鉄さんの映画レビュー・感想・評価

鉄

映画(654)
ドラマ(3)
アニメ(0)

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.1

すっごくシンプルな物語で、これまでの濱口作品はあらすじを言うのがとても難しかったのだけど、今作はびっくりするほど説明しやすいあらすじがある

洗練の限りを尽くしたからこその今作なのか…?

あとは、人
>>続きを読む

成功したオタク(2021年製作の映画)

4.2

ドキュメンタリーは最も私的なフィクション作品なので、正しくこの作品はドキュメンタリーだった

本当に好きなものを好きでいる時、私はどこまでも行ける、何でもできる、と思えるあの感覚や感情全てがわかるので
>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.1

ミア・ゴスの不気味な顔好きだな〜と思っていたら簡単に殺人をたくさんできる画期的システムが出てきて嬉しくなった 殺人とセックスに元気のある映画は良い

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.0

瞬く間になくなってしまう稀有な時間を永遠に閉じ込めたい映画が本当に好きなので、本当に好きでした

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

一緒に観た友人が「この映画を意味わからんって言った人とは距離置いたほうがいいよ」と言っていたので、たしかにと思いました


子供として生まれてしまったことによる罪悪感が見せた物語という、大変に筋の通っ
>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

普通の顔で映画を観て、満席の映画館が少し冷めるまで待ってから劇場を出て、上映中に取引先から来てたメールを返して、銀座線の改札をくぐり、ホームの椅子に腰掛けて、ちょっとこの映画を思い出して、少し泣いた

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

ほんと〜に面白くてだいすき…😭🫶なんて真っ当でまともな映画を作るようになったんだこの監督は

熱のあとに(2023年製作の映画)

3.7

もうずっととっ散らかってるし、こういうのもうタルいんだよな…とずーーーーっと思ってたのに最後にワシっとラヴを見せてくれたのでチョロい私は嬉しくなってしまった

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

もしあと10本も映画作られるとしたら嬉しすぎる ハリーポッターじゃん

初仕事(2020年製作の映画)

3.7

写真を撮ることが大事なのではなくて、他者に写真を撮ってもらうという行為(グリーフケア)によって救われる気持ちがある、という話
だから写真という実物がなくていいし、ケアする者が完全なる他人であるからこそ
>>続きを読む

ふたつのウーテル(2010年製作の映画)

3.6

15分でも飽きずに展開を見せる、イヤな嫌さがないのも良い

海にしずめる(2013年製作の映画)

3.8

ややこしめな題材をさらっとわかりやすく、それでいて暗くもなくユーモアたっぷりに描く良い脚本だし、画もバシッと決まるところはしっかり決めててヨだった

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

原作がさ、原作が好きだからさ…やっぱ綾野剛ってちげ…

聡実くんはキャワな顔立ちでgoodでしたけど というかあの原作の風味を損ねないで映画にするって無理だと思う 漫画の天才だから ギャグとブロマンス
>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.1

かなり仲の良い友達と観て、2人してかなり落ち込んでしまいサイゼでハンバーグとパスタを食べながら、最終的に「家を買って、生きられなくなっちゃった友達を招き入れて死ぬまで住みたい…」という話を泣きながらし>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

つい最近婚約したのですが、このような日々が待ち構えているという恐ろしさと、それでも厳粛な死を迎えたいという気持ちと、良き思い出も何もかも嫌な日々ですらも最後はがらんどうの部屋だけになるという無常さでオ>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.3

本当にいい たまんない気持ちになる 日々の生活が苦しくて辛いのはほんとに全然最悪なんだけど、人との触れ合いで磨耗した心が少しだけましになる、ということは本当にある

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

ゴジラが銀座をボコボコにすんのは絶望感あって面白かったけど、残りの人間ドラマパートが「匿名ラジオ」の『もし戦後すぐにゴジラが日本襲っちゃったらど〜しよ!?(ど〜する!?)』回でウケた ARuFaが佐々>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自らと触れ合う人々との一瞬を味わうのみに留める、変化し続ける景色をただ日々の流れとして楽しむ、究極に自らのすがたをまったく損なわないことがタイトルのそれだと突きつける、本当に削ぎ落とされた美しさのみの>>続きを読む

親密さ(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

言葉で他人のこころを掴もうとする試みを4時間10分くらい散々見せられた後に、駅で偶然再開した元恋人をそれぞれの電車越しに追いかけてただ笑い合いあってキスを投げる非言語での触れ合いを見せて「これが親密さ>>続きを読む

はこぶね(2022年製作の映画)

4.1

つらかったり悲しかったりやるせなかったりむかついたりどうしようもなかったりすることが多すぎて、生き続けるのが本当に大変すぎる
でも死ぬのもなぜかいやだから、ちょっとしたよかったことを引き延ばして引き延
>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

やっぱ王道とか大好きだからボーイミーツガールで無事落涙だったけど、わりと タメになったなぁ タメになったねえ の気持ちで観ちゃった

(2021年製作の映画)

4.4

これ最高 (という設定)という言葉忘れたいほどに

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.6

映像を制作することそのものの気味悪さ、異常な執着心、強迫観念が見事に映画として語る物語と一致していてたまげた。映像の表現手法と物語が合致することで、こういうとんでもないものを作れるんだ

バービー(2023年製作の映画)

3.8

グレタ監督さん、これまでわりと繊細に映画作ってきたのにこんなに大味のフェミニズム最初の一歩みたいな映画作ってええんか?となった

小説家の映画(2022年製作の映画)

3.4

前半つまんなすぎてクソ寝たけど起きても起きても噛み合わない上っ面の会話ばっかしてていやすぎた てか最後までみんな気まずい空気と会話しかしてないのカサヴェテスの「フェイシズ」みたいだった みんな会話が続>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公が疎開した家に死体をたくさんの人間が運び込んでいるのかと思ったら、戦争で使う小型飛行機の窓の部分で、それを「美しいね」と言っていたシーンがよかった

あとはわりと支離滅裂でマジ?????という気
>>続きを読む

フェイシズ(1968年製作の映画)

3.6

初カサヴェテス
は〜マジでこの噛み合わない意味不明の気まずさだけが満ちている空間何!?勘弁しちくり〜とずっっっっと思いながら観ていたら、謎にまずい卵捨てて早口言葉言い合うくだりからの、間男が不倫相手の
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

こんなにわかりやすくていいんですか???てくらい脚本が練り練りに練られてて、 そこまで拾わんくても…笑 みたいになりました
てか基本子供2人のシーン全部少女漫画すぎて、花とゆめの気持ち
最後、あれ死ん
>>続きを読む

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

3.8

友人のシャーロットがアッパーハッピーギャルでよかった 悪役絡んでくるシーン悉くサイケでさいこう

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.4

全然これだって『藪の中』でしょ
最後最高すぎてよだれ出た

>|