HSMTさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

HSMT

HSMT

映画(252)
ドラマ(1)
アニメ(0)

バンビ(1942年製作の映画)

4.8

これ1942年、第二次世界大戦真っただ中に作られた、ディズニーどうかしてるなっていう執念の籠った作品の一つ。
豊かな自然の情景、これだけであの背景は、この樹木はと眼が忙しい上に、動物!!!動物の動きは
>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

1.1

人格の元素となるものは超次元的存在(神)が気まぐれに与えたものですっていう設定が全く受け付けなかったんですよ。
受け入れる人生もあっていいと思うけれど、才能も感性もそれらから与えられるものだと言われた
>>続きを読む

ファンタジア(1940年製作の映画)

4.1

5年に1回位ずつ挑戦するんだけど、大体前説で寝ちゃう。
ミッキーが魔法使いに弟子になるパートまで集中する力が欲しい。
ディズニー作品の中でも、想像力を前面に押し出した作品で、とても美しいですねぇ~!と
>>続きを読む

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.6

安部公房の『砂の女』思い出した、あれも異常な状況を飲み込んで、今まで持っていた自我を捨てて適応してしまえば楽になれるという話。
花が開く速度は目に見えないけれど、それは確実に起きていてっていうの、まる
>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.5

今までもこれからも搾取される側の人たちが遂に画面に映されて、観客と対面した時になんとも言えない感情を抱いてしまうわけです。

ダニエル(2019年製作の映画)

4.1

バッキバキのホラー映画だと知ってて観に行ったので、とんでもなく面白かったんですけど、
日本版のポスターが君の名前で呼んでほしい感じの雰囲気で、大丈夫か…大丈夫…そうか…という気持ちも抱きました。私は大
>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

5.0

周りと違うと言われても、学校にも家庭にも居場所がないと感じても、自分と一緒にどこまでも行こうと手を握ってくれる相手が一人いればそれだけで十分なんだよね。
主人公2人はそれぞれ周囲から浮いてしまっている
>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

素敵なホテルで生々しい時代背景や人間模様が渦巻いている。
冷たく厳しい現実とあたたかい優しさのバランスが絶妙。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.1

時間経過の概念をはっきり見せてきて、アニメ特有のフワーッとこの美しい夢の時代が永遠に続くといいね!という甘ったるい感覚を排除し、キャラクター達の成長をみせてくれる作品。

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、ダイヤル式の電話が画面に映ってびっくりした。
両親は共働き、電気はスイッチ1つで当たり前の時代、私達がTV版として観ていたものが全て過去のものになっている。
物語の舞台は電波塔が完成し、電話が開
>>続きを読む

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

4.7

大好き。
クトゥルフのゲームをいくつかプレイした視点からの感想です。
教養や科学的知見を有することで「存在」からの脅威は軽減され、異常な事態は科学的な事象として理解できるのですが、「存在」と対峙するた
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

俺がそう言うんだから…そうなの!!そういう事!!!と愚直さを発揮した作品。
一部のファンや映画界からはノーランブランドとして絶大な支持を受けているが、インターステラーやダンケルクのようなスタイリッシュ
>>続きを読む

マニアック(2012年製作の映画)

4.9

好きなんですけどー、大好きなんですけどー!ぼかしすぎー!
許容範囲を超えたぼかしに心の中の14歳の私ががっかりしています。内容には大満足です。好き好き大好き超愛してる。

新しき世界(2013年製作の映画)

4.5

久々に観たら面白くて気がついたら朝でした。
真っ当な道をあの日の車内で失った代わりに、唯一無二の相手に出会ってしまった…と考えるとあまりにロマンチックじゃないですか。じゃないですか。

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.6

大人の身勝手さを受けながら育つ子供、同様に人間の身勝手さによって純粋無垢な悪意を学習していくAIの友情。
人間ならば持ち合わせる理性と倫理観が皆無、故に軽々と痛めつけていく描写に景気の良さを感じました
>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

彼女が実際に受けた暴力は彼女しか知らない、その傷は癒えずに永遠に続き、部屋の壁の隅にある影のように付き纏う。
自分が実際にああいう人から脅威を受けた経験があるため、周囲からどれだけ大丈夫といわれても外
>>続きを読む

ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.4

ソニックを知らない人にアプローチし、できれば好きになって欲しい。いつかキアヌの『スピード』のように、家族の時間に楽しむような映画…そういうものを目指したのかなぁと受け止めてます。
正直、メガドライブで
>>続きを読む

レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

3.7

90分だからね、展開がコンパクトで無駄がなくていいね。
結婚ヤッター!と思ったら夫の家族から「かくれんぼしよう!お前は生贄な!」と突然言い渡されて、
サバイヴするレディの足元はコンバース。もうずっと応
>>続きを読む

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.3

悪くない!決して悪くないんだけど、もうちょっと右だったらストライク!みたいな、そういう気持ち

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画観るたびに、自分は何に価値を置いて、何を見つめて生きるのかを考えてしまう。

監督にはなれないかな…と呟いた彼は間違いなく高校生の自分だった。
彼自身のそれまでの行動や、考えに感情移入すること
>>続きを読む

雪の華(2018年製作の映画)

-

初対面の人になんであんなにキレ口調なんですか!コワイ!

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.5

冒頭のぶっ飛んだシーンで常識の壁を打ち壊し、自意識と社会、生物学的に抗えない摂理に死体と一緒に向き合う事になった主人公。
難しいテーマを緩急うまく使い分けながら表現されていて、人間の脳があらゆる物事の
>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

5.0

ラストですね、あの一言と彼女の物事の捉え方に勇気づけられてしまう、絵を描く人間としてどうしようもないのです。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.3

久しぶりに観たら、前より面白かった。
この映画こんなに面白かった…?と動揺しました。
父という存在を失った国で金と暴力と秩序の三すくみ!
妙な道具で脳天と鍵穴を打ち抜く、妙な髪形のハビエル・バルデム!
>>続きを読む

MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.7

多感な少年時代!夏の思い出!マコノヒーの肉体!湿度が高い!

テイク・シェルター(2011年製作の映画)

3.9

家族の仲はいいけれど、様々な要因でお父さんが………!?でも大丈夫!家族の絆で乗り越えられる…からの
てめーらにはおしえてやんねー!!!くそしてねろ!!!!!
まさに外道ルート、どうもありがとうございま
>>続きを読む

BUG/バグ(2007年製作の映画)

4.0

私は虫の女王ーーーーーーー!!!!!

キャビンフィーバーによる狂気の伝染、舞台はほぼ1部屋のみ、その部屋も2人の深度が深まるにつれて変容を遂げていき、外部からの介助をすべて切り離し2人だけの世界を完
>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.1

男同士、灯台、4週間。何も起きないはずがなく…老人と青年の愛憎渦巻くBL!2020年、情緒が落ち着かない映画筆頭候補です。
モノクロの濃淡の美しさを利用した、人間を神の如く描く技法にうっとり。

これ
>>続きを読む