たちのうち誰か死んだら世界の終焉を阻止できるから死んでくれない?っていう内容、予告編で見た時にはえらくワクワクしたものだったが、本当にこの内容
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ノーバディーズ・ヒーロー(2022年製作の映画)

4.0

面白かった。
ギロディって夢のシーンとか入れる人なのかー意外だなーとも思ったが、謎があったりハラハラするシチュエーションがあったり、ギロディはとにかくお話が結構面白いタイプの人でもあったことを思い出し
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天使のはらわた 赤い眩暈(1988年製作の映画)

3.5

いつも通りの石井隆映画、、と思ってたけどこれが初長編なのか。面白かった。

欲望の海(1984年製作の映画)

3.5

寒そうな海がある映画は良い映画。主人公の顔がこの時代の映画らしくないあっさりとした顔立ちで好き。野村周平とかそんな感じ。
家の中にブラインドあるの全然意味がわからないんだけど、画面に前景・後景が簡単に
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.0

前作がめちゃ好きだったので期待してたけど、それほどでもなかった。好きになった女の子の正体が実は、、というシークレットアイデンティティ展開にまたもやライミ版スパイディっぽさを感じてテンション上がったけど>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

不安的中という感じ。見てられない。
冒頭のハードなアクションはメチャかっこよかった。何やってるかは全然見えないけど。
柄本佑が楽しそうに演じてて、見てるこっちも嬉しかった。彼の言う「仮面ライダーか……
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収容病棟(2013年製作の映画)

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GYAOが終わる前に、、と見始めたけど結局途中までしか見てない。
歩く、食べる、排泄する、寝る。半裸で走り、口いっぱい頬張り、廊下に小便を垂れ流し、靴を履いたまま布団に入る。あまりにプリミティブな人間
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.0

ずっと期待してた映画だったのだけど、衝撃的なつまらなさでショックだった。いつ終わるのかと上映中に腕時計を見たのは初めてだと思う。
ミシェル・ヨーが色気があって良い。キー・ホイ・クァンもめちゃかっこいい
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

面白かったけど、世評ほどはノれてない。リンチフォードが出ると聞いて、もしかしてスピの十八番をやんのか……と期待してたら、セリフまでほぼ同じのが展開されてて、ホントこの話好きだよなーとゲラゲラ笑いながら>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.5

普通に面白い。
裸体を包み隠さず見せるので良い意味でエロスが薄い。ただそこに肉体だけがあるという事実から生まれる画面の強度。真の意味で人間同士がぶつかるとき、人間は裸でなければならないのかもしれないと
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.0

序盤でのガラの悪いジェニファー・コネリーが最高。
そんなに面白くないが、中盤でのジャレッド・レトとエレン・バーンステインの会話がグッとくる。『6才のボクが、大人になるまで』のパトリシア・アークエットみ
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子供たちをよろしく(1984年製作の映画)

4.0

最近MGS5をクリアしたのだけど、劇中拾える音楽テープにスパンダーバレエの『True』があった。スネークをアフガンで歩かせながらこれを聞いていると、彼はもしかしたら本当に80年代を生きていたのかもしれ>>続きを読む

5月の後(2012年製作の映画)

3.5

楽しんで見たけど、もう細かい内容を覚えていない。主人公の元カノが燃える家から飛び降りるシーンの意味がさっぱりわからんかった。単にアサイヤスがものを燃やすのが好きというだけなのか?

東京の闇(1982年製作の映画)

3.0

面白いかはともかく、初期アサイヤスが趣味全開で好き勝手やってるのが見れて嬉しい。ぼくの考えたアジアB級活劇というのは、マインドとしてはタランティーノに近い。

ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ(2015年製作の映画)

4.5

さっぱりわからないけどかなり好きだった。にわのすなばに全くノれなくて心配してたが、杞憂に終わってほっとしてる。
悪霊退治映画! 自主映画らしい暴力的なまでの粗さ。『にわ…』はそういった意味では洗練され
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心の指紋(1996年製作の映画)

3.7

良い。沁みる。けどそれ以上の感想が出ないのがめちゃ悔しい。適当に映画を見過ぎ。
インターセプターみたいな車でカッコいい。あと、クレジットタイトルが『L.A.大捜査線』とほぼ同じ。まさかのアン・バンクロ
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