Ruiさんの映画レビュー・感想・評価 - 33ページ目

Rui

Rui

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アポロ13(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

物語の大半は宇宙船・管制センター・それぞれの家庭で進行します。

宇宙では希望と絶望は隣り合わせだと、改めて思いました。捉え方によっては絶望的なことも、アポロ13号の船長ジム・ラベルと地上での飛行主任
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.5

フィフスエレメントのようなバタバタ感、作品全体に漂うサイコ感と登場人物の狂人具合が独特です。

パプリカとかはこの作品の主人公の妄想シーンの世界観に影響受けているのかなと思ったりしました。

悔しいこ
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.9

暴力描写をリズミカルに、軽快に描くことで奇妙な雰囲気を醸し出す作品です。

激しい暴力衝動と性的衝動を持つアレックス、その仲間、家族、被害者達、新たな更生プログラムの被験者として利用しようとする医者や
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

舞台は火星。
探査中に突然の悪天候に襲われ、アクシデント発生。火星に取り残されてしまった一人の男のストーリー。

宇宙を舞台にしたサバイバルSFの中では孤独や死への恐怖がつきものですが、この映画ではそ
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.2

「小さな蝶のはばたきが、地球の裏側で台風を起こすこともある」(カオス理論)

この映画は一つの小さなきっかけや出会いが、それぞれの人間の人生にとても大きな影響を与えるというメッセージにも聞こえました。
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

嘘をつくことは大変で、例え自分のためについた嘘だとしてもそれはあとから自分に襲いかかって来る。ありのままでいられることがどれだけ尊いことかを教えてくれる作品です。

出発が近づくにつれてそんな当たり前
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

読書、作家、知り合い、ホテルの客、元ホテル従業員と、いくつもの人を通して伝聞された話という設定で、グランドブダペストホテルを舞台にした話。

ウェスアンダーソン監督の特徴だと思うのですが、相変わらず細
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

「このミッションはなんだかいやな予感がするんだ」

圧倒的に綺麗な景色と残酷な現実、生きる希望とすぐそこに迫る死、その間でもがくようなサンドラ・ブロックの演技が素晴らしかったです。映像も凄い。

「宇
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トータル・リコール(2012年製作の映画)

3.8

王道の面白さでした。勘違いしてリメイクではない作品だと思って観ていたのですが、オバマの札束が出て来たところでようやく気づきました。笑

街の風景、ストーリー等、ブレードランナーの影響をとても感じました
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.2

ブラッドピッドとブルースウィリスの狂人の演技が素晴らしいです。

ウイルスによって絶滅の危機に瀕した地球を救うため、異常な記憶力を持つ囚人ジェームスが過去に派遣される話。

未来から来たというジェーム
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 インターナショナル・ヴァージョン(1997年製作の映画)

3.9

ブレードランナーやAKIRAの影響を感じさせる、物悲しい雰囲気と退廃した近未来の世界観。

誰もが、造られた記憶なのか、そうでないのかを自覚できないまま生きる電脳化した社会。

結果的にネット内にのみ
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

3.8

映像、会話、ストーリー、どれもはっきりせず霞んだ印象を受ける作品です。観る人に絶え間なく何かを語りかけているような展開。

長い高速道路での走行シーン。(日本の道路のようでしたが、どういうことだったん
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第9地区(2009年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーのような展開で描かれるB級SFというのもなかったので面白かったです。

エイリアンが当たり前に存在し、軽く扱われ、人間に卑下される話。クリストファーとその子どもはすごく優しく、それ故に
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

4.0

UFOが幻想的で綺麗。冒頭の画面が真っ暗な場面や最後の連れ去られた人々の登場シーンでの不穏な音楽に2001年宇宙の旅の影響を感じます。

どうしようもないほど狂ってしまったお父さんが何をしたかったのか
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.2

前作から20年、俳優も皆実際に歳をとり(当たり前ですが)、同じメンバーで出演しています。

前作でもベクビーと、その他3人(レントン・スパッド・シックボーイ)という分断されたように見える関係性でしたが
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攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain(2013年製作の映画)

3.7

9課のメンバーと出会うまでを描いたストーリーです。

素子は冷静さがなく、破天荒な印象を受けました。トグサの顔がなんだか不細工だった気がします。素子もPart4でいきなりおばさんっぽくなったような..
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.5

