るさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

る

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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.5

縫い合わせて繋がる様は記憶そのもの。とても大きな存在の走馬灯を覗き見ているようでした

マーターズ(2015年製作の映画)

4.5

前評判よりグロくはないけれど精神的にくるものがあります。少女でやりたかったのかなと邪推しました

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

5.0

喪失、たばこを吸う女性、守られなかった約束。心が壊れた人間をとても誠実に描いています。泣かせると思いきや突き放すように滑稽さが漂っていて感情の置き所が難しいです。どうあがいても死んだ人間は戻らない、壊>>続きを読む

動く都会(2020年製作の映画)

2.5

音が大切な映画かなと思ったので相性が悪かったです

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

わからない事を認め受け入れなければいけないのは辛いですね。誰の視点で観るかで内容が変わると思います。人間関係も得てしてそのようなもの。何度でも観たい映画です

フロッグ(2019年製作の映画)

4.0

車で死体を捨てに行く時に窓の外で行方不明の子供を探す懐中電灯が光っているシーンが好きです。伏線回収映画

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

5.0

つべこべ言うな!これが映画だ!というテンションが好きです。午後のロードショーで観るのに最高の映画でした

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

5.0

角砂糖が溶けるように、落ちてゆくさまが美しいのは少年だからでしょうか

アジャストメント(2011年製作の映画)

2.0

派手なSFが苦手なのですがとてもわかりやすいタイプのSFでした。カーテンの裏側は常にワンダーランド。後半の階段が好きです

はちどり(2018年製作の映画)

3.3

内容が淡白な分登場人物の破裂しそうな癇癪や湿度の高さが気になりました。全体的に丁寧に日常が描かれており映像は美しいです。けれどあまり好みではありませんでした。きっと、1年くらいしたら見返したくなると思>>続きを読む

レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

5.0

老人ホームから微かに見える海!人生の嫌な事すべてが濃縮されているような湿度の高いいやらしいホラーでした。老いるとは。とても哀しい気持ちになりました。ホラーとはなんなのかを考えさせられました

スマイル(2022年製作の映画)

1.0

状況のシリアスさに対して画が、色彩が大変キュートでファニー。パーティは壊すためにある

フリーキッチン(2013年製作の映画)

2.5

原作が福満しげゆき先生という事で楽しめました。普通に観ていたら戸惑ったかもしれません。ブラックコメディは難しいです。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.4

人間の生皮を被ったなにかが恋愛という儀式を通してこの世に存在しているよう。誰もなにを考えているのかわからない。壊れてしまった人を、欠けてしまった人を、壊れたまま描く。魂が波に引きずられるみたいに寄せて>>続きを読む

カプリコン・1(1977年製作の映画)

4.0

直径12メートルの火星ケーキを食べてみたいです。NASAが宇宙船の有人飛行、火星着陸を捏造するという1977年によく作ったなと驚くエンタテインメント映画。心の中の少年が騒ぎ出します。

TOKYO EYES(1998年製作の映画)

5.0

夜景が好きです。キラキラひかる看板が東京っぽいのでしょうか

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.5

やりたい事はわかるけど趣味がよろしくない印象でした。遊び心に余裕がないのは悲しいです。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

5.0

庵野監督映画でした。

2023.07.22 追記

みんな愚図っているけどなにひとつ気持がわからない

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

映画を観たというよりタランティーノを観たという感じ。散らかっているのに最後なんかすごいものを観たと思えるので素晴らしいです。でもこんなんあり!?

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

過剰に装飾された虚無。人間の在り方のグロテスクさは相変わらずジョーダンピール監督らしいです。冒頭の聖書の一節から延々と続く「見る」事への執着。わたし達はどのように見て、見られているのか。
UFOが生き
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カーム・ビヨンド 漂流者(2020年製作の映画)

5.0

画が好きです。色味も美しい。回想シーンの華やかさ煌びやかさがダサい以外は満点でした。

天使のたまご(1985年製作の映画)

3.8

何度目かの鑑賞。たまに観たくなります。誰かの夢をのぞき見ているような美しさ。なにもわからずはじまって終わってゆく繊細さ。メタファーの濃密さよ

アバター(2009年製作の映画)

1.0

2度目の鑑賞。特にストーリーも映像も良さはわからず。人間の表情と動きをする異形ナヴィが侵略されていく様のグロテスクさよ

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

-

すべてが悪趣味過ぎて嫌になって目を背けてしまうので映画館で観たかったです。繋ぎの悪意よ。レディガガが生々しくて素晴らしかったです

途中で目を離したのでスコアは保留します

エルヴィス(2022年製作の映画)

-

子供の頃に父に見せられたエルヴィスプレスリーのレーザーディスクの彼そのままでした。演技が、目が素晴らしい。金と愛と承認欲求のカオスが美しいです。途中で目を離したのでスコアは保留します

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

1.0

原作に沿ったのでしょうがストーリーが古めかしくて野暮った過ぎる…

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

5.0

何度目かの鑑賞。テンポがとにかく好きです。流れるように進む物語は魔法そのもの。愛は魔法より強く尊い

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

5.0

何度目かの鑑賞。ゴーストの佇まいがせつなくて愛おしいです。ただ在り続けるだけというとてつもない哀しみ、或いは愛

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

トミー・リー・ウォーレス版が人生最強トラウマホラー映画なのですが、それを期待すると驚きます。子供達の心の成長に焦点をあてている印象で、終始ファニーで可愛らしかったです。原作は同じものですが解釈が大きく>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.2

くすんだ色味、牧歌的な美しさ、淡々とした生活の不穏さが好きです。羊の出産シーンが良いです

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.5

「SAW」のイメージが強いのでそれっぽいなと思うシーンが多かったです。独特の滑稽さ。水と灯り、灯りの明滅が印象的で可愛かったです

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.5

不穏な美しさが好きです。少女特有の美しさや葛藤、その分グロテスクさがよく引き立っています。過剰なわかりやすさ、歪み、とてつもない居心地の悪さ。最初のクリーチャーデザインが好みではありませんでしたが、と>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

5.0

すべてのシーンが胸が苦しくなるほど美しい。特に室内のシーンが好きです。音が印象的でした。
激情的でない希死念慮に対しての人間の無力さがよかったです