吹き替えで視聴。
どうもMr.ビーンというかローワン・アトキンソンが生理的に受け付けないところがあったので、スルーしていたが、何の気無しに観ると面白い。
基本的には「勘違いから起こしてしまったやら>>続きを読む
東洋のディズニーを目指して作られた東映動画(現:東映アニメーション)の「白蛇伝」に続く長編第2作目。白蛇伝と異なり猿飛佐助という日本人なら誰でも知っているキャラクターを利用した辺りは無難な選択と言える>>続きを読む
監督のサイレントからトーキーに移行した第一作目らしい。やたらとちょこまか動く辺りはサイレント映画の動きそのままで、台詞もあくまでも筋運びのために必要最低限にとどめている。
トーキーという新技術に喜び勇>>続きを読む
「シリアル・キラー」は彼を表すために造られた言葉らしい。現にいる悪魔、狂気の殺人鬼、極めて異常かつ極悪な犯歴にはおよそ似つかわしくない奇妙な魅力によって、存命の内から半ば伝説と化していた。本作は既存の>>続きを読む
もう観る気はさらさらなかったのだが、友人に誘われたので、観に行った。
頑張ってシリーズを終わらせることが出来て良かったねとしか。
このレビューはネタバレを含みます
ギリアムはやはり変人だ。こんないかれた映画が自慢の代表作なんだから。
某映画評論家に曰く、元々バンディッツはモンティパイソン主演前提のト書きだったようだが、(例によって)クリーズが色々ゴネてご破算と>>続きを読む
今まで「異色」と称される西部劇を幾つか観てきたが、これも変化球中の変化球。この映画を一言で表すならさしづめアメリカ横断ウルトラレース。セオドア・ルーズベルトの在任中なので、西部劇としては若干年代が若い>>続きを読む
「昔は六十を超えたる老人はすべて此蓮台野へ追ひ遣るの習ありき。老人は徒に死んで了ふこともならぬ故に、日中は里へ下り農作して口を糊したり。その為に今も山口土淵辺にては朝に野らに出づるをハカダチと云ひ、夕>>続きを読む
下がり眉で白い歯をむき出しにして笑う不気味な男、バート・ランカスターの魅力炸裂。彼の存在感の前にはゲーリー・クーパーですら為す術もない。というかクーパー演じる南部男トレーンは正直何考えてるか良く分から>>続きを読む
後半から「冒険者たち」っぽいなと思って観た後に調べたら、
やはり冒険者たちをモチーフ?にした作品らしい。モチーフなのかこれ?
冒険者たちと比べると余りにも貧乏臭く、行き当たりばったりの道行きもアラン・>>続きを読む
なんだろうなあ。確かにリドリー・スコット監督なだけあって十分に面白い。だけど何か騙されたような気がしてならない。
知らなかった私が悪いのかもしれないが、「シャーウッドの森に住む義賊ロビン・フッドの物語>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
実にマカロニらしい何の含蓄も感じられない復讐ウエスタン。つまり楽しく観られる。
リー・ヴァン・クリーフは『夕陽のガンマン』に出てきたモーティマー大佐と服装がほぼ変わらない。照りつける西部の陽に漆黒の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
SF+ホラー+パンデミック。スティーブン・キング原作という以外は予備知識ゼロで見たので、ホラーっぽいなとは思っていたがまさかインベーダー物とは。でもどことなくキング味がある。なんか色々混ぜた結果良いと>>続きを読む
作中誰も主人公のことを「リンゴ」なんて呼ばないし、原題も「ジョニー・オロ(黄金ジョニー)」なのに何故リンゴ?と思ってwikiを見ると、マカロニ映画の父ドゥッチョ・テッサリのジョニー・リンゴを主役にした>>続きを読む
ハガレン作品自体触れるのが超久しぶり。
プロットもキャラクターも今までメディアミックスで作られてきた数多くの過去作に非常に似ていて、そこから何かブラッシュアップされたようには見えなかった。そこはかと>>続きを読む
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「続・荒野の用心棒」こと「ジャンゴ」で有名なフランコ・ネロ主演作。
故郷テキサスを離れメキシコで父の仇であるシスコを探すバート(フランコ・ネロ)&ジムのサリバン兄弟による復讐物語。
フランコ・ネロ>>続きを読む
オープニングが良いよね。
毎度おなじみのNYやLAじゃない、アメリカの都市に住む人々の生活が流れる。様々な人種、階層、地域の顔、顔、顔。そこにブルース・スプリングスティーンのテーマ曲がついてなんともエ>>続きを読む
原題は「ケーヒル 連邦保安官」なのに「ビッグ」を付けてしまった所為で良くも悪くも黄金期の西部劇的大らかさを纏った雰囲気になってしまった。
二人の子供を持つやもめの保安官ケーヒル(ジョン・ウェイン)と>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「酔拳」と同時期に撮影したらしいが、こちらは打って変わって暗い作風。初期のジャッキー主演作はこういうシリアスな作品もあったんだな。本当にギャグらしいギャグが一切出てこない。全編通してこんなに暗いカンフ>>続きを読む
