かぶきさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

コワイ女(2006年製作の映画)

3.0

あまり怖くはなかったが、それなりに各話印象深い

一話
顔が嫌だ

二話
シュールでいい

三話
江戸川乱歩的な?古い因習と、謎の狂気がじわじわと広がっていく
ちょっと冗長

私がやりました(2023年製作の映画)

4.0

いや面白かった

サイレント映画へのオマージュは
楽しく、カット割のリズムが小気味よい上に、会話も洒落ている。

したたかな女性たちと、どっか間抜けな男達、、、をユーモアたっぷりで描く。

善惡の刃(2016年製作の映画)

3.4

序盤はコメディなのかシリアスなのかどっちつかずのテンションに少し戸惑う。

実話をもとにしたという所で、事件や裁判が解決するまでにはいかず、結末の着地は微妙。

全体的にとっ散らかってしまった印象。

ソワレ(2020年製作の映画)

3.5

芋生悠さんの存在感と主人公のどうしようもない感じは良い。
ラストも綺麗だがイマイチ盛り上がらなかった。

正欲(2023年製作の映画)

3.5

新垣結衣さんの死んだ眼が素晴らしい。
キャスティングや、演技、抑えた演出も良い。

原作をよくまとめてあるし、特に冒頭の新垣結衣が水に浸かる演出はおおと思った。
そして稲垣吾郎さんが息子と対峙する時の
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狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

3.8

勢いが迸っている。
ラストの哀愁もよい。

少年「そんな体でバイクなんか乗れんのかよ。ブレーキどうすんだよ」

男「...(ニヤ)」

ローライフ(2017年製作の映画)

3.5

『パルプフィクション』的な感じで、こじんまりしているが割と面白い。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.3

いい話だった
赤、血、blood、血縁
見えない物、ハグ、存在を確認する

嘘と真実、演じること生きること


いい脚本。キャスティングも演技も良い。

メビウス(2013年製作の映画)

3.7

なかなか面白いな

倒錯の世界
台詞無し、ただ人物の表情や目線、リズムのよいカッティングで飽きない。

赤線地帯(1956年製作の映画)

4.3

今の時代にも(こそ)刺さる作品

いつの時代も女性達は搾取され、政治はその声を聴こうとはしないし、世間は見ようとしない。

それでも女性達は強くしなやかに逞しくしたたかに生きている。

淡々とした調子
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

懸念していた、山崎貴節がどう出るか。
思ったほど酷くはなかったが、やはり山崎貴作品だった。

この人はVFXのスペクタクルな映像を作るのは素晴らしいが、脚本を書かせてはダメだ。
もしくは誰か精査してあ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

VFXや美術はなかなか迫力ある
ストーリーはわりかしいいだけに
、ナレーションの解説や、演技の細かい演出のわざとらしさがイマイチで残念。
あとしょうがないけど、主人公のスーパーパワーで押す感じはすきじ
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.8

純粋とはなんと美しく悍ましいか。

奇天烈に見えて実は人間の本質を真っ直ぐ捉えている。

母の胎内の如き室内、父という絶対他者、母体からの脱出、刺激と喜び、現実の摩擦と挫折、成長、自身を知り、他者を受
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張り込み(2000年製作の映画)

2.6

謎の刑事と訳あり色っぽい団地妻との心理サスペンス
刑事がなかなかウザくていい

全体的に少し冗長

サマリア(2004年製作の映画)

3.0

3章でそれぞれテイストが違う
それなりに面白いがちょっと退屈

キリエのうた(2023年製作の映画)

3.8

演技は所々拙いながら、アイナジエンドちゃんのパワーと魅力が溢れる映画。

少し冗長に感じつつも、それをさらに覆す画力と歌声。

どうにもならない閉塞感、振り払い少しの安らぎを得たとても、どうしてもつい
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

AIという新たな価値観に対する、西洋と東洋の対比が面白い。

所々詰めが甘いが、現代への批判性と平和を願う心をSFという物語に込める心意気をひしひしと感じた。

これはある意味『地獄の黙示録』だった。

宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

4.0

これは好きな作品。

タルコフスキー『STALKER』をポップにしたような趣き。
でも個人的にはこちらの方が面白い。

全編手持ちカメラの荒い演出のカット割と気の利いたBGMや音響が独特のスピード感を
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

4.3

笑ってしまうが、同時に痛々しすぎて怖い。
エグみの凄い、なんとも恐ろしい映画。
軽くトラウマになりそう。

ここまで行き過ぎた承認欲求は想像つかないが、そのエピソード一つ一つは誰しもが持つ普遍性に則っ
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フェティッシュ(1996年製作の映画)

3.0

快楽殺人犯と殺人事件プロファイル癖の女が、意気投合する所や、殺人現場の血痕から状況を再現するシーンをダンスで演出するなど、ギミックとしては面白いが、話がいちいち冗長でヌルいので退屈。

ミク、僕だけの妹(2018年製作の映画)

3.6

設定がよくできているし、安いながら、映画的リフレインや語らずに描写で見せていくつくりが丁寧。
ストーリーも破綻なく撮られている
ちょっと考えさせられるSFみも良い

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.6

映像的にも意表をついてきて、なかなか面白いし、わりと設定を作り込んであるのは、好印象

デパルマの『悪魔のシスター』的なやつかなと思ったらわりとそうだった。
スプラッタややグロではあるが、そこまで怖く
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.8

編集のリズム良いし、ヒッチコックの『裏窓』に通じる、虚構と現実の境界がなくなる様が、面白い。
なんたってラストのカットが良い

シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

4.0

好きな作品

こういうみんなで何かを作り上げる的なのがわりと好き。
話はジャックブラックの『スクールオブロック』をドキュメンタリー風にしたような作品だが、この手持ちカメラのブレの演出と、断片的な編集に
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吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

3.4

顔が割れてドロドロが出たり入ったり、の特撮部分は今見ても気持ち悪くて良い。

人間の醜さちゃんと描いている
製作者のニヒリズムも透けてみえるラスト。

まなみ100%(2023年製作の映画)

3.0

中村守理さん目当てで鑑賞
青木柚さんも『神回』での怪演が印象的だったので、わりと楽しみにしていた。

中村守理さんのお顔は昔の(白黒の)日本映画の女優さんのよう。
丸くてなんとも美しい。

宮崎優さん
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