かぶきさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

バービー(2023年製作の映画)

4.8

フェミニズム映画なんかではない。
そんな陳腐なものではない。
女性の精神史であり人間讃歌である。

確かに男をバカにしている。
だが女も同時にバカにしている。

冒頭のシーンに始まり、随所で映画オマー
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.0

面白い
ストーリーの明快さと、展開のリズムの良さ。
手堅い作りで、大人もおっとなる。
メカのデザインや操作も手を抜いていない感
作画や演出も小技が効いてかつ観やすい。
特にラストの戦闘など、まるで鳥山
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はめられてRoad to Love(2016年製作の映画)

3.0

小作ながら、カット割のテンポがいい
オチはイマイチ締まらなかった

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.0

謎解きや歴史要素も散りばめた、いいエンタメ作品

美術や特殊メイクも健闘している

ガチムチラッセルクロウのキャラクターが魅力的

続編できそう

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.0

重い映画

信じていたもの、確かに二人にあった愛(それは同情と時に見分けがつかない)は、いずれ消えてしまう。

男は成長しない。愛を語るがそれは自信のなさからくる押し付けと確認作業という依存?

女は
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エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

3.8

勢いがなかなかいい
所々、弛む事もあるが、ラストの妙な爽快感はなかなか。

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.8

ウネウネ動くビデオテープとテレビ
変化していく人体が気持ち悪くてよかった

ストーリーはわかるようなわからないようなだが、面白かった。

しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

2.4

3D作画が基本好きではないし、大根仁監督にいいイメージはなかったが、しんちゃん映画は観とかなければなので、とにかく鑑賞。

やはり3D作画とクレヨンしんちゃんの相性は良くない。ケツだけ星人やニヤけ笑い
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17歳は止まらない(2023年製作の映画)

4.6

これは傑作
ヒロイン含め女の子達がべらぼうに可愛い
もうこれだけでも十分に観る価値あり
畜産科のドキュメンタリズムもいい味付けになっている。

中島歩さんのどうしようもない男感は相変わらず絶品

主演
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.3

決してつまらなくは無い
まあ確かによくあるモンスターパニック映画といえばそうだけど。

mellow(2020年製作の映画)

3.2

所々笑ってしまう箇所もあるが、
田中圭さんの場面は、わざとらしさが目についてしまい、乗れない。

ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.2

設定の作り込みがかなり良い
話も面白いが、テンポが悪い

赤ちょうちん(1974年製作の映画)

3.0

秋吉久美子さんの可憐で危なっかしい感じはいい

どんどん不穏になっていくのが観ていてつらい(というか疲れる)

あまりドライブ感が無いので、冗長に感じてしまう。

みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

3.7

キャラ立ちはしっかりしてる
役者さんの演技もよく、少し泣きそうになる場面もある
一つ一つのエピソードはいいが、二時間としては全体に薄くなっている印象
むしろ連ドラで観たい

ラストのシーンは余計なので
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.5

国家的陰謀もしくは政治テロ的サスペンスかと思いきや、これあれだ、『七人の侍』だわ。

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

2.9

伊藤沙莉さんの演技は引き込まれる
が各キャラクターの造形がどうも弱い。台詞に現実感がないのでのらない。

セフレの品格(プライド) 初恋(2023年製作の映画)

3.6

相変わらず女優さんの撮り方が可愛く、エッチでよい

今回はわりと予算があるからなのか、編集のリズムがあまり感じられず、決してだるくはないが、主役のナレーションや微妙な説明台詞と相まってイマイチ乗り切ら
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神回(2023年製作の映画)

3.9

これはやられた
ポスタービジュアルの甘酸っぱい青春感とは裏腹に、なんとも人間のドロドロした汚い部分を突きつけられた。割と中盤に種明かしがあるが、あまりダレずに最後まで楽しかった。

『リバー、…』に続
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.8

ホドロフスキーの『リアリティのダンス』、『エンドレスポエトリー』

黒澤明『夢』

大林宣彦『キネマの玉手箱』

庵野秀明『シンエヴンゲリオン』

スピルバーグ『フェイブルマンズ』

『仮面ライダーデ
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ああ爆弾(1964年製作の映画)

4.2

カット割のリズム
アングル
狂言や念仏とミュージカルの合わさった音楽音響効果
映像的演出が今観ても見事

なんともセンスの良い映画

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.2

話は好きなのだが、カット割がヌルいのと台詞が多いので、あまりのれない。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.8

いやこれ、面白すぎる。
"2分間をひたすらタイムループ"
おそらく古今東西全てのタイムループもので最短では?
というワンテーマだけで最後までめちゃくちゃ面白い。

大好きな『前田建設ファンタジー営業部
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

5.0

やられた

マルセルの実在感
コマ撮りアニメとわかっていても、いつの間にか彼がいる世界をリアルだと錯覚してしまう。
どうやって撮ったんだよこれ特に最後、、、。

絶妙な間合いを作り出す演出がたまらない
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

キラキラしたひと夏のバカンスと、不穏さのバランスが見事