常々、勝新のセリフは口をモゴモゴさせて聞き取りづらいと思っているのだが、本作はまだマシな方だった。しかしそれでも「俺には回る目がねぇんだ」のようなせっかくの決め台詞が聞き取りづらいところあり、ちょっ>>続きを読む
見終わってすぐ「もう一回見たいな」って思った。
浩輔と龍太。互いに思いを馳せる数々の名場面が頭の中をグルグル駆けめぐる。歩道橋でのキスシーンも良かったけど、個人的には並んで歩いている時に見て見ぬ振りを>>続きを読む
以前、本作を見たのはTV地上波で、当時幼い子供だった私はストーリーなんて理解できず。ただ、例のキスシーンなどの名場面が鮮明に記憶に残っていた。スクリーンで見るのは今回初めて。しかも4K修復版なのでサウ>>続きを読む
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これを見てふと70年代の「エアポート」シリーズを思い出した。当時パニック映画が全盛でオールスター・キャスト。ジョージ・ケネディがレギュラー出演したりして。差し詰めイ・ビョンホンがチャールストン・ヘスト>>続きを読む
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敬愛する作曲家エンニオ・モリコーネ。本編が始まって彼が幼少期の頃まではウトウトしてしまったが、映画音楽に携わるようになってからは「これも彼の作曲だったのか!?」と興味深く鑑賞することができた。
特に「>>続きを読む
周知の通り、冒頭のワンカット長回しシーンは授業で映画監督やカメラマンを目指す人の教材に取り上げられるほど有名。一体クレーンをどう操縦したらあんな画が撮れるだろうか?
エンディングロールを見ていると小さ>>続きを読む
事実に基づいた話。
米国に長年横たわる人種差別問題。リンカーンが奴隷解放宣言したのが1863年。公民権法が制定されたのが1964年。後者からでさえ何十年も経っているのに一体いつになったら差別がなくな>>続きを読む
劇場公開されてからもう30年経つのか。早いな〜と感慨に浸る。本作が製作された時、スピルバーグはまだ40代。これほど重厚で厳かな作品を若くして作った点で大したもんだなと率直に思う。ただ個人的には、それま>>続きを読む
ボクシングのミドル級チャンピオン、ジェイク・ラモッタの栄光と凋落を描いた作品。結局この人は女性で失敗するのよね。妻がいながら15歳のビッキーと不倫するわ、14歳の少女に手を出して刑務所に入るわ。元々こ>>続きを読む
予備知識としてヘンリー&ジェーン・フォンダ父娘の確執は知っていたので、ようやく本作を鑑賞することができて感慨深いものがある。
ノーマンは毒舌家で頑固者。人を言い負かさないと気が済まないところがある。そ>>続きを読む
言わずと知れたコメディ映画の名作。むか〜しむかし、TV地上波で見て以来レンタルして再鑑賞。
ダスティン・ホフマンの演技力については多くの方が言及されているので今更言う必要はないだろう。彼は本作の宣伝の>>続きを読む
レビュー評価が高かったので楽しみにしていたが、自分は正直あんまりだった。
「会議は踊る」や「小田原評定」というキーワードが当てはまりそうなシチュエーション。攻撃すべしという軍部の進言に対し決定権を持つ>>続きを読む
ハァ〜、と大きなため息。心の底から悲しくなってくる。つらい。重い。
脱北者などに入念な取材をして製作しているそうで、北朝鮮の実態をリアルに描いている。ストーリー自体はフィクションなんだろうけど、コッチ>>続きを読む
久しぶりにキツかった。韓国ノワールのグロ暴力描写に鍛えられて耐性はできてると思っていたのだが。特に編み針の場面。思わず手で目を覆ってしまった。
中絶に関して容認派であることを前提にレビューを書く。>>続きを読む
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なんでこんなに上映館が少ないんだろう。勿体ない。しかも今日行った映画館は1日1回しか上映してない。週末であることと相まってほぼ満席状態だった。上映回数もだけど上映館も増やせばいいのに。
コッホ大尉が降>>続きを読む
やっと見れた。見て良かった。こういう昔の名画はレンタル店に行ってもなかなか見つからないから。随分探しました。
これはもう田中絹代に尽きる!
田中絹代はこれまで「異母兄弟」と「赤ひげ」に出てるのを>>続きを読む
自分がこの作品を見たいと思ったきっかけは、たまたまクライマックスの一場面を動画サイトで見たからであった。ガローテといわれる処刑法。死刑囚の首に鉄輪をはめて背後から締め上げて絶命させる絞首刑の1つで、1>>続きを読む
ダニー・ボイルの監督デビュー作。なかなかの良作。
ダニー・ボイルが描く暴力ってこんなにキツかったっけ?北野武監督のそれと同じく痛々しい。肩に刺さったナイフを上から叩きつけるなんて。あ〜、痛い!