ファシズムとナチズムは同等かもしれないが、ムッソリーニはヒトラーではない。
ムッソリーニ復活を通してイタリアの現状を風刺するなら丸パクリは駄目だろう。イタリアはドイツではないのだから。志が低過ぎるよ>>続きを読む
「生きてこそ」という映画にもなったウルグアイ空軍機571便遭難事故のドキュメンタリー。
肝心の生存者や遺族のインタビュー映像に字幕がついていなかったので、未評価。
冒頭と終わり頃にショッキングな写真>>続きを読む
夜の街を彷徨うジャンヌ・モロー。バックグラウンドに流れるマイルス・デイヴィスのジャズ。ダウナー&メロウ。最高か。
モノクロなのに夜景が、そして朝焼けのパリが美しく撮れている。これだけでも観る価値はある>>続きを読む
1972年10月13日、乗員乗客合わせて45名を乗せたウルグアイ空軍機571便がアルゼンチン・メンドーサからチリ・サンティアゴへ飛び立った。高く険しいアンデス山脈を越えて直接サンティアゴには向かえない>>続きを読む
007とハリー・パーマー(外見のみ)を足して引っかき回したハチャメチャ男、オースティン・パワーズ。冷凍睡眠から目覚めた60年代のスパイがフリーセックスとガチャガチャの歯並びを引っさげて大暴れ!シャガデ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「大空港」や「激突」などのヒットを受けて1970年代前半は空前のパニック映画ブームだったようだ。本作と同年には傑作「タワーリング・インフェルノ」も公開されている。原題は「The taking of P>>続きを読む
今三国志演義を読んでいるがとても面白い。中国の古典は西遊記も水滸伝も読破したのに、何故か三国志だけは避けていたが、間違いなく本作がその理由の一つだった。
昔初三国志体験として期待して観て見事にがっか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
英語の慣用表現に“It’s all Greek to me”という言葉がある。直訳すると「私にはギリシャ語だ」。曰く、ギリシャ語はちんぷんかんぷんであり、転じて意味が分からない事物をこう称する。
本作>>続きを読む
シュワちゃんからダニー・グローヴァーに主役交代した事で、絶対的な安心感はなくなったが、等身大の人間が戦ってる感じでこちらの方が好み。
前回が密林なのに対して摩天楼のジャングル。地の利はハリガン警部補>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
頭空っぽにして観られるアクション映画なのはジャケットからも邦題からも、ドウェイン・ジョンソン主演からも分かる。なにせ狼が空を飛ぶのだ。真剣に考えるだけ阿呆である。
ただ嬉しいのは、この映画には流行りの>>続きを読む
夜の京都を鳥瞰した絵から池田屋事件の現場にクローズアップする。その脇の屋根から、勝新太郎演じる大泥棒の佐渡八がひょっこり顔を出し「こんな物騒なご時世じゃおちおち泥棒も出来やしない」と独言るアバンタイト>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
面白かったし、散々賛も出尽くしたろうから気になった箇所を中心に。
お母さんの思想がアレ過ぎて意味不明。家族喧嘩に全人類の生命財産を巻き込むのやめろし。
ゴジラシリーズの狂信者らしいドハティ監督作品>>続きを読む
ブラッドベリの名短編「霧笛」の実写化ということだが、殆どそれらしき要素が見当たらない。
類似点があることから訴訟を避けて、同名かつ旧友のレイ・ハリーハウゼンが原作として許可を取ったのだという説をネット>>続きを読む
ドナルド・トランプが共和党から大統領選に出馬した際、「エアフォースワンみたいな勇敢な大統領が好きだ」と発言したところ、まさかのハリソン本人から「ドナルド、あれは映画だ。現実じゃない」と冷静かつミもフタ>>続きを読む
日本公開版とアメリカ版があるらしい。いやはや凄まじい。かつて日曜洋画劇場で放送されたらしいが、日本人が漠然と抱く犯罪大国アメリカのイメージに大いに寄与したのではないだろうか。これじゃTV放送はおろか、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ヒッチコックにハマっていた時期、似たような映画を探していて「これは?」と友人に勧められて観た一作。当時はその凄さがイマイチ分からなかったが、今は分かる。観ている最中鳥肌が止まらない。
落ちぶれたかつ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
レイ・ブラッドベリの作品に「熱気のうちで」という短編がある。猛暑の町を歩く二人の老人が、常にイラついてる不快でガサツな中年女にとある警告をするだけの話なのだが、扱うテーマが現代的な佳作で、流石にブラッ>>続きを読む