shoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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おもしろくもなければつまらなくもない普通の映画ってのが、最初の感想。非常に何かを書くのに困る。

ジュスティーヌトリエはこれが見たのが3作目。テンプレ的なロマンチックコメディのプロットながら男女の役割
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

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閉館した映画館で上映される未完成映画のワンシーンは果たして奇跡を起こせたのか。あの瞬間ワクワク感こそが映画を見る喜びだと思う。

30年も長編映画を撮らなかった/撮れなかった超寡作監督の最新作としては
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家庭(1970年製作の映画)

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ギャグ満載でコメディ要素が強調されてるドワネル物3作目。ジャンピエールレオの生き生きとした甲斐性なしさが笑いを誘う。不倫相手が書き残した日本語は決別してしまった過去への友人に向けた言葉もなんだろうな。>>続きを読む

空に住む(2020年製作の映画)

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青山真治らしくどこなく幻想味があって透明感のある画作りでずっと見てられる
。タワーマンションに住んでる人の職場が木造建築の平屋に事務所を抱える出版社って、現実味のない映画的な舞台設定で良いね。やっぱり
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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いや思ってたよりも傑作。今年のベストに入れたいな。冒頭5分程度で、主人公の抱えてる問題が開示されて、非常にその後の展開に興味が持てる作りになってる。主にメインとなる登場人物2人にはそれぞれ心理的な問題>>続きを読む

ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

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ケリーライカート合わんかも。映像に集中できない。ホンチャウって何かで見た気がしたけど、ホエールの看護師役か。

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

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面白かった。ヌーベルヴァーグらしい既存の価値観への反抗。ジャンヌ・モローを捉えたストップモーションが良いなあ。三角関係のあり方は後の恋のエチュード、愛故に死んでしまうってのは隣の女といったように後のト>>続きを読む

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

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安定の面白さ。現代的な映画なら評論家はなんでも評価するって冒頭から述べてて、徹底したアレンの懐古主義の映画なんだけど、古臭くならないんだよな。映画は変われども人間は変わらない。人生は生得的には無意味だ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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ランティモスは、悪趣味も極めれば芸術になると証明してくれたな。すでに、金獅子取ったからどんな出来かと思ったら、すごく良く出来てた。ヴィクトリア朝のロンドンって言えばって感じのスチームパンク的世界観の作>>続きを読む

春のソナタ(1989年製作の映画)

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エリックロメールの映画のみやすさというのは引用の仕方が会話の中で自然な形で取り入れられてるからだと思う。
哲学教師の主人公はパーティで知り合った女学生と仲良くなり、ややこしい家族関係に足を突っ込むこと
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溺れゆく女【4Kレストア版】(1998年製作の映画)

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始めてみたジュリエットビノシュの映画でいいと思った。まあなぜあそこまで一人の男に入れ込むのかは、当事者でもわかってないし、それが恋愛ってもんだろってことだろう。マチューアマルリックの脇役最高やな。