SFアクションコメディーみたいな感じでしょうか。いろいろな話が怒涛のように繰り出され、力技で集約されていきます。

すべて失敗する悪役、電話をかけてくる母親、歌姫のお腹に保管されている石...決して完
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

終始悲しげな雰囲気が漂ってはいますが、映像のクリアさも相まって前作に比べて開けた印象になっています。

恋愛さえも商品・データ化され、それでも身体の触れ合いは再現できないという状況は「無駄」を省く現代
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.1

ダークなストーリーに1・2とは違った良さを感じるシリーズ3作目。ど頭から素晴らしい演出が続き、エンディングまでノンストップの展開。スターウォーズ エピソード3やトイストーリー過去作へのオマージュみたい>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

3.8

様々な視点で進むストーリーと、それが徐々に近づいていく緻密さがユニークでした。音楽と撮影技法、銃を使ったアクションがとてもかっこよかったです。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

別の場所で起こった話が最後に綺麗にまとまるのかと思いきや、そんなに交わらない話もあったり...観終わった後の肩すかし感も含めて不思議な感覚。

ヴィンセントがトイレに入るととんでもない悪いことが起きる
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.6

「正しい教育」ではないかもしれないけれど、ヴィンセントにギャンブル、ケンカの仕方、バーなど、色々なことを教えてもらったこの少年は健やかに成長していくんだろうと思いました。

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

4.0

作品の完成度と、それが商業的に成功するのは全く別の話なんだと実感させてくれる映画でした。商業的な才能がある人というのは平気で誇張して話したり嘘をつける人なのかもしれませんし、それは本人の中では嘘とも感>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.9

題名や序盤の展開からケンカ映画なのか?と思わせておいて、終盤に向かって伏線を回収していくストーリー。おもしろかったです。

花に嵐(2015年製作の映画)

3.5

やはり自主制作感のある映画で、カメラワークがほぼ全編手持ちカメラの映像のみなので、酔ってしまい気持ち悪くなったのでそれで減点です。

しかし、だからこそのリアルさがあり異質感のある、自分が観たことのな
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.4

のんびりと、列車と共に流れて行くストーリー。ムーンライズキングダムに通ずる雰囲気とストーリー。突然訪れるシリアスな展開、そこからの兄弟の結束。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

モノリスとはいったいなんなのか。記念撮影時のノイズ。人工知能HALとの会話。無音状態や、宇宙ヘルメットの中での息づかいのシーンでの緊張感。美しいシーンや色づかいが印象的で、全てが謎めいています。

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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

舞台は2019年。2017年の現在、電車を待っているホームで見える現実がなんだか嘘のようです。車が街の上空を走ることはまだ無いけれど。この映画を観終わってから1日も経っていませんが、別の世界にいるよう>>続きを読む

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.1

登場人物のキャラ、話の構成など、作品全体が人間味とユーモアに溢れていて、飽きずに観れて素晴らしかったです。強いて言えばですが、効果音を人力で出すシーンが全体を通してお気に入りです。

とにかくチョイ役
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ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.0

設定もリアリティがなく、ストーリーも退屈、男女の感情もリアリティがなく伝わって来ませんでした。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.6

設定がわかりやすく、入り込みやすいです。ストーリーは平凡ではあるけれど面白い作品でした。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.9

カイザーソゼの正体がなんなのか、実在しないのか、はたまた5人のうちの誰かなのか...最後に明かされます。尺も長くはないので、分かりやすく驚かされる構成だと思います。

欲を言えば、この手の映画は現代に
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.8

ゲームの中のキャラクターが現実世界に登場する、という設定が面白い作品ですが、そこに頼りすぎることなく、スピード感たっぷりに描かれている作品です。

個人的にはゴーストバスターズの現代版というか、技術的
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

時間を並列に捉えるという考え方が自分にはとても新鮮でした。同時に、パラレルワールドは存在せず、起こる結果は1つしかないのかなということについても考えました。

「よく分からないもの」について初めに分か
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーというか、映画的な質を持ったライブ映像です。talking headsもtom tom clubも最高。2017年の今聴いても、一周回って現代的な音楽に感じます。

talking h
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ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

3.8

みんな自分に都合のいいことを信じて生きて、都合の悪いことから目を逸らしている。何かにすがって生きることについて考えさせられました。

自ら命を絶ったマリリンのシーンと、修道女が空を飛ぶシーンが、人間の
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