るさんの映画レビュー・感想・評価

る

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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

5.0

倫理じゃなくて映画を観たい気分を満たしてくれました。加賀まりこさんが奇跡のように愛らしい。斎藤環とか岡田尊司を読んでいるみたいでした

キリング・グラウンド(2016年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

木とか花が美しい。特に盛り上がりもなく淡々と進みます。犬と赤ちゃんのくだりは救いとなるのか。ラストの表情の意図が読み取れませんでした

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

VFXが凄いです。特撮の技術進化を感じます。映像は全部無茶苦茶かっこいい。戦闘シーンや街が破壊されるのが美しくて良過ぎる。ゴジラが人を目で追ったり人間を咥えて投げたり明確に自身への攻撃に対処するなど高>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.4

報酬系回路バグりまくるほど優位に立てる趣味って素敵ですね。冷や汗が止まらないくらい緊張するのに終始超絶悪趣味ギャグでラブリーです

トビラ 魔の入り口(2018年製作の映画)

2.0

ジャンプスケア、異形の唐突な登場を求めないホラーでした。面白いけれどテンポが物足りず、少々退屈に感じられました。塩が神道やユダヤ以外にも穢れに効くのってどこから来ているのか、きちんと調べたいです

健太郎さん(2019年製作の映画)

3.3

食卓を囲むという儀式。ビールの栓を抜くシーンが好きです。ストーリーはわかりやすくて特筆する事もなく。音楽が好みではないです

フェート/双生児(2007年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

多分2度目の鑑賞。『女神の継承』では見られなかった厚ぼったく彩度高め明度低めな色使いすきです。冒頭のピムが玄関で振り向く画がすごく綺麗。チャンエン兄弟の名前が出た後に片割れが死ぬのはとても残酷でグッと>>続きを読む

パルス(2006年製作の映画)

2.8

黒沢清監督の回路は当時観た記憶がある程度。本作は全体的に湿度が低く青の透明度が高い印象です。ストーリー重視で作り込んでいて、映像的、心理的な恐怖は薄めに感じました。設定に対して国のスケールが違い過ぎて>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.5

悪趣味な長回しが最高。喪服で溢れかえる墓場とか棺で溢れかえる教会だいすきです。絞首刑のシーンでけたたましく鳴り響いていたラッパに対してエンドロールの無音が痛いくらい

Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

-

途中で止めてしまいました。MVと解釈するといいのですね

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.7

どこまでも深層世界、内面の心傷と向き合い精神の病を映像化し深めていきます。極めて残酷であり夢物語のようでもある。男女が肌を近付ける際にカメラがグッと肌に近付くのがドキドキしました

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.2

この映画を勧めてくれたのは3.11被災者の友人でした。彼女の心に救いが訪れたのなら⭐︎5
人間の感情の生々しさが一切排除されており、行動やしゃべりのすべてが過剰にアニメ的な表現でデフォルメされて物語の
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案山子 KAKASHI(2001年製作の映画)

1.0

柴咲コウを以てしても伊藤潤二先生の実写は難しいのですね

オーディション(2000年製作の映画)

3.1

白昼夢が延々と続いているよう。聴覚的なセンスが三池監督の中でも抜群に悪いです

心霊×カルト×アウトロー(2018年製作の映画)

2.4

ホラー民俗学オカルトPOVとしては楽しめないけれど福岡ヤンキー文化への悪意と解像度が高過ぎてよかったです。画面に映る人間全員カスの演技がおじょうず。沖縄の成人式のニュース映像を見ているようでした

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

コメディとはかくあるべきと言える素晴らしい映画でした。愛する人のために、パーティが終わっても踊り続けましょう

ネイバー・イン・ザ・ウインドウ(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

設定は個人的に大変なヒット。暗点が多くてラスト特にひねりもありませんが怖い物を見たい欲やスッキリしたい欲を満たしてくれました

プロミス/戦慄の約束(2017年製作の映画)

3.5

サメが搭乗、トカゲは満足。空の感じとか水のざわめきがJホラーっぽい。お父さんのひとり商談と駐車場のシーンざわっとしました

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

ベストコロナ禍映画。彼女は常に投げられる石なのです。波立つ周囲に、重く沈むだけ。悲しくもあるけれどそれを強さにしなければ生きていけない。とても良い演技でした

女神の継承(2021年製作の映画)

1.0

期待し過ぎました。不快ではあるけれどつまらない。ホラーとしても怖くもない

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

人種差別という個人的に遠い話かと思っていたらちいさな切り口から共感を生みいつのまにか引き込まれていきました。エンタメとして消費するには疑問が残りましたが死ぬほど笑ってしまった。褒め言葉として大変意地が>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

侘び寂びではなくて沁みる。じんわりと重たく美しいです。この映画をなぜ日本人が撮れなかったのだろうかと思ったけれどヴィムヴェンダース監督だから撮れたのだろうな

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

1.0

全部嘘っぽい。舞台でやれば映えるだろうな、映画ならいいけど舞台だと変、の繰り返し。P.T.バーナムなのに響かず残念です

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.9

最近SNSで見た「長回しは現実と同じ時間が流れている」という言葉がとても重く感じられました。たまにポエティックですごくいい。愛について考える時わたしたちは歴史を学ぶ事になるとよく教えてくれた作品でした

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

カッコウはソロモン宮廷に食物として供給された鳥だそうです。言葉選びが大変丁寧なように感じました

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

4.5

テーマは完全にアリ・アスター監督。まさに原点とも言える作品でした。カメラワークや音楽が若い分まだ気持ち悪さはすくないかも。身近な人物への生々しい恐れへの解像度が高いです。殴られたその時より殴られる前や>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

サラ・ポールソンだからなあ。ラスト以外かなりよかったです

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

北欧×大友克洋。いやらしい陰湿さが延々と続く。光や色のざらつきが好きです。子役が天才的。会話劇や説明的になり過ぎず目線や表情だけでの演技が素晴らしい。ラスト急に大友でびっくりしました。自閉症の家族の解>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.1

作中何度か声が出てしまうので狙いはいいのではないでしょうか。クリーチャーデザインが本当にひどい。エンドロールで+1

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

5.0

設定、キャラクター共にとてもしっかりとしていてよかったです。アラーム、ドッグタグから推察するに軍人でしょうか

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

2.0

豪華で美しくて退屈。アガサクリスティを映像化すると間延びしてしまいますね

さかなのこ(2022年製作の映画)

5.0

のんさんがすごい。残酷で生々しくてご都合主義、そうやって生きるしかない神の子よ。さかなクンは何度か講義を拝聴しているので胸にこみ上げるものがありました

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