歩さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.1

王室に縛られた皇妃エリザベートの苦悩は女性の生きづらさの象徴。自由になる為の反逆はまだかと終盤まで待ちわびたが見た事のある計画だった。ジャケ写が一番カッコいいっていうちょい詐欺案件

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

金塊掘り当ててナチスから追われるじいさんが無双 一人暗殺部隊のじいさんの殺傷能力の高さと生き抜く力に感服 地雷って円盤みたいに飛ばして使うんですね。グロさと痛々しさと笑いのバランスが絶妙

フォービア/4つの恐怖(2008年製作の映画)

3.2

4つのオムニバス スローテンポだなと思っていたら2番目の話はスピード感も熱量も凄く血の出かたもグロさも独特だった 幽霊がグレイタイプの宇宙人似でガイコツであんなのは初めて見た

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

原作既読 映像だとどうなるのか気になって視聴したところヒントがあまりなかった。映像化が難しいってそゆこと?森川葵の迫力でちゃぶ台と一緒に戸塚純貴がぶっ飛んだところおもしろすぎた

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

3.9

差別とかいじめの描写が延々と続いてかなりキツかったけど最後まで観たら面白かった!本物の怪物は誰?っていう斬新な映画だった ラストの主人公の叫び声とエンディングがめっちゃいい!エンディングカッコよくて3>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.0

冒頭のスーパーの惨劇が勢いあってファイナルデスティネーションぽかった 簡単に死ぬー 
人をオーブンで丸焼きっていうのはたまに見かけるけどそのまま晩餐のテーブルに出すのか!センスがあるというかないという
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

自分では絶対に選ばない作品を人から誘われて鑑賞。現在と過去が入り混じる時系列も抵抗なく観られた。原爆の映像に無音爆音の効果でめちゃくちゃ怖い。
日本長崎広島のワードが俳優陣の口から出てくるとやりきれな
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リベリオン(2002年製作の映画)

4.0

人間の感情を抑止させるため毎日プロジウム(薬)を飲ませる。感情がないなんて死ぬのと同じだー耐えられん モナリザの絵を燃やすシーンがショックで、感情を取り戻した主人公がベートーヴェンの音楽を聴いて涙を流>>続きを読む

テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

3.9

認知症のデボラを密着取材する医大生。意地悪なテーマだなと思ったけどそんな事なかった!面白いー ホラースリラーミステリーがアルツハイマーと上手く絡み合って助走つけながら謎へ迫る展開が巧い。終盤はデボラ婆>>続きを読む

カミングスーン(2008年製作の映画)

4.2

ホラー映画が現実に、現実がホラー映画に。冒頭から凄いシーンに釘付けになった!髪の毛薄い老婆がくしで髪をとく、それだけでホラー。所々ユーモアも効いていたりちょいタイムループも来たりタイのホラーに大満足!>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.3

声を失った孤独な女性と半魚人のラブファンタジー ただの恋愛映画ではなくメッセージ性も強かった。人種差別マイノリティマジョリティ グリーンの映像と水の使い方キモかわ半魚人、ギレルモデルトロのアートな世界>>続きを読む

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.5

患者の魂の救済に取り憑かれる看護師の狂気 全体的に静かであんま怖くないなと思ってたら急に凄いシーンがやってきて飛び上がった!緩急の付け方とラストがやっぱりA24
天使と悪魔が同居する

海上48hours ―悪夢のバカンス―(2022年製作の映画)

3.6

好きなやつにタイトルが似ていてつられて視聴 
⚪︎海上48hours ×海底47m
中盤まではありきたりだったが終盤で一気に巻き返してきたーまさかそんなドラマが用意されていたとは メンタル強
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ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

3.6

農民を騙してモール建設を進める自治体チームに忍び寄る殺人鬼 単純で面白い ブラックジョークも効いてて良い マスコットの被り物してると表情が見えないから怖さが倍増する なんで評価低いんだろ?これ好きだっ>>続きを読む

わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.2

原作は知らんけど時代物のファンタジーで映像が綺麗で斬新だった!手料理で旦那様の胃袋を掴み、美味しいと言って食べてくれる姿に嬉し涙を流す美世にグッとくる。継母と妹達にいじめられる美世がまるでシンデレラで>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

ゴジラ迫力あった!終盤泣けた
ストーリーはツッコミどころも多くセリフも暑苦しいなと感じていたが、ゴジラのテーマが流れてくると急に体が熱くなった あの曲には魔力がある 深海魚が浮かんでくるとゴジラが出て
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.2

アウシュビッツでナチスに家族を殺された老人ゼヴ、認知症で物事をすぐに忘れる状態で友人からの手紙だけを頼りに兵士に復讐する為に旅に出る。
危なっかしくて頼り無い老人を見守りながらも、名前を変えて生きてい
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犬人間(2022年製作の映画)

3.1

イケメン変態男の趣味に付き合わされた79分!億万長者だけど心が貧乏な孤独な男、束縛男ってやっぱりまめだなー イケメンだと怖さが半減する

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.9

ダメ男と都合の良い女それぞれの4組のカップルの話しをなんとなく見ていたら、4組が繋がる後半から一気に面白くなった!ラストが舞台なのも一風変わっている。
女子がキレる中でも前田敦子がチャラ男菊池風磨を一
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市子(2023年製作の映画)

