ケーンの人生を形付けていく構成と、それでもなお浮き上がらない彼の愛の着地点、その対比
上映後しばらく席を立てませんでした
淡々とした日々の暮らしを愛し、自分にだけ降り注ぐ一瞬の木漏れ日、その幸福を胸に浴び、毎日の新しい日々を笑みで迎える。
そこに徐々に忍び寄る平山の断ち切ったはずの過>>続きを読む
目には目を歯には歯を
不条理の箱で人間の性を実験的に試していくシュールさが恐ろしくもありタブー視される現実の問題点に通ずる部分もありで引き込まれた
ありのままの容姿を問う難しいテーマ。ピクサーのストップモーションはこれが初めて?
否が応でも変化していく環境と、徐々に浮き彫りになる喪失感。
ブシェミの不器用さと優しさが堪らない