ドナルド・トランプが共和党から大統領選に出馬した際、「エアフォースワンみたいな勇敢な大統領が好きだ」と発言したところ、まさかのハリソン本人から「ドナルド、あれは映画だ。現実じゃない」と冷静かつミもフタ>>続きを読む
日本公開版とアメリカ版があるらしい。いやはや凄まじい。かつて日曜洋画劇場で放送されたらしいが、日本人が漠然と抱く犯罪大国アメリカのイメージに大いに寄与したのではないだろうか。これじゃTV放送はおろか、>>続きを読む
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ヒッチコックにハマっていた時期、似たような映画を探していて「これは?」と友人に勧められて観た一作。当時はその凄さがイマイチ分からなかったが、今は分かる。観ている最中鳥肌が止まらない。
落ちぶれたかつ>>続きを読む
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レイ・ブラッドベリの作品に「熱気のうちで」という短編がある。猛暑の町を歩く二人の老人が、常にイラついてる不快でガサツな中年女にとある警告をするだけの話なのだが、扱うテーマが現代的な佳作で、流石にブラッ>>続きを読む
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モノクロの味。話も絵も渋い。
不毛の地に生きる貧しい牧場主ダン(ヴァン・へフリン)が報酬を頼りに駅馬車強盗の親分ウェイド(グレン・フォード)を護送する、非常にシンプルなストーリー。
ダンとウェイド>>続きを読む
久々に観た。
子供の頃、何故か家には「Sing Along songs」の米版ビデオが何本かあった。ディズニー作品のミュージカルシーンをオムニバス式に連ねたMV集で、殆どはアニメだがたまに「怪傑ゾロ>>続きを読む
相変わらずブロムカンプ監督の描く南アフリカは地獄だ。職場出て2分も立たない内に車上強盗に遭うわ、イかれたギャングが警察機能を奪うわ挙げ句の果てに同僚からメタルギアみたいなマシーンで殺されそうになるのだ>>続きを読む
ダリの絵画(寧ろマックス・エルンストか?)とテリー・ギリアムのアニメーションが融合したような不気味な雰囲気は同じくローラン・トポール&ルネ・ラルーの共同制作である『ファンタスティック・プラネット』でも>>続きを読む
伝統芸能の世界に生きる人々のドラマを扱った作品って良いなあ。大好き。そこに同性愛的な要素が付随されると赤江瀑か皆川博子の文学のようだ。3時間近いが全然長いと感じない。寧ろもっと観たい。そんな気にさせら>>続きを読む
「明日に向かって撃て!」 「スティング」のジョージ・ロイ・ヒル監督とポールニューマンのコンビ再結成作。
「俺たち喧嘩スケーター」でアイスホッケーのヤバさは予習済みだったけどやっぱり野蛮だなあ。
不>>続きを読む
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名探偵シャーロック・ホームズの正体はアホでスケベで呑んだくれの三文役者で、脇に控えしワトソン博士こそが天才的頭脳の持ち主だった!...という、ありそうでなかったパロディ映画。
元役者(悲劇を喜劇に変>>続きを読む
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18世紀南米におけるイエズス会士の伝道を通じ、グアラニー族の人々との間に起こった奇蹟と悲劇を扱った史劇。
ロバートデニーロ演じるメンドーサが子供のように泣きじゃくり、グアラニーの人々から許しを得るシ>>続きを読む
世紀の対決、キングコングvsゴジラとなればワクワクしない手はない。いわんや当時の観客の興奮度をや。
怪獣プロレス映画なので、あまりシリアスになり過ぎるのもなあと思ってはいたが、まさかここまでギャグ強>>続きを読む
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ヨーロッパの戦後史についてロクな知識がないので、当時の情勢を学べて面白いと思う反面、もう少し勉強しておけば理解が深められたのかな。反権力というテーマはいかにも現代ウケしそうだなという失礼な予断を以て観>>続きを読む
戦前の硬派なバンカラ学生を描いた作品だと思っていたが、そうでもなかった。
硬派を気取りたいんだけど、そこそこ軟派で乙女に恋する岡山人キロクちゃんの青春物語。キロクちゃんを演じるのは22歳の高橋英樹。若>>続きを読む
原作者ヘンリー・ジェイムズはアメリカ出身だが、その最晩年に自国の弱腰な姿勢に業を煮やしてイギリスに帰化するという風変わりな経歴を持つ。
『ねじの回転』というヘンな怪奇小説も書いている(寧ろ現在では一般>>続きを読む
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西部開拓時代の無法者ビリー・ザ・キッドの名前は有名だが、彼を描いた作品を初めて観た。
邦題はビリーの名前だけだが、これは”PAT GARRETT AND BILLY THE KID”の方が相応しい。>>続きを読む