タイト>>続きを読む
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観終わった後「よくできてるなぁ〜」と感心するんだけど、観ている最中は現在と過去と幻覚が入り混じって混乱したのが正直なところ。キム・ソヌが逮捕されてから徐々に種明かしが進んで、火事の場面でようやく全貌が>>続きを読む
そばにいる親切で優しい男性が実は連続殺人犯だった…という話だが、エイミー自身が危害を加えられる場面はない。という意味ではこれはサスペンス映画とは言えないだろう。でも身近な人が殺人犯だったというシチュエ>>続きを読む
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事実に基づいているのでお堅い社会派ドラマを想定していたが、ほんのりエンターテイメント性も加味されていて見易かった。
パレスチナのユダヤ人軍事組織ハガナーに協力して同人の過激派組織ナカムに潜入するマック>>続きを読む
Simple is Best. と言える作品。まずストーリーが単純。ハンナが抱えるトラウマやコナーの父親に起きたトラブルも詳しくは説明していない。なぜなら、彼女らに殺し屋を差し向けたラスボスが誰なのか>>続きを読む
娯楽映画として割り切って見るか、真面目に見るかで評価は分かれるだろう。自分はどうも粗探しをしてしまう習性が身についていて、娯楽映画を純粋に楽しめることができないのが悪い癖。
そもそもマリアがスーツケー>>続きを読む
他のレビューにも書いてあったが、「結局何が言いたいの?」である。頭の中が「?」のまま見終わった。すごくおもんばかって解釈してあげれば、「物質的に豊かになっても心は満たされない」ということかな??でもパ>>続きを読む
地下鉄の一車両の中で起こるよく出来た密室劇だった。乗客一人一人の背景も簡潔によく描かれている。チンピラ二人に対する胸糞悪さ、嫌悪感が際立っていた。
人は日々の暮らしの中で何かに怒り鬱憤が溜まる。それは>>続きを読む
サイレント映画時代の大スターとアカデミー主演女優賞を2回受賞している名優。まずこの顔合わせがすごい。撮影時ベティ・デイヴィスは79歳、リリアン・ギッシュは93歳だったそうな。(Wikipediaより)>>続きを読む
探し回ってやっと見つけた作品だけど正直微妙だった。
要はヤバい人を番組に起用して視聴率を稼ごうというテレビ局の裏側を描いているブラックジョーク的な内容。視聴率を稼ぐためなら手段を選ばない、みたいな。マ>>続きを読む
可愛いらしいタイトルとは裏腹に大きなギャップのある内容。ブルーノとシュムールが愛らしいだけに結末が余計にキツい。悲劇で子供を出すのはずるいよ。
ホロコーストを題材にした作品に登場するナチスは、そのほと>>続きを読む
救いのない終わり方。でも軽め。優太に世の中の出来事全部ひっくるめて「ボクのせい」と言わせるのはちょっと無理があるんじゃない?監督の独りよがりと受け取られる可能性も。だったらもっと絶望的な状況に落とした>>続きを読む
ひと言で言えばベタでしたね。
「工作」を見てファンになったイ・ソンミン。これに彼が出演しているのが勿体ない気がする。彼の演技力が発揮できていたかどうか。他の俳優でも良かったんじゃない?
いくら家族や>>続きを読む
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リーバーマンを演じるローレンス・オリヴィエが可愛らしい好々爺でチャーミング。普通のお爺ちゃんという感じで非常に好感が持てた。一方でグレゴリー・ペックは役作りにしてはちょっと作り過ぎ。白のスーツはいいけ>>続きを読む
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ああ〜、この作品だったのか。やっと見つけた!
テレビ地上波でこれを見たのが小学生ぐらいだったと思うけど、子供心に男性が女装していたのが衝撃的だった。以来タイトルが分からないまま、もう一回見たいとウン>>続きを読む
元々、松本清張の作品が好きで、山田洋次監督のネームバリューというより尊敬する脚本家、橋本忍のクレジットに惹かれて本作を見た。
事件のあらましを時系列ではなく回想形式で絶妙にインサートさせているのはさす>>続きを読む
監督は「L.A. コンフィデンシャル」「8 Mile」のカーティス・ハンソン。70年代から作品撮ってて、結構年配の人であることを初めて知った。
全編ラフティングのロードムービー。最大の難所、ガントレ>>続きを読む
う〜ん、悪くないんじゃない?
事件のからくりはジャックがちゃんと説明してくれるのでw、視聴者は理解しやすいと思う。
ジャックの秘書ジャネットのキャラクターが面白かった。ジャックとはいいコンビ。この若>>続きを読む
監督は「ジャッカル」のマイケル・ケイトン=ジョーンズ。へぇ〜、こんな硬派な作品も作るんだ。
同じ実話でも「ホテル・ルワンダ」はドラマ仕立てである程度エンターテイメント化された印象であるのに対して、本>>続きを読む