昔結核、その後白血病という死病にとらわれた女性との恋愛を描く物語の系譜、と思い、今更見てみました。題名にかかわるエピソードが、全体ストーリーの中で必然性を感じにくいようでした。高校生役の長澤まさみがも>>続きを読む
大学紛争や三島事件を、物心つくかつかないかという時期に見てきた。世代としての見方をしてしまうのかもしれない。当時は理解しようとしても、何だかわからない、でもなんだか大変なことが起こっているという激動感>>続きを読む
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「…会いたいよ!…どうして…」子ども返りして地団駄踏むように叫ぶヒロインの演技にすべてが凝縮していたように思う。これが「風の電話」の本質なわけで。
ロードムービーとして、一つ一つの逸話と、少しずつ>>続きを読む
高畑勲の初監督作品、宮崎駿も参加して、後のスタジオジブリの数々の作品につながる、日本アニメの金字塔的作品。と、高畑勲展を見て、それ以来興味を持っていた。自分も生きていた時代の作品だが、まったく記憶に>>続きを読む
正直、こんなに素敵な作品と思わなかった。思わず笑ってしまうところが何か所もあり、高畑勲がこういうテイストもつくるのか!と驚き。
この時代だからこその家族観、なのかもしれないけれど、そうしたものが普>>続きを読む
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緊迫感のある展開で、最後までハラハラでした。ヒロインの表情はとてもいいと思いました。
でも、よく考えてみると、後半明らかになってくる「真相」とそれに対する主人公の対応や反応はややリアリティーを欠く>>続きを読む
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「都会」と「田舎」のとらえ方が、あの時代の類型的な感じと思えたので、途中でちょっと気恥ずかしくなりました。でも、最後まで見て、すこし印象が変わりました。観終わっていろいろ思い出すとまた、印象が変わりま>>続きを読む