Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.3

コラム。ワッフル。創業補助金。ポッドキャスト。愛のかけ橋。いわゆる肉食系になるのだろうか。ヒヨドリ。献血と冷麺。「SPは多ければ多いほどいい」。5段階評価。芳名録。会いたい人。もうひとひねり何かがほし>>続きを読む

なのに、千輝くんが甘すぎる。(2023年製作の映画)

3.1

原作未読。SNS。片思いごっこ。図書室。常識的なストーカー。親たちは登場しない系。ヒロインの畑芽育さんを映像作品で初めて認識。ブス呼ばわりには無理がある。友人役の莉子さんは森七菜さんにほんのり似ている>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.3

“これは牛肉だ”と思っているから直視できるけれど、“これは人肉だ”と言われた瞬間にゾッとして目を背けたくなる。そんな人の習性をうまく活用している作品だと思う。グミまたはゼリーのようなぶるんぶるんの肉。>>続きを読む

ほつれる(2023年製作の映画)

3.2

指輪。通報。合鍵。山梨。犬。「どこだったら持っていいの」。財布と靴。「黙ってるってのはひとつの返事になっちゃうんですけど」。『わたし達はおとな』のときに感じた居心地の悪さが本作にも張り巡らされる。最初>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.3

ジャケット写真が格好いい。珍しいがっつりオープニングクレジット。冒頭のチャットが誰と誰のやりとりなのかを考えるとサスペンス映画にも思えてくる。4人の女。もし主人公が男だったら。「パパ」。英語とドイツ語>>続きを読む

逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.4

何事も遅すぎることはない思いたいけれど、この映画からは遅すぎたもしくは手遅れという印象が伝わってくる。向き合わずに来た人間がいざ向き合っても受け入れてもらえない。「ご苦労さまぐらい言えんか」。戸惑いと>>続きを読む

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.4

マーベルに寄せたオープニング。アイアンマン、スパイダーマン、X-MEN、アベンジャーズとパロディ多数。下ネタ多め。鋭いブラックジョークもちょいちょい差し込まれる。設定自体はなかなか面白い。そしてアクシ>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.3

最初に表示される一文「男か女かはどっちでもいい」。 映像でそれを表現できているのだから文字で書く必要はないように感じた。とやかく言うなよと釘を刺された気分。タコ。ヤンキー集団。カブトガニ。ワンダーな水>>続きを読む

アルマゲドン2020(2020年製作の映画)

3.2

原題はCOLLISION EARTH。ジャケットはおそらくイメージ画像。なんちゃってアルマゲドンシリーズ初視聴。始まってすぐは意外としっかりしているなという印象。だんだん低予算ならではの安っぽさが見え>>続きを読む

ドブ川番外地(2018年製作の映画)

3.3

卒業制作。再生。テーマとしてはよくあるものだと思うけれど、その過程は独特だった。ジャンプカットによる省略。水々しすぎる血。ローラースケート。酒。棋士。走るシーンで思い出すのは『フォレスト・ガンプ』。感>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.3

ホルムアルデヒド。ガラケー。ビールHite。アーチェリー。イカの足。排水溝。保菌者。深刻な状況ながらちょいちょいコメディタッチ。音楽によって雰囲気を説明する傾向。荒らし。打開策。ウイルスと感染。軍隊の>>続きを読む

二つの光(2017年製作の映画)

3.6

ハン・ジミンさん、片方だけ目を寄せられるのがすごい。網膜色素変性症。避球王トンキ。VR技術。写真を撮りたいスヨンが可愛らしく、それに協力するボランティアさんが良い人。シダーウッドアトラス。特別感動的な>>続きを読む

獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

3.3

世界的にも有名な作品と知り気になっていた作品。プライムビデオにて視聴。素人目にも分かるアニメーションとしての質の高さ(いわゆる作画のすごさ)。特にアクションシーンは構図含めて素晴らしかった。なんと言っ>>続きを読む

おじドル,ヤクザ(2022年製作の映画)

