タイセイさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄 ゼクロム(2011年製作の映画)

1.1

劇場版ポケモン史上最悪な作品のゼクロム版。
劇場版までバージョン商法をする悪行は子供ながらに許せなかった。
しかも入場特典が色違いゼクロム/レシラムではなく、色違いサザンドラ/ゴルーグというどこまでも
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

SEX!SEX!SEX!な作品。
観よう観ようとは思いつつ、タイミングが合わず、上映館がいつの間にか残り1館になっていたが遂に観れた。
エマ・ストーンの演技力は流石だし、哀れすぎるマーク・ラファロも良
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

父親殺しの罪に問われた青年の裁判。
陪審員12人の評決を取るが、陪審員8番のみが無罪に挙手する。

最高に面白い。
密室会話劇だけではなく、事件の概要も上手く出来ており、サスペンスとしての面白さも兼ね
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.8

たった一言謝罪することの難しさ。
まず設定から面白いし、カメラワークやBGMから発せられる緊迫感も凄い。
例のシーンは奥浩哉の『いぬやしき』の有名なあのワンシーンを思い出した。
シナリオも序盤、中盤は
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貞子DX(2022年製作の映画)

4.1

悔しい。面白い。
7割方スベってるが時折ハマる時がある。
最後まで一貫してふざけているのも偉い。
期待を最低限に下げて、軽い気持ちで観ることをオススメする。

ミッシング(2024年製作の映画)

4.9

試写会にてひと足お先に鑑賞。
吉田恵輔監督作品は全て鑑賞済みだが、誇張抜きに全作品好きだ。
本作公開後にあと2回は必ず鑑賞する。
一生、吉田恵輔監督についていくと心に決めた。

石原さとみの魂を削る演
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さんかく(2010年製作の映画)

4.5

クズvsメンヘラvsヤリマン

『ミッシング』試写に向け、まだ見ぬ吉田恵輔作品を鑑賞。
前半はAVの導入、後半はスリラー。
吉田恵輔監督はろくでもないやつの描き方がうますぎる。
私も田畑智子にここまで
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純喫茶磯辺(2008年製作の映画)

4.6

『ミッシング』試写に向け、まだ見ぬ吉田恵輔作品を鑑賞。
吉田恵輔作品の中で最もコメディに振り切っていると思う。
「九州」と「とりあえず」のくだりで爆笑した。
前半で本作は吉田恵輔特有の絶望はないのか?
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銀の匙 Silver Spoon(2013年製作の映画)

4.1

『銀の匙』は漫画、アニメ共に好きな作品で実写版も観たことがあったが、まさか吉田恵輔作品だったとは...
確かに今観たら笑いの間やカメラワークが完全に吉田恵輔。
ベスト漫画とベスト監督が繋がって点と点が
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.2

リンダとリンダの母は亡き父の思い出料理であるパプリカチキンを食べるため奮闘するドタバタコメディ。

なんというか新体験だった。
ストーリーは超シンプルだが、色の表現がうまくて終始楽しく、あっという間に
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

5.0

バンドマンのスコット・ピルグリムは理想の女性ラモーナと付き合うため、ラモーナの「邪悪な元カレ軍団」と死闘を繰り広げる。

クソおもろい。約2時間ずっと面白い。毒多めの言葉遊びからド派手なアクションまで
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.8

「呪われた一家」と呼ばれたフォン・エリック一家の壮絶なプロレスラー人生を実話に基づき描いた作品。

『落下の解剖学』と並び、早くも今年ベスト級。
プロレスに全く興味がない私だがハマった理由は、本作は単
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

全体的には良かったし、泣いたけど良くなかった点が目立った。

良くなかった点①主人公の両親
過保護なだけならまだしも、赤の他人の子供に水をぶっかけまくる犯罪行為。
子供を突き落としておいて、謝りもせず
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

ハチャメチャオシャレ映画。
前半は単調に感じたが、後半がド派手な展開の連発で面白い。
カーチェイスはもちろん、臨場感を演出する音楽によりあらゆるシーンに緊迫感が生まれる。
『モンスターズ・インク』のく
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Winny(2023年製作の映画)

4.5

『オッペンハイマー』に近いものがある。
とにかく秋田真志(吹越満)がかっこよすぎる。北村警部補(渡辺いっけい)との法廷バトルが爽快だった。
警察はフィクション、ノンフィクション関わらずまともな職として
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青い春(2001年製作の映画)

4.4

「先生、咲かない花もあるんじゃないですか」
「花は咲くものです。枯れるもんじゃない。私は、そう思うことにしています」

青い、誰よりも青すぎる春だ。
不良のくせに真面目に登校して校長に敬語使って花に水
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メリちん(2006年製作の映画)

4.2

吉田恵輔監督未ソフト化作品。
自主制作なので映画としては低クオリティだが、一つの長編コントとして観ればかなり面白い。
『宮本から君へ』でも使った比喩だが最高に汚い『帰ってきたドラえもん』だ。
いつまで
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机のなかみ(2006年製作の映画)

4.3

登場人物全員キモすぎる。
前半は吉田恵輔作品の中でも上位に食い込むほど好きだったが後半でかなり失速した。
過保護すぎる親父と嫌すぎる女友達の異常性をもっと描いてほしかった。リアルさを追求した結果だと思
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.1

正直退屈だがこの作品が樹木希林の遺作ということに意味があると思う

なま夏(2005年製作の映画)

4.4

吉田恵輔監督デビュー作。
吉田恵輔作品常連の三島ゆたか主演。
デビュー作から猛烈なパンチと笑いが効いている。
実はストーカーが蒼井そらを守るヒーローパターンや蒼井そらの方がやばいやつオチだと思ったら全
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「我は死なり、世界の破壊者なり」

個人的ノーラン最高傑作、というかノーラン作品で唯一好きと言える作品。
大量殺人兵器を生み出した人物なので、冷徹な人間かと思っていたが、意外と人間味溢れる男だった。
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