ino7010さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.3

途中から仕掛けありきの物語の構成に思えて、登場人物にあまり共感できなかったり、純粋にストーリーをあまり楽しめなかった部分もあったけど、いい役者が揃っていたのもあり、逆転劇のオチも悪くなかった気はする。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

マイケル本人やマイケルの母、NIKEが成し遂げた革新に対するリスペクトあふれる作りになっていて、観ていて暑い気持ちにさせられる良い実話映画だった。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

これぞザ・エンターテイメントと言える傑作だったと思う。原作リスペクトの画面構図やBGMの使い方は素晴らしいし、次々に出てくるアニメアクション単体としてもとても楽しい気持ちにさせてくれた!
ゲームファン
>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

飛行機の中がメインで展開すると思っていたので、地上と機内でどんどん早いスピードで予想外に展開するストーリーはどうなるのか全然読めなかった。
ド派手なアクションやミステリーというよりは異なる立場の多くの
>>続きを読む

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.4

瞬間瞬間だと手に汗握るいやーな緊張感があふれる場面も多いのだが、犯人と主人公サイドのどっちにも詰めが甘いよーと言いたくなるようなモヤモヤする展開も多かった。それでも他人に伝えられない辛さも主人公の強さ>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.4

思ったよりもサスペンスよりもラブストーリー寄りなストーリー展開だった気がした。独特なカメラワークや不思議な魅力を感じるヒロインの存在感や二つ目の事件の展開は印象的だったが、2人の関係にそこまで心が動か>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.5

ファンタジーミュージカル歴史物語というかなり個性的なアニメだった。
現代的なライブ感を室町時代で表現するミュージカルシーンのインパクトは圧巻だった。ストーリーも個性的なので、なかなか感情移入は難しかっ
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

難聴の困難を全面に強調する訳でなく、コロナ禍を舞台にした事や俳優の演技全てが自然で現実的な映画だった。ストーリー性があまりないので退屈になる部分もあるが、優しい人間しか出てこないので嫌な気持ちにならず>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.0

うーん、もっと監督の人生における映画との関係性が描かれると思っていたが、1人の少年の成長とその家族との関係ばかりが描かれていたので、物足りなく感じてしまった。しかも母親にも父親にもなんなら主人公にもあ>>続きを読む

ビースト(2022年製作の映画)

3.3

ライオンが出てくるまでの30分はなかなか退屈だったし、登場人物の行動のせいで物事が悪い方向に行くのでイライラする場面が多かった。最後の決着のつけ方はCGの迫力もあるし、なかなか良かった気はする。

バビロン(2021年製作の映画)

3.4

劇伴と俳優の存在感により超個性的なインパクトのある映像が何よりも印象的だった。
ストーリーは大まかにはあらすじ通りだが、癖の強いキャラ達のせいでどんどん不思議な展開になっていく。ただ、一貫して映画その
>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.3

ド派手で個性的なビジュアルは悪くないけど、全編異世界のため正直アントマンでやる意味が感じられず、ストーリー展開もあまり面白くなかった。カーンもやはりサノスの焼き直しに見えてしまうし、マルチバースネタも>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

2.8

静かな展開だが、前評判どおり映画館への愛情が感じられる映画だった。恋愛関係が物語に入ってくるとは思ってなくて驚いたし、そのせいで主役2人にはイマイチ感情移入できなかったが、脇のキャラがいい味出していて>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

2人の友人だった姿を映画内で描いていないため、パードリックの愚鈍さやコルムの偏執さは感じ取れるが、結局2人の間に何が起きたのかは最後まで客観的に描かれず、コルムの言い分のみで終わってしまったので、何が>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

相変わらずのノリの良さとギャグセンスは最高だし、一枚絵としての画面のカッコ良さも最高だし、流行っているスローと音楽に載せたバトルシーンも他の映画とは違いガーディアンズたち全員の見せ場がある盛り上げ方で>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

2.9

途中まではツッコミどころ満載ながらも楽しめていたけど、最後のクライマックスは流石に笑うしかなかった。。。
警察組4人のシーンはとてもカッコよかったし結末を知っているから切なかった。

ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

3.3

真相が分かったとしてもそれはあくまで事件の一部分でしかなく、後味は決して良くないテイストの作品だった。ミステリーというよりは女性記者の奮闘や警察の不甲斐なさを描いたドキュメンタリー的な作りだった。

流浪の月(2022年製作の映画)

