うえおさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

トロール(2022年製作の映画)

3.0

北欧神話がモチーフ。だがそれに馴染みがないので背景とか分からず、巨大怪獣モノとして見るとどうにも消化不良感あり。明るい時には現れない?と言われつつ日中にも現れててあれっ?て思ったけどあれは曇りだったか>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

まさにシンのウルトラマン。ビジュアルの変化にまず驚き。めっちゃスタイリッシュ。初期のウルトラマンも本当はあんな感じで輝かせたかったのかなぁ。子供の頃は深く考えずに単純にウルトラマンがいろんな怪獣を倒す>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.7

新海監督らしく、映像の描写が美しすぎる。特に乱立するビル群、古びた建物、迸る水滴。内容よりも描写に心奪われた。内容はなんか足りない感じを受けた。雨の東京を晴れにするための人柱。でも、大丈夫。

はるヲうるひと(2020年製作の映画)

3.4

佐藤二郎が劇団でやっていた演目を映画化。監督佐藤二郎らしさの演出、セリフ回しを感じられる。シリアスな中にもどこか笑えるコメディ要素もあり。終盤までとても暗くて悲観的な話が続くが、ラストはみんなが明るく>>続きを読む

クローズZERO(2007年製作の映画)

3.5

今活躍中の俳優が若手の頃の作品。ヤンキーはどうして一番になりたがるのか。転校生が学校を喧嘩で治める話。元が漫画のため所々コミカルな演出あり。

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.5

アメリカの裏社会の縮図のような映画。暗殺、謀略、マフィア、組合・・・複雑に絡み合うなかで人生を左右された男の半生の記録。

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.2

偽札の映画なのかと思いきやそれだけではなかった。やや難解。現実とそうでない世界が入り混じる系。現実が小説となったのか、小説に書いたことが現実となってしまったのか。

ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.5

修学旅行の出発直前に飛行機が墜落して全員が死んでしまう予知夢を見てしまう主人公。彼と何人かは脱出したがそれ以外の人達は本当に死んでしまった。以降、生き残った人達が謎の怪死を遂げ始める。死に方が、ホーム>>続きを読む

アウトサイダー(2018年製作の映画)

3.2

外国制作の日本映画って偏見や誇張が強く見られる時が多いが、今作はリアルに作られている。違和感としてはジャレッド・レトの日本語のセリフ。どうしても棒読みに聞こえてしまう。日本人の英語のセリフもネイティブ>>続きを読む

アイ・ケイム・バイ(2022年製作の映画)

3.0

そこで終わり?って印象。判事があそこまでする理由も釈然としない。正義を司る判事が悪事に手を染めていたそんな話。そこには人種差別や性的嗜好も絡んでいた。

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.8

2時間半を感じさせない名作。サバイバルパートからはセリフがほとんどなくなるが、トムハンクスが生きるために必死になっている様は見応え十分。時間の経過が急に飛んでしまうのがちょっともったいないなーと感じた>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

3.8

戦争により引き裂かれる家族、恋人は多くいたのだろう。引き裂かれたあげく、どちらかが新たな家族を築いていたとしてもどうしようもない現実がある。極限の状況。悪いのは戦争。

星の子(2020年製作の映画)

3.2

新興宗教を信じる両親のもとで育った子ども目線で話が展開していく。新興宗教が悪いという描き方ではなく、それによって生活に影響が出てくるのも事実だが、どこか幸福感や楽しさもある。姉は反発していたが、妹は教>>続きを読む

予告犯(2015年製作の映画)

3.2

目的と手段との釣り合いのバランスがどうなんだろうと思った。社会への不満と人探しのためにこれだけのリスクを冒すべきなのか。ソーシャルメディアを使った犯行のやり方は非常に現代的で面白かった。最後の戸田恵梨>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

3.9

瑛太のサイコパスっぷりが怖すぎる。破壊衝動を堪えつつ、社会に馴染もうとする様がリアルに伝わる。実際に少年犯罪を起こして社会復帰を目指すのってこんな感じなんだろう。人の家族を奪った人間は家族を作っちゃい>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

4.0

よくあること、ではないがわりと身近に感じられるそんな作り方だった。子どもが帰ってこなくて心配する親、それに合わせて身近で同級生が事件に巻き込まれる。否が応でも自分の子どもも何かに巻き込まれてるんじゃな>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.0

