クシーくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

クシーくん

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第三世代(1979年製作の映画)

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前半難解過ぎて、映画館では滅多にない事なのだが眠くなってしまい、記憶があやふやなのでスコアはつけない。

音と台詞の厚みと情報量に字幕が追いついていない感じ。観ている私も追いつけない。

陳腐な表現だ
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ザ・ドリフターズのカモだ!!御用だ!!(1975年製作の映画)

3.9

松竹のドリフターズ主演「全員集合」シリーズをこれまで何本か観てきたが、いずれもいかりや長介が加藤茶をネチネチ虐めて、最終的には立場が逆転して加藤が復讐するといった風の筋で、陰湿なイジメと暴力が延々と続>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.6

トランクの中の世界とか、こういうハリーポッター世界の魅せ方が上手いなと思う反面、後半のダークファンタジーな雰囲気は相変わらずで若干の後味の悪さは良くも悪くも変わらない。

魔法生物とダン・フォグラー演
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L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.4

NYマフィアやシカゴギャングの話はよくあるが、LAのギャングを題材にした映画は初めて観たかも。
早い話がLA版アンタッチャブルで、七人には一人足りない六人の有志が集ってロサンゼルスの街に巣食うギャング
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アンドロメダ…(1971年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ジュラシック・パークの原作・脚本を手掛けたマイケル・クライトン初期の佳作「アンドロメダ病原体」の映画化。タイトル的にスペースオペラを予想していたのだが、全然違ってパンデミック系だった。SFには違いない>>続きを読む

間諜X27(1931年製作の映画)

3.5

マレーネ・ディートリッヒの魅力を余すことなく映した作品。
大筋は古典と言うこともあって退屈、或いは白けてしまう部分もあるが、ディートリッヒの美貌と演技はどこを切っても良い。ドナウの漣を激しく弾く、仮面
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狂った果実(1956年製作の映画)

3.4

岡田真澄のイケメンぶりヤバイな。申し訳ないがそれに比べると石原裕次郎は父ちゃん坊やにしか見えない。津川雅彦の台詞「兄貴達みたいなのを太陽族っていうんだよな」のように流行語がセルフパロディになっている辺>>続きを読む

プレデター(1987年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初に観た際は字幕だったが、今回は吹き替え。玄田哲章最高だな。

ゲリラに捕まった要人救出のため、選りすぐりの小隊を率いて中米の小国バルベルデの密林に向かうダッチ少佐ことシュワちゃん。女兵士を除く敵兵
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.1

実話っぽいファンタジー。ナボルスキー(トム・ハンクス)の演技とグプタのキャラは好き。
諦めない心が大事ってことですかね。
英語がほぼ喋れない状態でよくあそこまで短期間で...っていうのと、生活能力の逞
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グランド・キャニオンの対決(1959年製作の映画)

3.3

タイトル的に西部劇だと思うじゃん?まさか現代劇の犯罪ドラマだったとは…。

いわゆる純粋なミステリではないので、主人公やヒロインの設定は雑だし犯人は唐突だし、ストーリーや適当に張られた伏線も特に回収せ
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

今や東野圭吾や宮部みゆきにも匹敵するほどの映像化数を誇る池井戸潤原作。残念ながら原作は未読。関係ないがこの映画やけに古典芸能出身者が多くないかな。主役が狂言師で梨園から2人、噺家が2人と合計5人もいる>>続きを読む

大砂塵(1954年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

まー実に変な西部劇。
原題が「ジョニー・ギター」で、小林旭よろしくギターを背負った渡り鳥のジョニー・ギター(スターリング・ヘイドン)が主役…ではない。風来坊の元凄腕ガンマンという、いかにも主人公然とし
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裸の島(1960年製作の映画)

5.0

台詞が一切無い映画ということで最初は面食らったが、これほど素晴らしい映画はそう観られまい。

耕して天に至る。新藤兼人監督は「裸の島というよりは裸の丘」と言ったそうだが、天へ至る丘にへばり付くようにし
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浮雲(1955年製作の映画)

3.2

『花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき』

林芙美子は余り好きではない。本作はウジウジした男女の腐ったような爛れた関係が描かれている。
キネ旬始め何度もベスト10入りを果たしている名作ということらし
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ラビナス(1999年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

悪趣味な人食い映画である。

ドナー隊の惨劇とアルフレッド・パッカーの殺人事件をモチーフにしていると知った上で観たので中盤までは別段意外性はなかった。
設定上の舞台はドナー隊が足止めを喰らったシエラネ
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ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

4.5

いやメチャメチャ良い映画じゃないですか。
ドゥーワップから始まりドゥーワップに終わる。いいなあ60年代。

作中のギャング親父ソニーを演じるチャズ・パルミンテリが自らの半生を一人芝居として公演していた
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男と女(1966年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

こんな恋愛ありえね~とは思うが、雰囲気に酔える映画。
カラーとモノクロの相関関係は観てもよくわからなかった。
子供に語って聞かせる青髭やケーキの件などからもアヌーク・エーメから母親感が全然感じられない
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大臣と影の男(2011年製作の映画)

