ナンデヤネンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ナンデヤネン

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Wの悲劇(1984年製作の映画)

3.5

「顔ぶたないで!私、女優なんだから。」
思い出した、この台詞。当時、流行ったもんな〜。

久石譲が音楽を担当していたのを初めて知る。
きっかけとなる事件が起きるのが上映スタートして1時間経った頃。序盤
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新・仁義の墓場(2002年製作の映画)

3.1

前からめちゃくちゃ見たかった作品でようやく見つけることができたのだが…。
腐った牛乳とか下痢う◯◯のお漏らしとか。三池崇史が表現する「グロ」は汚くてちょっと苦手かも。必然性のある映像表現であるとは思え
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

母親が長生きしていれば、エルヴィスはきっとマシな人生を送れたのではなかろうかとつくづく思う。結局パーカー大佐の呪縛から逃れることができなかった可哀想な人生。お金よりも自由に生きられることの方がいかに大>>続きを読む

評決(1982年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウン十年前にTV地上波でこれを見た記憶が鮮明に残っていて、大人になってもう一回見たいなぁと思った次第。やっとDVDで見ることができた。
激渋ポール・ニューマン。アル・パチーノと並んでこの人の声も好きな
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.4

マイケル・ベイ並みのカークラッシュや爆発といったド派手なアクションを予想していたが、結構シリアスな、クライムサスペンスといった方が良さげな落ち着いた内容だった。犯人の元海兵隊からは必死こいて島外へ脱出>>続きを読む

現代やくざ 人斬り与太(1972年製作の映画)

3.5

90分弱の短い尺の中で状況説明しようと思えば、ナレーションを使わざるを得なかったのだろうが、菅原文太のそれはしゃべり過ぎでちょっとウザったかった。
自己破滅型キャラクターでも「仁義の墓場」は石川力夫の
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イヴの総て(1950年製作の映画)

3.8

ベティ・デイビスはこれで2作目である。「何がジェーンに起こったか?」がとても良かったから。なんでもベティ・デイビスは当代きっての演技派女優だったそうな。アカデミー賞ノミネートは11回、うち主演女優賞受>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.6

平均点数がかなり高いがそんなに良かったかな?というのが正直なところ。
ベン・アフレックしかり、あ、ケイシー・アフレックも出てるんだ。みんな若いし細い。マット・デイモンは可愛いかったw。 ミニー・ドラ
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預言者(2009年製作の映画)

4.0

カンヌ映画祭グランプリ受賞作品。
2時間半という長尺ながら飽きなかった。刑務所の内情をリアリティを持って見せてくれた。登場人物が多いので下手すりゃ誰が誰だか分からなくなる可能性があったが、名前のテロッ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.9

久しぶりにスクリーンで倍賞千恵子を見ることができた。しかも主演である。寅さんや高倉健との共演作を見てきた世代にとっては嬉しい限りである。身長はどれくらいなのか、随分と小柄なんだなあと思った。普段の彼女>>続きを読む

座頭市血煙り街道(1967年製作の映画)

3.7

勝新の座頭市を初めて見た。
大映の時代劇って、ウン十年前の作品でも映像に「つや」があって綺麗なんだな。職人気質であるスタッフの技術力の高さを見せられる。以前から思っていたけど勝新て口をモゴモゴ、セリフ
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「あれ?もしかして凡作?」と思ってしまったほどクライマックスまではごく普通。今まで見たことのある場面だし、クスッと笑いを誘うような所も定番ギャグみたいで大して面白くもなかった。がしかし、クライマックス>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

なんでこんなに点数が高いのか訝しかったが、見終わって「確かにな」と納得した。どこがどう良かったのか、順序立てて説明するのは難しい。理屈じゃないんだな。とにかくすごく爽快だった。
オープニングクレジット
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冬薔薇(2022年製作の映画)

3.8

久しぶりの邦画。伊藤健太郎目当ではなく阪本順治監督だから見た。
虚勢を張って自分を大きく見せる淳。嘘が見え見えで行動が伴っていないからまともな人達は彼から遠ざかっていく。淳なりに更生しようともがいてい
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狼たちの墓標(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

むやみ暴力を振るわず、武器を使うのを好まないキルソク。義理人情に厚く昔気質な所は東映任侠映画を思い起こさせるのだが、高倉健とはちょっと違う。男が惚れるというよりも大阪の下町にいそうなおもろいオッチャン>>続きを読む

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

第一声「あれ?ここで終わり?」という感じ。
節目で何か事件が起こるわけでもなく、ジョアンナの日常を描いているような淡々とした展開。ひとりの若者の夢追い物語と言おうか。
マーガレットがジョアンナの意見に
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偽りの隣人 ある諜報員の告白(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

あれ?ドタバタコメディ?...だったらどうしよう〜、みたいな。ポスターから湧くイメージとは違っていたので最初は戸惑ったけど、ストーリーが展開するにつれちょっとずつ真面目な内容になっていったので最後まで>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

4.0

50周年HDレストア版鑑賞。この機を逃さず劇場で観れて良かった。

作品の空気は、アントニオの出征を境に明暗はっきり分かれる。若き日のアントニオがやたらジョバンナの乳房を触りに行くので、チャラい男だな
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.9

