一さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

一

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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

話が面白い。ラスト、何も言えなくなる石神の演技が素晴らしかった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 3時間あっという間だった。登場人物も多く、時系列も入り乱れているが本筋がシンプルで主人公視点がほぼ一貫しているので見やすかった。
 原爆が落ちた日本の惨状を描かないながらも、原爆実験を見たオッペンハ
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

5.0

残酷だけど淡々と、ときに音楽を使ってコミカルにさえ描いてみせるタッチが好きでした

劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト(2003年製作の映画)

5.0

 仮面舞踏会のシーン、止まってしまったメリーゴーランドと回る二人の対比が冴えていた。
 サイガとのスタイリッシュな高速戦闘、オーガとの武骨な殴り合いというタイプの違う戦いを立て続けに見られるのも面白い
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白い!!
 終盤のどんでん返しが効いている。敵役をただの悪人ではない信念ある存在として見せ、冒頭の戦艦沈没シーンの意味を反転させている。ラストの「日本そのものに見える」にもかかっていて構成が美しい。
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

シーン間の省略と飛躍が心地よかった
定点風の、人物の動作が同時進行する長回しが多くて好み

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

5.0

パニックになってる時の感じが表現されている。すごい

戦争のない20日間(1976年製作の映画)

5.0

戦争映画、戦争演劇といった、物語化された戦争が劇中劇として出てくるいっぽう、映画内の「本当の戦争」は間抜けで淡々としているのが皮肉に思えて面白かった。
ひたすら演技を見せる長回しが多く、緊張が途切れな
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

自然豊かで爽やかな画面と思春期の生々しい性の話というコントラストが冴えていた。

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

5.0

ドラマチックな時が過ぎて、次はどこに行こうかというテーマは人生の話をしているようで心に響いた。

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

4.0

中盤くらいで全体像が見えてきて、そこからは楽しめた。それまではやや退屈。原作をやりこんでいればまた違ったかも。

忍びの者(1962年製作の映画)

5.0

 この作品の忍者は超人的な術を使うわけではなく、軽やかな体術と道具を駆使して任務を遂行するというリアル寄りな描かれ方で、和風殺し屋ものとでもいうようなダークで渋いかっこよさがありました
 ストーリーも
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

4.5

ちゃんと面白い。が、敵の魅力がもう少し欲しかったように思う。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

5.0

若さの敗北と人生の渋みを描きながらも、ラストは爽やかだった。胸が熱くなった。時間的連続をぶったぎってまでテンポを良くしている編集が面白い。

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

5.0

面白い。夜明けの青と黒の逆光ショットが綺麗。恋と死と、人生が詰まってる。

欲望(1966年製作の映画)

4.0

さっぱりわからん!!!
ギター破壊するくだりは笑った

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 これは原作の力だと思うが、とにかく話の構造が緻密で、細かい伏線回収の楽しさが味わえた。その一方で「なぜか陰謀に巻き込まれ、危険な目に遭う主人公」という状況に対しての説明は大胆に省かれているとも感じた>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 面白い。因習の残る村を舞台にしているが、むしろ人を利用価値としてしか見ずに使い潰す、都市的、資本主義的な冷酷さの話をしているように感じた。「どこも変わらない」と作中で言われるように、田舎か都会かとい>>続きを読む

赤い殺意(1964年製作の映画)

5.0

建物や襖や、隙間から覗き込むカットが多く、主人公をとりまく閉塞感とリンクしていたように思う。アイロンの鏡カットとその反復、ずらしが面白かった。アイロンは家具だが凶器にもなりうる、日常に潜む暴力性だと思>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

最初のほうは主人公にイライラしたが、作中でちゃんと欠点として描かれていたので安心して見れた

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.0

この映画が「わかる」にはまだ人生経験が足りない気がした。歳を重ねるとこういう思いをすることが増えるのだろうな、と想像した。車窓からの風景カットが多用されていてきれいだった。

傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

5.0

ストーリーが三部作より洗練されていて見やすかった。編集も大胆で面白い。

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

5.0

漠然とここじゃないどこかに行きたいけど行けない閉塞感、もどかしさ、そして結局どこにも行けないのは銃(力とか機会とか)がないからじゃなく自分がシャバいからで、というところまで強烈に共感してしまった。ドラ>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.5

全体的に騒がしさと静けさの対比が効いていて好き。話はあまりピンとこなかった。

残菊物語(1939年製作の映画)

5.0

長回しがやや冗長に感じるところもありつつ、ストーリーの盛り上がりとともに引き込まれた。ラストのクロスカッティングが美しい。

ゴジラVSキングギドラ(1991年製作の映画)

5.0

前作、前々作に比べてかなりリアリティラインが低くなっているように感じたが、トンチキなりの楽しさがあった。白昼堂々の破壊シーンが良い。

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

科学が怪獣を生み出すという初代ゴジラ要素を強調しながら、娘への純粋な思いから生まれ最後に人を守った(ように見えた)ビオランテという形でいくらか希望もある描き方なのが好きだった。
84ゴジラに続き、人間
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

手持ちカメラのクローズアップを多用することで役者の表情を克明にとらえ、臨場感や圧迫感を作り出していた。メイベルのジョークが、だんだん深刻になっていく場とずれていくのが滑稽かつ痛ましくて面白い。

上海から来た女(1947年製作の映画)

5.0

堅実で達者な撮り方からクライマックスにかけて飛躍するのが良い。混沌とした画面と主人公の混乱、疑念がシンクロしている。短いクローズアップの応酬による緊張感ある会話も見ごたえがあった。