3.4

地味~な映画。仏白合作映画で、本国では評価が高かったらしいが、日本ではビデオスルーされる始末。無理もない。フランスの政治事情を扱った政治ドラマでかなりお堅い内容だ。フランスの政治事情に多少なりと明るく>>続きを読む

大空港(1970年製作の映画)

3.3

有名な映画なので観たが...う〜ん、非常に評価に困る作品。雰囲気は好きなんだけど。

パニック映画的展開を迎えるのは後半も大分過ぎてからで、前半はグランドホテル式に様々な人物の視点から空港のお仕事やト
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アルファベット(1968年製作の映画)

3.0

無意識下の世界を描いてるのかな。デヴィッド・リンチの作品を一つも見てない私にはまだ早かった。

サディスト(1963年製作の映画)

3.5

ジャケットからして凄まじい絵面だ。来る者拒む感じがビンビン伝わってくる。でもジャケットが放つ嫌悪感は映画の内容にピッタリ合ってる。

3人の教師が野球観戦に赴く途中、故障のため車の修理工場に立ち寄り、
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舞妓はんだよ 全員集合!!(1972年製作の映画)

3.0

全員集合シリーズ10作目。寅さんとか駅前シリーズとか、釣りバカもそうだけど本当日本映画ってシリーズ物多いなと思う。知らないだけで海外も10作20作も続くシリーズ物が山ほどあるのかな?

もう全員集合シ
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王様のためのホログラム(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半と後半で全く印象の変わる映画。
中間管理職のおじさんが僻地に飛ばされ苦境に立たされて悲鳴をあげつつ奮闘するヒューマンコメディ...かと思ったらアメリカとサウジの微妙な外交関係とか、諸外国における中
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.1

ファンでもなんでもないので変な気負い無しに観られた。名曲のオンパレード。
クイーンの歴史について殆ど知らずに観たけど、キャストの寄せ方とか楽曲を使用するタイミングの絶妙さはお見事。私もこの映画を観てク
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追跡者(1998年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ロバートダウニーJr若いなあ!演技はこの頃から大分固まってる印象。

逃亡者と同時期に録画したのにこっちは見忘れてた。結果的には逃亡者のが面白かった。ウェズリー・スナイプスのキャラは良いんだけど、逃亡
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.5

我ながら段々スレてきたのか、オチは途中から予想がついてしまった。
原作者はフィリップ・K・ディックということで、いかにもディックらしいひねた作品だなあと思ったら原作とはちょっと違うらしい。
流石はスピ
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俺たち喧嘩スケーター(2011年製作の映画)

4.2

「俺たち」シリーズという、恐らく知る人ぞ知るシリーズがあるらしい。
ウィル・フェレル主演の特に関連性のないコメディ映画群をこう呼ぶらしいのだが、そもそもシリーズ作品を一本も観ていなかった。
近年ではウ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.3

ロバート・デ・ニーロ暖かすぎる。イヤミがなさ過ぎてかえって胡散臭くなりかねないベンというキャラクターを無理なく表現出来る演技力は流石としか言いようがない。この映画に老醜という言葉はない。老人が良き導き>>続きを読む

死海殺人事件(1988年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ピーター・ユスティノフの映画版ポワロ最終作。
以前ナイル殺人事件でも触れたが、ユスティノフ主演の作品は他の映像作品とは全く異なるポワロ像であまりファンからの人気は高くないが、私自身は思い入れがあり結構
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作は未読だが、犯人が早い段階で分かってしまった。いつ伏線を回収するんだろうと待っていたら案の定…。
ミステリは映画と相性が悪いとどこかで聞いた憶えがある。私は必ずしもそうだとは思わないけど、これに関
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.4

フォローしている方のレビューに「鳥取より人口が少ない」とあったワイオミング州。何も知らないので調べてみたら(Wikipedia調べ)、総面積が約250000㎢で日本の本州よりやや大きい。それで鳥取より>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.7

実は昨年既に鑑賞していたのが、レビューを書きあぐねている内に忘れてしまっていた。飯田橋ギンレイホールで「ウインド・リバー」と2本立てで掛かっていたので改めて視聴。

最初はPCやニュース映像など、液晶
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宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

まずなんと言ってもタイトルが痺れますよね。
バリバリのSF映画なのに横文字を完全に排した上、「宇宙人」と主語を大きくしておいて、よりにもよってこの広い地球上の「東京に現わる」。現わるですよ。良いなあこ
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王様と私(1956年製作の映画)

3.3

「Shall We Dance」は良い曲なんだけど、それ以外はそんなに心動かされるような曲がなかったかな。

タイで国辱映画として上映禁止になっているのも理解出来るくらいにはオリエンタリズム丸出しで偏
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フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

5.0

傑作とは言い難いんだけど個人的に大好きな作品。

OPからEDまで最高。主演のアルヌールは一時期オードリー・ヘプバーン並みに人気があったというのも頷ける。オードリーのような正統派の可愛さとは別個の、コ
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

所謂名作なのに何故か今まで避けていた。
最初のシークエンスみたいなノリが延々と続いたらどうしようと思ったが、
そこはスピルバーグ。要所要所にエモいシーンを取り混ぜて、バランスの取れた程好い名作に仕上が
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