このレビューはネタバレを含みます
クリントイーストウッドが90歳の「運び屋」を演じる。ただそれだけ。
それだけなのに、今のアメリカ、主人公の人生、家族との確執、様々なものが見えてくる。
最初と最後で主人公は同じ行為をしているのに、>>続きを読む
映画館で観なければ、おそらく体感できない魅力がある映画だった。
例えば、映画館という聴覚に集中できる環境、観客のそれぞれが想像するデンマークの風景や事件に関わる人物像が見えているだろう事など、映画館で>>続きを読む
顔が凄い、役者陣の顔の演技が濃くて面白くなってくる。
話の構図としては昨今話題になっているデータ偽装や隠蔽という組織体質を一人の「お荷物」社員が実は有能な奴で、会社の不正を告発するというものだ。>>続きを読む
原題は『The Young Karl Marx』若き日のマルクスを題材に『共産党宣言』執筆までを描いている。
マルクスの後世への影響力は計り知れないが、資本家の息子であり、聡明なエンゲルスの協力が無>>続きを読む
2003年のイラク戦争よりも前、
2001年の9.11テロよりも前、
1996年に国連の「石油・食料交換計画」が開始された。
総額7兆3600億円に上る予算が組まれ、賄賂や不正が横行し、サダムフセイン>>続きを読む
『イゾラド』を見たときの怖さを思い出した。
『イゾラド』とは、2016年NHKスペシャル大アマゾンで特集された南米アマゾンで隔絶された人々という意味を持つ。原初の先住民たちの事だ。
番組の終盤、スタ>>続きを読む
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悪役の悪とか闇の強さっていうのは、その映画の魅力とか動力としてとても大事だと改めて思う。
映画の中で積み上げられていくラルフの気持ち悪さ、怖さ、これが存分に可視化される終盤。
というか全部ラルフが>>続きを読む
アップリンク吉祥寺で観た。
マリア可愛い、マシューカッコいい。
マシューとマリアの周りに出てくる奴らの二人に対する詰め方がきつい。
どこにも逃げ場がないような感じが前半特にきつかった。
周りの奴らの>>続きを読む
現代の家族を巡る話は世界的にムーブメントがあるのか、是枝裕和監督の『万引き家族』やアメリカのシングルマザーを描いた『フロリダプロジェクト』とか。
家族を巡る話は普遍的だし、よく題材にされるとはいえ、2>>続きを読む
安易な希望よりも本当の絶望を、
本当の絶望を感じるからこそ本当のわずかな希望を。
繰り返し「終わる」とか世界の破滅とかそういう危機感を訴える。
だからアクション、つまり実行力が重要だと。
だけどそれ>>続きを読む