HSMTさんの映画レビュー・感想・評価

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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

なんかずっと面白かった…目が幸せでした。
どう描くと二次元のイラストやアートのように見せられるか、奥行きとフラットの切り替えのセンスが良くてもっと見ていたかった。

話はスパイダーマンとしてのシリーズ
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.2

微妙な濡れ感で水面から顔を出すハビエル・バルデム

別れる決心(2022年製作の映画)

3.6

周囲から一目置かれ、自身も理解力がある男性としてドヤ顔で料理とか作ってさ「こういうのが喜ぶでしょ」って気持ちよくなってるシーン見てヴェーーー!!!となってました。
性愛や憎しみを真っ向から描いてきたパ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

5.0

船に乗ってからずっと「この船はやく沈まないかな…」と思ってました!
めちゃくちゃ好き。
持つものはそれを手放してまで献身する事はなく、真の平等は極限状態ですら生まれないし、何なら配役すら映画業界の多様
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バビロン(2021年製作の映画)

-

俺が世界で一番映画が好きで!理解してるんだ!だからそれを認めろよ!というエゴ丸出しで、注目されるために迷惑行為をSNSにアップした人を観る感覚、脱げば面白い…とにかく観る側が不快になろうがどう受け止め>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.5

インターネットでの炎上は謝らなければ炎上じゃないという至言がありますが、じゃあ物理的に燃やしましょうという話。
世界中でああいうインターネット奴がみっともなく間抜けな顔をするのが切望されてるんだなと分
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

主人公ってターゲットにした相手の愛するものや嗜好品を必ず持ち帰っていて
世間一般で当たり前…普通といわれる人生を渇望しても、何か理由をつけて古巣に戻ってしまう行動から矛盾が発露して、無意識に自分が失っ
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セッション(2014年製作の映画)

-

禁欲的で痛めつけられないと才能は開花しないっていうのは肯定したくないし、それ自体を作品では否定してると思うんですけど、アートってこういうのが美徳なんだよね!みたいな風潮が普通に社会にあるのが地獄だなと>>続きを読む

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.9

賢くて均整な作りだったなーという印象。肉は焼いて食うくらいシンプルで荒削りなのが好きなので、トラバサミぶん投げて殺すのはテンション上がりました。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

気持ち悪ー!
もう料理を創作…アートとして思い込み、陶酔して迷走して戻れなくなっちゃったんだなーとある種のアーティストメンヘラ案件でした、愛情を与えつづけた結果というか…そういう事のせいにしたいのかな
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フォーエバー・パージ(2021年製作の映画)

3.6

続編化あるあるのなんでもありパターンに見えて、米国の深刻な社会問題をリアルタイムに描き出しつつ「こうであってほしい」と希望を望む映画シリーズになったなーという印象。
混乱を招いた大統領がメキシコに壁を
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ゆっくりと開く指、抜ける歯、溶ける身体、有機体が肉体から引き剥がされていく描写は、主人公から人間としての何かを辛うじて保とうとする無自覚な苦悶に似て美しい。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

アダちゃんのお口がムチュ…としたり、蹄でコップを握ろうとしたり、感情豊かで愛おしい。ムチュ…。

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.1

思ったのと違ってたけど、それが面白かった。
引き込み方がうまいのかな、綺麗な動線でテキパキ話が繋がっていくので心地よい。

女神の継承(2021年製作の映画)

5.0

どこの地域でも土着信仰というのは
民話やおまじない、言い伝えとして存在する、由来はなんなのかどこから来たのかは曖昧なまま…
それはタイだけで起きている現象ではないと思います。
後からきた整頓され言語
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.5

天才が欲した何かと金の亡者の欲の尽きなさを同時に目の当たりにできる作品。

絢爛でギラついた音楽と映像の調和を作り上げたら右に出る者がいないバズ・ラーマンによるエルヴィス・プレスリーの生涯。
全てがエ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

とにかく冒頭から「みんながみたいものもってきたよー!!!」と勢いよく盛り付けてくるし、そこまでやるんですか?と言いたくなるようなボーナスタイムの展開もあり、満足感でいっぱいになりがら劇場を後にできまし>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

1.3

このレビューはネタバレを含みます

詳しい方、思い出がある方にはたまらない内容、オマージュや引用があるとは感じましたが、結局既存のファンだった人間に向けて作っているだけで、はじめましての観客や、これから好きになりたいと思っている層にあま>>続きを読む

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

4.3

「わたし、このまま終わっちゃうの?何かきっと良いことがあると思ってたから、生きてきたのに!このまま終わっちゃうんだ!」
このセリフが恐ろしい。他人の不幸よりも自分が輝く瞬間を求めてしまった妻と止められ
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ボルケーノ・パーク(2019年製作の映画)

4.0

どう見てもジュラシックパークなんですけど、その一言で一蹴できない熱い爆発力がありました。

アオラレ(2020年製作の映画)

3.7

車で追いかけ回されるだけかなって思ったら、勢いよく場外乱闘しててびっくりした!!
みんなイライラしてて、自分の事で手一杯という空気がずっと溢れていてちょっと居た堪れない気持ちになった。
小さな苛立ちが
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オールド(2021年製作の映画)

3.9

現実的な恐怖と非現実の恐怖の配合が絶妙で、大味な部分を乗り切ってしかもちょっとしんみりする話にしちゃってさぁ!と楽しめるお話でした。
老いることの絶望と同時に湧き上がる感情もね、あるよね。
短くて面白
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

-

グレイさんの暴力からの主人公の酔ゲロの間合いが短すぎて困りました。

インターステラー(2014年製作の映画)

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突き詰められた数値化の先に超次元的な存在を見出すというSFの醍醐味を活かし、科学は手段であり世界の構造と観客の心を動かす瞬間は愛情と望郷の念、宇宙の中でか細く孤独な存在であっても人間の感情には世界を作>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.9

他者を利用し使い捨て続けて掴んだドリームはナイトメアだった…という藤子不二雄A先生の作品にありそうな映画。
どんなに容姿が整っていても金や権力を持っていようが醜い心を持っている人間は獣であるという、長
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.2

俺の感情を理解してくれるお前という像を作り上げ、こうであってほしいと押し付けてしまう、相手もそれを受け入れてくれている…という願望。
本編で引用される旧約聖書には屈強な男性を打ち負かす少年の物語があっ
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