色々な犯罪事件がモチーフになったような映画。佐藤二郎はシリアスな場面でもどことなくコミカルな印象がある。また不気味な怖さもある。単なる娯楽映画に留まらず、重度障害者の生き方について考えさせられたりと、>>続きを読む

轢き逃げ -最高の最悪な日-(2019年製作の映画)

3.0

「轢き逃げ」をテーマにしている点で、車を運転する誰にでも起こりうる事象のためか、リアリティがあり、恐怖すら感じた。仮に事故を起こしても適切な対応を行うか、逃げるかでその者の人生は大きく変わるだろう。サ>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

単純明快、激しいアクション満載の娯楽映画。世界各国を舞台に展開されている点もスケール感があって良き。

カーター(2022年製作の映画)

1.0

ドローンで撮ってるのか、ワンカメ風。最初から最後まで激しくて高速アクションが続く。初めは、おぉと思いながら見れたけど、同じようなアクションで途中から気がそれる。かつ映像が一人称ぽくて動きが速いから酔い>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.2

恐竜映画でありながら恐竜映画でないような。いい意味でジュラシックシリーズが洗練されていってその集大成を感じる。シリーズ1作目からだが、恐竜と遺伝子はつきもの。またそこに付け入る悪いやつも絶対に存在する>>続きを読む

ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ】
正体不明の力によって月が軌道から外れ、地球に衝突しようとしていた。地球滅亡となるその衝突まであと数週間という状況の中で、NASAの幹部で元宇宙飛行士の女性が立ち上がる。そして、2人の仲間
>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.3

【あらすじ】1920年代半ばのモンタナ州。聡明ながら粗野で威圧的なフィル(ベネディクト・カンバーバッチ)は、地味で繊細な弟・ジョージ(ジェシー・プレモンス)と2人で牧場を経営し、平穏な日々を送っていた>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.6

主演の柳楽優弥の怪演。セリフはほとんどないが、目力、表情で魅せる映画。非常に暴力的な描写が多いが、置かれた境遇からの虚しさからくる暴力性なのか。最後、警官までやってしまって、それでも満たされていなそう>>続きを読む

イカロス(2017年製作の映画)

4.0

アマチュア自転車選手が、いかにしてドーピング検査をくぐり抜けられるか、みたいな映画と思いきや、話は衝撃的な暴露だった。ロシアの国家的ドーピングを暴いた話。

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.5

俳優達の歌唱力は高く、心震わされた。ミュージカル映画としての娯楽性はもちろん、フランスの過酷な時代を描いた歴史映画としても考えされらる。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

ジョーカー誕生の物語。一言で言えばダークヒーローか。貧富の差が拡大するゴッサムシティーの中で、底辺の暮らしを続けるアーサー。仕事は道化師。が、うまくはいかずにクビに。何もかもが嫌になって生まれてきたの>>続きを読む

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.5

スパルタ教育の語源ともなった、スパルタ国とペルシア国の戦争の話。万を擁するペルシアに対して、わずか300だが精鋭しかいないスパルタ。王と兵士の信頼関係、戦いこそ全てであるスパルタ人の生き様。This >>続きを読む

ザ・コール(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

電話が過去と現在を繋ぐサスペンスホラー。よく出来てるなーという印象。最後はゾッとする。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.5

これが実話が元になっているということに驚き、物悲しくなる。親が子どもをどう育てるかは親の自由ではあるが。共依存。

葛城事件(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

自己中心的、高圧的、抑圧的な父親のもと、萎縮する家族。壊れかけていた家族が、長男の自殺もあり完全に壊れる。現実的な怖さも含んだヒューマンドラマ。終わり方がどうなんだろう。自殺に失敗し蕎麦を啜る。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

こんな警察がおったら嫌やなーと思いつつもとても爽快でもある。もはや無法状態。でも堅気を守るためでもある。大上のあとを日岡が継ぐんだろうか。腐っているのは大上ではない。警察上層部だった。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ヤクザ映画ではあるがそれに収まりきらないヒューマンドラマ。ヤクザの立ち位置を時代の流れとともにリアルに描かれている。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

ブラックユーモアあり、シニカルであり。彗星が衝突する話を軸に政治的な思惑、大口スポンサーの存在、巨額の資源ビジネス、メディア操作などが絡み合い、それに振り回されるデカプリオさん。最後は何事にも振り回さ>>続きを読む