3.5

市子は壮絶な生い立ちから作り出されたモンスター 生き抜く為には手段を選ばない 強さと陰のある魔性の女に取り憑かれる男女達 時系列バラバラで市子に関わった人達のオムニバス形式やニュースで事件を伝えたりな>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.1

原作を読んだ時はごちゃごちゃしていてピンと来なかったが映像だと分かりやすかった。多様性を尊重する時代での不都合。やっぱり極端だなあと言うのが正直な感想で私にはあまり刺さらなかった。でも「社会のバグ」と>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.5

芸術性が高くグロテスクでぶっ飛んだ世界観 主人公が臓器を生み出し臓器にアートなど常軌を逸している。難解でちょっと何言ってるか分からないが、環境汚染のツケが回ってくる未来に人間の身体で対応できたら?とい>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.1

悲惨な話しで面白いものではなかったがグイグイ惹き込まれた。
常に危なっかしく不安定なニトラムが花火で興奮したり銃に興味を持ったり、この先大変な事になるだろうとヒリヒリした。
ヘレンとの出会いと悲劇の別
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我々の父親(2022年製作の映画)

3.4

有名不妊治療医が患者を騙して行っていた衝撃の事実 医師の立場を利用した性犯罪 街中を子孫だらけにして自分の王国を作りたいのかコイツは 世の中から白人が減る事を恐れるカルト的な思考 人種差別主義の偽善者>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

ベッソン版ジョーカー 主人公の化粧も濃いが内容も濃い 女装にも意味があった!
アクション少な目なのは予想外だったけど、愛、悲しみ、孤独からリュックベッソン独特のセンチメンタルな気分を味わえた。犬やっぱ
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パレード(2024年製作の映画)

3.4

現世にやり残した事があり成仏されない人達の世界。ひょっとしたらこんな世界もあるのかも知れない。RADWIMPS野田洋次郎の音楽でおくる前前前世じゃない後後後世 ラストの締め方が良い!

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

前に観たけど忘れているので再鑑賞。レクター先生の強力な洞察力と分析力により、ちょっと会話しただけで丸裸にされるクラリス。FBI実習生には強烈すぎて、あまりにも綺麗な涙を流すジョディフォスターに見惚れた>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.6

原作既読 死んだ夫は大祐という名を名乗った別人だった!
過去を捨てて別人にならなければ生きていけない人の苦悩。妻の「私は一体誰の人生と生きてきたのか?」が印象的だった。残された人達がこの真実を抱えて生
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イビルアイ(2022年製作の映画)

4.5

この監督の作品を観たのはパラドクス、ダークレインに続き三作目 私はコレが一番好みだった!
童話の魔女の話しやお館の雰囲気、クリーチャー姉妹愛など全てが良い オチにも納得 あんな魔女は初めてだ

マッチング(2024年製作の映画)

3.5

歪んだ愛情と負の連鎖 ツッコミ所もあるがマッチングアプリ使った展開がそこそこ読めるけど面白かった 土屋太鳳の驚き方が凄くてやっぱ身体能力高いなと(そこか) 土屋太鳳は〝累かさね‘’で一気に好きになった>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.4

だいぶ前に観たやつアマプラに来た 主役のプレッシャーからどんどん精神病んでいくニナ 真面目で臆病なニナには荷が重すぎたのでは そして全員が敵!自分が叶えられなかった夢を娘におしつける母親の過度な干渉と>>続きを読む

スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.4

今度はジグソウの模倣犯 ソウシリーズ程のスピード感やドキドキはなかった。でもゲームの内容は今まで一つも被る事なく相変わらず凄い。全体的に安っぽさもあったけど模倣犯がジグソウ先生を超えたらジグソウおこだ>>続きを読む

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.4

事故で昏睡状態の妻が奇跡的に目覚めると夫は悲しみに明け暮れることができなくなり
不幸な自分を愛し、周りが優しくしてくれることに快感を覚える。これ夫版〝代理ミュンヒハウゼン症候群‘’だ!不幸でなければ自
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呪詛(2022年製作の映画)

3.2

怖くはないけど気持ち悪かった。虫とか動物の生首とかは大丈夫だけど、皮膚の感じとか吐いたりガンガン頭ぶつけてくるのは不快。展開が遅く長いなと思ったのと時系列がごちゃ混ぜで分かりづらかったのはマイナスポイ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

ウシク見たさに再鑑賞 前半は金持ちは簡単に人を信じるおバカさんで、貧乏人は狡賢く嘘つきという皮肉ったコメディ。後半からじわじわと雰囲気変わっていき目が離せなくなる。
人の良さそうな富裕層が土壇場では貧
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.6

激しかったー みんな短気で気性が荒い なんでもすぐ壊すー でも激しさの中にも少年使って訴えてくるあたりが上手い、じーんときた マブリーはサイコーだけどチャンが気になった チャンは細めのロバート秋山