主人公の立ち向かう相手が家族ではなく社会だからだろうと思うけど、主人公の家族が受け入れる人々だったのが良かった。社会と家族が否定と肯定の完全な対比として描かれていて、現実の世界はきっともっと複雑なのだ>>続きを読む
少女の成長と彼女を取り巻く世界の変化。訴えかけるものがあるわけではないけど、何かの余韻がじわっと残る。
小栗康平監督の作品の中では一番ストーリーがない。全体的にふわふわとして境界線が曖昧。書割りとCGが合わさって不思議で奇妙なゆめうつつの世界。ぼんやりとした何かをこの中に見つけられれば面白い。監督の作品>>続きを読む
前半がとてもハラハラ。なんでもないようなことがつながりあっているのが世界だと感じた。
内容を全く知らないまま観たので、びっくりしたシーンもいくつか。
好きなシーンはいくつもあったけど、全体で見ると少し散漫な印象。友情、愛情、夢、ロマンなどがバランスよく配分されていて良かったのだけど、逆になにを一番に伝えたいのかよく分からず。美しいものだけを詰め込ん>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
耕すシーンの動作と音楽が合っているところ、タップダンスで全てを丸くおさめるところ、タップダンスに幼い姉弟が出てくるところが好きだ。内容はともかく、この部分がとても良かった。
誰も正しくない。正解はどこにもない。時代に巻き込まれる人々。個人の存在しない世界とその住人である規律正しいヨノイ大尉。彼の規律が崩れていく様と音楽が美しい。
ラスト30分で一気に展開する。需要があるから成り立つ世界と、そこに飲み込まれざる負えない人々の苦しみ。子供達だけではなく、関わる人たちが皆 苦しい。日本人が主人公だったけど、観賞後 これは向こうの国の>>続きを読む
スパイスガールズがとにかくかわいいという映画。あまり目立たないビクトリアが好き
この映画でリチャード・E・グラントを知って好きになった。とにかく色っぽくてセクシーだった印象。
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唐突に責められてハラハラ…。急にこんなことを言われたらこわい。薄っぺらな関係、仕事上の付き合いでしかないのだと言う割りに皆付き合いが良いのが謎。
主人公の友人たちが良い。パティがとてもかわいい。特典映像がアツイ!
映像等すごく出来のいい映画なのだろうけど、虚しさしか残らなかった。確かに、ここで感動するのかな?というシーンはいくつかあったけれど、内戦状態をどうにかしようという目的で投入された部隊が結果的に街を蹂躙>>続きを読む
誰の行動が正しかった/正しくなかったかで捉える内容ではない。意識しなくても人は助け合いながら生きている。あちらとこちらは紙一重であるとも言えるし、すぐ隣にあるとも言える。ボーダーを簡単に越える人もいれ>>続きを読む
映像に酔うし、傷のシーンがかなり直接的だから苦手な人が多いかもしれない。よくも悪くも「実録」という感じ。イラクの現状を描いたというよりは、イタリア人がイラクに行って体験したことの映像化。何を伝えたいの>>続きを読む
ホワイト委員との政治的な交渉や、恋人に対する接し方をみていて、"良い人"ではなくて、人間だったんだろうなと感じた。ホワイトは苦悩する人で、ミルクは戦う人だったのだと思う。各々を取り巻く時代や環境に立ち>>続きを読む
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ロミオとジュリエットがモチーフで、移民の国アメリカでの人種の違いからの諍いがテーマなのか!と途中で気付いた。マリアが天使すぎてウーム…。ダンスホールのシーンでのベルナルドが格好良い!
ゆるいのにハラハラさせる不思議な映画。地味だし単調だし、人を選ぶかもしれない。でもシュールな笑いがあって面白かった。実際の内容と邦題は少しズレがあるような…。初めての冒険って少し幼稚な感じがするけど、>>続きを読む
毎日の生活の中に、嬉しい楽しい苦しい悲しいやり切れない気持ち、虚しさや愛しさ、様々な出来事がカーテンのドレープのように折り重なっているという印象。あと、自由の国では無いアメリカ。世界についての映画。
このレビューはネタバレを含みます
毎晩 10時になると 大いなる月の王が空から舞い降りる
王は夜空を飛びまわり 子供を安らかな眠りに誘う
夜がふけると 我々の地球は王の恵みに包まれる
街灯が消えたあとも 王は優しく子供たちを見守る
前半のわーっというシーンは爽快。自然と笑顔になる。でも後半のうわーっというシーンは目を瞑ってた。