普段この手の映画は劇場に行って観ようとは思わないが、知人からムビチケを頂いたのでありがたく観に行くことにした。
原作は大人気コミックという事だけど残念ながら未読。なので比較は出来ないが、確かに少年漫>>続きを読む
いやあ久々にハズレ引いたなあ。
面白いとは言い難い、もしくはハッキリ言ってつまらない映画は直近でもいくつか観たが、そういう映画は元より大した期待はしていなかったのでそこまでの失望感もなかったけど、本作>>続きを読む
冒頭のアホなOPすごいモンティパイソンっぽいなあと思ったらやはりテリー・ジョーンズ監督作品。良くも悪くも変わらないな。監督はチョイ役で出演、他のパイソンメンバーもブサイクな宇宙人(CG)の吹替を好演し>>続きを読む
「刑事コロンボ:構想の死角」でデビューしたスピルバーグの初劇場公開作品。
マシスンの原作では主人公は男の顔をハッキリ見ているらしいが、視覚情報が最重視される映画であえて見せない、見せさせない。憎いね>>続きを読む
消耗品2。ジェット・リーが途中退場して最終的にチャック・ノリス、ブルース・ウィリス、シュワちゃんの3人を投入。大物俳優のど渋滞も良いところだが、先だってアベンジャーズEGを観たせいかさほど画面内密度の>>続きを読む
スティーブ・マックィーンの遺作らしい。
確かに若い頃と比べると老いた...のか?元がワイルドと渋みの権化みたいな人だから年取っても大して変化してるように見えない。それでも闘病中で相当苦しかっただろうに>>続きを読む
出たとこ勝負の陽気な詐欺師のオッチャンこと源均が舌先三寸で周囲を煙に巻き大暴れ!する無責任シリーズ2作目。
無責任時代では多少の理性があった植木等も今作では完全にヤバイ人。新婚旅行で行った遊園地を世>>続きを読む
はい。サラ・リンドのセクシーなサムネに釣られて観ました。しょうもないカナディアン・ホラー&コメディ。いやそもそもホラーなのか?これはコメディなのか?
ぐうたら呑んだくれ警官の主人公ルーがある晩、サス>>続きを読む
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「ブラック・クランズマン」でも触れられていた所謂ブラックスプロイテーションの映画で、監督兼主役のシドニー・ポワチエ始め黒人をメインに据えた異色西部劇。
南北戦争が終わり、解放されて後、豊かな土地と自由>>続きを読む
「邦キチ!映子さん」で紹介されていたのを読んでちょっと気になったので観たが、確かにこれは斎藤工映画だ。というか斎藤工以外何の価値も見いだせないタイプの映画というと分かり易い。あとはせいぜい津田寛治ウォ>>続きを読む
最初に見たMCUは「アベンジャーズ」だった事を考えると、ニワカファンの私ですらかれこれ7年の付き合いになるのか。
もう感無量。落ち着いたら改めてレビューし直そう。
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クリー&スクラル人が出ると聞いていたので、もしかして一本の映画でクリー・スクラルウォーとキャプテンマーベルのオリジンをやるつもりなのか?と少々不安になったが勿論杞憂でした。
MCUとしては初の単独女>>続きを読む
2本立てで前半に観た「第三世代」と比べるとまだ内容は追いかけられる。
好きな人のために性転換して女性になったが、男装して男娼漁りをする主人公エルヴィラのとにかく悲惨な話。
屠殺場のシーンがえげつな>>続きを読む
シリーズ物らしいが、前作は未見。全編悪ふざけとアクションとお色気のみで構成されたような作品。まあ好きな人は好きなんじゃないすかね。登場人物が合衆国大統領含めほぼ全員イカレポンチしかいないのでそういう向>>続きを読む
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飯場を渡り歩く渥美清と、おでん屋の女将淡路恵子の丁々発止のやり取りというか関係性が素敵。どちらも現在では絶滅した人情親父と江戸っ子の姐御肌。ドラマ版「男はつらいよ」が開始する1年前の作品なだけあって、>>続きを読む
コメディとシリアスを切り貼りしたような絶妙な構成だ。しかし、テーマは一貫している。
「風と共に去りぬ」のワンシーンからラストの映像に至るまで、即ち南北戦争の時代以前から連綿と続く問題だということだろ>>続きを読む
直近で見た優等生的な「忠臣蔵(1958)」と比べると深作欣二作品なだけあって血みどろ&チンピラ感が強い。松の廊下刃傷の場はカメラがグルグル切り替わり、今まで見た忠臣蔵の中でも一番迫力がある。特に討入り>>続きを読む
種々の古典文学・芸能に幅広く登場する酒呑童子伝説を題材にした異色時代物。『御伽草子』中、今際の際に酒呑童子が述べた「鬼神に横道なきものを」を拡大解釈したものか、酒呑童子を朝廷に逆らう義賊とした意味でも>>続きを読む
観ててふと思ったのは、この映画を観て外国人は理解出来るのだろうかということだ。日本人の感覚からいっても赤穂浪士の行動は前時代的であり、到底受け入れ難い価値観である。当時の庶民からしたところでそのまま受>>続きを読む