dsqu23さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ザ・トライブ(2014年製作の映画)

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すべてがむき出しで痛い。
会話の内容が理解しずらいから、追いかけようと集中する。背中を追うカットと重なってさらに入り込む。

女の子と医者のシーンは、痛すぎて無意識に体に力が入ってしまうし、久しぶりに
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海外特派員(1940年製作の映画)

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風車の中で敵の目を交わすシーンと、ホテルの鍵穴から覗く→hot Europe が良かった

娼年(2018年製作の映画)

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この映画の核みたいなものが、
なんとなく感じられたからこそ、もう少し映像として、どうにかならなかったのかなと思ってしまった。

危険なプロット(2012年製作の映画)

4.0

原作の戯曲の訳は、最後尾にいる少年。
こっちの方がしっくりくる気がする

オープンニングに主人公が一番最初に学校に現れている事で、観察者として印象付けされる

He finally got the o
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

4.1

シャーベット食べるシーンと、タバコ吹かす時のワンピースの緑が好き

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.8

エルファニングの悪い女感良い

ソフィアコッポラの映画はを観ると、
気怠い女子みたいな気持ちになる

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.3

保育園の避難訓練のとき、裸足で雪の上に出た。3分もなかったと思うその時間でさえ、足の麻痺する感覚はいまでも覚えていて、耐えがたい苦痛だった。

これよりももっと目を向けがたい現実が、沢山存在しているん
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.0

「愛を読む人」だとしたら、それは前半のハンナの部屋で読まれたものより、後半のテープによって贈られたものに、私はそれを感じる。

世の中に培われた常識のようなもの、例えば歳の差のある関係、ホロコーストの
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.3

完成にわたしがすきなタイプの会話(interaction)

The Straight Story のアルヴィンとラッキーを会話させてみたい衝動に駆られる。もう一回みる。

やっぱりこの年代の人には、
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誰のせいでもない(2015年製作の映画)

3.9

Every Thing Will Be Fine
シンプルな言葉ほど、解釈は多様で私的

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.8

怪物の存在もメインポイントではあるのだろうけど、それよりも韓国の日常的な生活の中に垣間見える、家庭や学歴、貧富といった「闇」のほうが印象に残る。
カップラーメンは、雑に食べるほど美味しそう。

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.1

結局、恐怖支配のヒエラルキーの下の者の命が最初に削られていく。
怒りの矛先を向ける場所が分からない。

戦争については複雑すぎて、言葉にするにはまだ足りない。
だけど戦争が、誰かに笑顔を与えるものでは
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.2

“It’s a beautiful day.”
この言葉の優しさでほっとする。何かが解決するわけではないけれど、生きようとは思える。そうゆう感覚はスリービルボートと似ている気がした。

原題の You
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ドリームハウス(2011年製作の映画)

3.8

エンディングを見終わったあとに、もう一度最初の家に帰ってくるシーンを観たときがいちばんぐっとくる。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

なにが正常で異常なのか。
それをシニカルなスタンダップコメディを表象として描いていることが、それ自体が、皮肉で知的で鋭いアメリカ都市(北の方)特有のジョークみたいだった。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

代償の不眠、薬、お金で買う男。本当の意味で助けてくれたのは、彼だったんだろうな。そのくらいの救いが欲しい。
ラストは気持ちよさというより、彼女の完璧さの奥にある、感じ方を忘れてしまった部分を思って、切
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

たとえフィクションでも史実と整合してなくとも、そのストーリーの中で感じた感情や情緒は、その出来事を想像することを助けてくれる。

史実や資料から学ぶことも沢山あるけど、その時の状況や、その後に残された
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

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ワイオミングという単語だけで、実際におきたあの事件を思い出す。
どれだけの犠牲と勇気で、ジェンダーへの理解をここまで成し遂げて来たんだろう。映画での暗喩が、わたしには辛すぎて。最後の結末に、あまり涙を
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.1

わたしをよく知る友がおすすめしてくれたからみたけど、いい映画だった。

きっとまた故郷から出て、自分の育った場所をこの言葉にしたくない気持ちで、思い出すんだろうなと思う。

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.4

最高

“It’s been able to communicate the level that they can’t tell in pictures. Great music can eleva
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.1

柵と薔薇、土地争いとご近所付き合い、モデルにあこがれるティーン、届かなそうで届く銃、ある程度収入はあるが不安定な生活、ジェンダーへの苦悩、身近にある薬、
これでもかってくらいに当時のアメリカのことを描
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