ウォシャウスキーの個人的な映画として受け取った。
何をしても批判が四方八方から来て、考え方としての個性が眠らされるこの時代に表現をする意味とは。
20年間で社会におけるマトリックスの立ち位置も変わって>>続きを読む
限定的な空間と少ないキャストを、豊富なアイデアでダイナミックに魅せててハラハラするし楽しい。
後に姉妹となるウォシャウスキー兄弟による、抑圧と解放のテーマが一作目からみれる。
超楽しんだ上にウルっときてしまった。
エドガー・ライトはほんと凄い。
前半は割と退屈だったけど、あの動きというか造形で持っていかれた。
こういう一発大技を久しぶりに映画館で観れて良かった。
異常な奴なんだがどこかしら可愛い。
被害者でありたがるのは誰でも少しは持っている感情だと思う。
キャラクターの実在感はいいけど出来事が何から何まで作為的に見えて、真面目にみる気にはなれなかった。
亡き父がとか亡き母がとか言い過ぎ。
結構面白かった。序盤が特に。
ドラゴンの造形も良かった。
ベタな英雄譚ではあるけど、回想を含めて構成に工夫してあってサクサク観れた。
字幕って便利で「夫婦の愛の物語」って書けばそう見えてくるもんで。
ドラマパートは酷かったけど、ゴア描写の見せ方はかなり上手かった。
叫ぶ所と普通の会話に音量の差がありすぎてリモコンが手放せなかった。
性に飢えた唸り声が常に聞こえているような映画。
クライマックスは生と死が入り乱れる、まさにオーガズム。