私から言わせれば、この作品はコメディー映画だろう。R15措定にはなっているが昔のスプラッタームービーに比べれば映像描写はすごく抑制的。全然怖くない。劇中、何度もクスクスと笑ってしまった。普通に面白い。>>続きを読む

ダラスの熱い日(1973年製作の映画)

3.7

素性が分からない登場人物たち。どこの組織なのか。彼らの年齢や会話内容からして要職に就いている重要人物であることは想像できる。第一、事件の真相は分からないし、公開当時は事件から10年しか経っておらず、事>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画が始まってすぐ本筋へ。展開が早く観やすかった。こういう作品は、登場人物の背景をだらだらと説明しない方がよい。
代理ミュンヒハウゼン症候群?なるほど、ダイアンの行動からそうだと思える部分はあるが、断
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.6

リューダは映画が始まってすぐ物価高についてフルシチョフを批判している。何かとスターリン時代を懐かしむリューダにとっては、先の共産党大会でスターリンを批判したフルシチョフを許せない所があるのだろう。彼女>>続きを読む

潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

4.2

社会主義国や独裁国家はなぜこうも国家の威信とかメンツを気にするのか?国民の生命よりそんなに大事なの?政治体制問わず、歴史を遡れば黒い歴史を抱える国は数多あろう。でもそういった負の遺産を直視し、反省し、>>続きを読む

英雄の証明(2021年製作の映画)

3.0

この作品で描こうとしているテーマ、あらすじはすごく好きで期待して観に来たんだけど、序盤、見事に寝てしまった。反省。登場人物の相関を理解するのに時間がかかった。
レビュー書こうにも多分大事な所見逃してる
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.9

事実をベースにしている作品は明確な起承転結がなく、淡々と時が流れていくことが多い。この類の作品は途中で退屈になることが珍しくないのだが、今作は図らずもストーリーに引き込まれていった。
犯行動機は何だっ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.5

長い長いカーチェイスの映画。ちょっと長かったかなw
いかにもマイケル・ベイ監督らしい演出。ド派手なカーチェイス。一体何台カメラ回してるんだろう。同時に複数回してないとあんな映像撮れないというところは流
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サスペクト 哀しき容疑者(2013年製作の映画)

3.5

とり立てて可でも不可でもなく。事件の真相を種明かししながらストーリーは進んでいくのでサスペンス要素はなし。分かりやすいストーリーで純粋なアクション映画と言える。韓国アクションの殺陣は年月と共にちょっと>>続きを読む

追龍(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

悪徳警官と麻薬密売人。どっちもワル。共に富と権力を手に入れてのし上がっていく過程で、部下の要らぬ諫言からサイホウに対して猜疑心を抱くロック。サイホウの仇であるチウを引き入れたり、罠にはめて命を奪わんと>>続きを読む

ラビング・パブロ(2017年製作の映画)

3.6

全編ペネロペ・クルスのナレーションが、いち視聴者として映画にのめり込むことの妨げになったことは否めない。他方でパブロ・エスコバルがメデジン・カルテルを結成するところから射殺されるまでの年月をぎゅっと凝>>続きを読む

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

友人と、あるいはデートで見に行く分には充分面白いと思う。この点でまずまずの評価です。
スプーンやフライパンなど、どこの家庭にもある小道具を武器にしてしまうところなどアクションに工夫あり。また最終決戦地
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復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

3.5

パク・チャヌク監督ってこんな独特な作風だったかな。実験的ともいえるカメラワーク。音楽がほとんどない。どのキャラクターも無駄に台詞を喋らない。静かな展開。
復讐劇が始まるのは1時間20分過ぎあたりから。
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.4

まずマ・ドンソクが51歳と言うのが驚き。ボディビルダーやパーソナルトレーナーを経て俳優デビューしてるキャリアがシュワちゃんと似ている。世に出て間もない、俳優としてはこれからの人である。そしてテソク役の>>続きを読む

グレタ GRETA(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初ちょっと展開が早過ぎじゃね?と思ってたが、フランシスが捕まって以降は緩やかな展開に。じっくり怖がらせてくれました。でもフランシス、ちょっと良い人過ぎじゃないかな?このストーリー展開に持って行くため>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.2

なんでそこで?と突っ込まれそうだが、早くも中盤、鉄を食べるマンチャーとフィービーたちとの捕物劇からオイオイ号泣してしまった。今作はゴースト退治という本筋とは別に、親子の和解というテーマが存在していよう>>続きを読む

声もなく(2020年製作の映画)

3.6

テインもチャンポクもアンダーグラウンドの人間ということを除けばすごくいい人。淡々と死体処理する割に信心深いw。時にコミカルでクスッと笑える場面あり、韓国ノワールでは?という事前の予想を裏切られた。何か>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.9

どんな大スターであっても老齢になると脇役に回ることが多くなる。彼らに適した役柄がないのか。いや違う。俳優の潜在意識として、若かりし時と同じような格好いいor美しい役柄を高望みするからではないかとふと思>>続きを読む