たまごまんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.4

月曜日に乾杯!からのベニスつながりで

シネスコの良さ全開
ズームの使い方、2人の距離、美術

台詞少なめ、主人公の行為と目線のやり取りだけでこうも切なさを描けるのか…
2人を隔てるものが何もなくなっ
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幾多の北(2021年製作の映画)

3.7

目の前の大きなスクリーンに映し出される像の向こう側に、私自身の記憶を幾度もみた。

観客はイメージの連なりから、各々の連想を広げる。隣に座る人と同じものを見ていながら、実は全く違うものをみているかもし
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5

ご都合だけどなんか引き込まれる

編集でゾーンに入るとことか

編集=取捨選択
ありえた道
存在したかもしれない作品
が裏に見えるからこそアツくなるのかも

東京夜曲(1997年製作の映画)

3.5

町が描かれてる
昔の人って道を挟んだ向かいの店で目配せしたりしてたのかな
都会の現代っ子としては人と人との距離が近くて単純に憧れる、話はどろどろだけど笑

一人不在のポスター

桃井かおりの身体の上を
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月曜日に乾杯!(2002年製作の映画)

3.8

日常に豊かさを取り戻す旅

美しい街並みに文化が溢れかえる。ヴァイオリン弾きに絵描きたち。愉しむための酒と歌に、舟と友人。
繰り返される日々の中で失われたものを、旅先で拾い集めるような映画。
最後には
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.6

色と雲と曲がよい

たしかリアル高校生の作った句が作中使われてるとかパンフにあったな

犬王(2021年製作の映画)

3.4

見えない人間の感覚を可視化しているのが面白い
ライブシーンは若干飽きる
アヴちゃんの歌は凄い迫力だが歌詞が聞き取れない
語られなかった者たちの話、というのが野木亜紀子らしい脚本だと思ったり

やまぶき(2022年製作の映画)

3.9

2023/03/15 2回目
大島渚賞の上映で

運命に翻弄されながら人々が自らの意志で決断をする話

祷キララの顔
想像上か記憶かは不明だが、自分の無知のために悪に加担するのが怖いと語る母
追いかけ
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物語る私たち(2012年製作の映画)

4.0

共に過ごした時間がどんなものであったか、それこそがそれぞれの2人の関係性そのものであるのだなあ、と思った。
関係性に名前を付けたくない私にとって、契約や血縁に依らず(超えて?)、共有する時間を基にした
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