3.4

うーん、登場人物が悲しい背景を持ちつつ、言動がみんな痛々しく、なんとも言えない気持ちになりながら、想像できるよくある展開の物語が淡々と進んでいった。
俳優たちはみんな熱演していたと思うし、劇伴も効果的
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

複雑な背景を持つ登場人物だが、誰もが赤ちゃんを大切に思っており、子どもの命への愛情が溢れる作品だと思った。
後半の捨てられなんじゃなくて守られたってセリフが印象的だった。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.9

相変わらず怒涛の展開の中にコミカルなシーンがテンポ良く挟まれており、あっという間の104分だった。
悪役のヤバさもさることながら、マ刑事の圧倒的な存在感と安心感でラストはスッキリ爽快な快作だった。

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.9

大量のアクションシーンが切れ間なく続くド派手な画面と、ストーリーも意外に深みのある構造で、新しいヒーロー映画として予想よりもずっと面白かった。
ブラックアダムはもちろん、ヒーロー側のキャラも意外とよか
>>続きを読む

エスケープ・ルーム2:決勝戦(2021年製作の映画)

3.5

前作よりハイテク化した気がするルームのトリックはツッコミどころありつつ面白かったし、今回も脱落者の順番は読めなかった。相変わらずオチはないけどまだ続くのかな笑

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.5

痛くないSAW的な仕組みは意外に面白く、どのタイミングで誰が脱落するのか読めなかったのでずっと先が気になって楽しめた。オチは特にないし、もちろんどうやって起動してるのかとかツッコミどころは満載だけど!>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.7

後半は登場人物ほぼ全員ムカつく存在にしか見えず不愉快になるなか、主役2人は痛々しい存在でもあり、心がかなり掻き乱された映画だった。
ハッピーエンドではないが、少し救いはあったのかもしれない。
俳優の演
>>続きを読む

元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

2.4

B級映画と分かってみたけど、やはり全体的に映像はチープだし、発生するトラブルに対するアクションがツッコミどころ満載だった。

カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

2.0

ユーモアが少なくトムの軽妙さが活かされてないし、アクションも少なく、SF的な映像もチープだし、ストーリーもびっくりするぐらい盛り上がりがなく、ノイズの設定も映画の見づらさ以外の効果もなく、予想以上につ>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

ワンピース映画としてはかなり異色な世界観で、特に悪役の設定がファンタジーすぎて、ラストバトルもかなり不思議な感じがした。音楽含めド派手な映画であることは間違いないので、映画としてはそれなりに楽しめた。

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.3

どんどん追い込まれていく現実を見せられて、居た堪れない気持ちになった。
色々と思想的な内容を盛り込むことをもできたのに、声高に主張するシーンや心情を明確に示すセリフ等は少なく、倍賞美津子の表情が印象に
>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.5

いつも通りいい意味で力が抜けるらしさ全開のゆるーいクリスマス作品だった。ケビンベーコンのノリの良さが素晴らしい!

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.4

俳優の力もあって登場人物はみんな個性的だし、個々のエピソードとかは面白いのだが、終始盛り上がりに欠けていたように思え、上映時間も長く感じてしまった。

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.0

モノクロでレトロな雰囲気でおとぎ話のような作品だった。ホラーという事で描写は意外とキツめ。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

冒頭から不思議と個性的な映画の世界観に引き込まれた。現実の常識に当て嵌めずにあるがままの物語を受け入れると、(何故こんなことをするのかと突っ込まない)不条理スリラーのはずなのに、観終わった後は不思議な>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.7

背景だけでなく、キャラクターの繊細な表情がとても丁寧に描かれており、病気の少年と家族、友人との物語はベタだけどストレート過ぎて泣けたし、最後もビターエンドかと思ったけど、激甘なハッピーエンドで救われた>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.0

永野芽郁の存在感は映画の雰囲気に合っているし、他の俳優も良かったけど、どうしても作中の年数の経過を上手く表現できていなかった気がする。
中盤と終盤にある物語の核心については予想できるものだったし、早瀬
>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

3.9

最初から終わりまで悲しみと苦しみで心臓が押しつぶされそうになって、切なさとやるせなさで呼吸が苦しくなる感覚になる映画だった。
いじめに対してはもちろん受験主義や親子関係、格差社会それぞれに対して社会的
>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.4

演出や音響や演技の全てにより、不快で不安な気分にさせられる精神攻撃的な時間が多くて気持ち的にはかなりヘビーな鑑賞だった。夫の思う幸せと妻の幸せの定義は違うけど、愛していたことは事実という普遍的な夫婦の>>続きを読む