3.4

『ファミリーファミリー』で知った大川裕明監督。監督ご自身と彦坂啓介さんが本作にも登場。ヤクザとアイドル。除菌シート。あずぽん。心強いファンたち。うどん屋。コンビニ店員。潔癖の理由。カレー。口数の少ない>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.3

韓国版視聴済み。そこまで上映時間は変わらないのに日本版は長く感じた。ある意味“しつこさ”を体感するには必要充分だったと思う。期待したせいでハードルがあがってしまったのか、リメイク元を観ているせいで先が>>続きを読む

ベンジー(2018年製作の映画)

3.5

懐かしのベンジー。ブラムハウス製作が意外。イチゴ。質屋。プリンの缶詰。ホットドッグ。意外な相棒。生身の犬が演じているとは思えない感情豊かで器用な動き。エンドロール後映像あり。撮影時の苦労が伝わってくる>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.3

黒人というだけで不当な扱いを受ける現実。タイムループという手法により、そのどうにもならなさと逃げ場のなさがこれでとかと伝わってくる。どんなに一方的にやられても武装はしない。この警官役を引き受けた役者さ>>続きを読む

北京的西瓜(ぺきんのすいか)(1989年製作の映画)

3.5

実話ベース。八百春。「いい大根あるじゃねえかここに」。じゃんけん。居酒屋メンバーがとても豪華。ハオチー。建築。大仏。チャウチャウ犬が可愛い。高速料金。保証人。ネックレス。ゆで卵。スイカ割り。今となって>>続きを読む

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

3.0

ゲームそのものは過去に数本プレイ済み。吹替担当は俳優さんがほとんど。上手い下手の差が分かりやすい。映像に関しては毛の一本一本まで美しく、日本のCG技術もここまで来たかと感心させられた。物議を醸した例の>>続きを読む

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

3.4

6作目。久しぶりに寅さんシリーズを視聴。とらやの面々が登場すると故郷に帰ってきたような気持ちになる。「俺はその男を殺すよ」。五島列島。森繁×宮本親子。帰れるところがあると思っているから一人前になれない>>続きを読む

死体の人(2022年製作の映画)

3.3

奥野瑛太さんと言えばチンピラ役が多い印象。本作では仕事や生き方に真面目に向き合う好青年役。「死の格言集」。死後硬直。リアリティと効率。口元のメイクが崩れていないし拭おうとすらしない動作には違和感。劇団>>続きを読む

傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

3.1

元気をもらえる系かなと思って視聴開始。1日1時間1マス。途中でこっち系かと判明して以降は、その後の展開がだいたい読めるようで集中して観られなかった。チキンの店。最新スマホ。主人公の父が良い人。キャッチ>>続きを読む

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.6

原作未読。劇中アニメがかなり本格的。スタッフも声優さんも一流。このアニメのさまざまな要素が各所大事なシーンで活躍。ほほえましい家族。真剣な場面で笑ってしまう癖。アデューと言って去るのは原作通りなのか遊>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.5

「いつも私の賛成を求めるけど、結局意志は変わらないじゃない」。旧友との会話。時折混じる沈黙とぎこちなさ。さびれた街。秘湯。超弦理論。なんとも切ない焚き火前でのやりとり。携帯優先。分離不安のルーシー。一>>続きを読む

J005311(2022年製作の映画)

3.0

満場一致のグランプリと聞いて気になっていた作品。恒星の名前。誰かが陰から覗き見ているような視点。カメラマンの存在感が強め。100万円。銀行内の映像は盗撮っぽさが増す。山本役の河野宏紀さんが本作の監督。>>続きを読む

マッド・ダディ(2017年製作の映画)

3.3

砂嵐。計画的陳腐化。この世界線では、親だと思っていた人が親ではなかったり、会ったこともない人が親だったりすることもあるのだろう。新生児室を無表情で眺める父親たち。ビリヤード。大人ゾーンと子どもゾーン。>>続きを読む

アイコ十六歳(1983年製作の映画)

3.3

大林宣彦さんが製作総監修をしているという情報をきっかけに知った作品。愛知県。屋根の上。富田靖子さんの笑顔が素敵。高校生役の松下由樹さんが新鮮。弓道部。スカートめくり。吹き出し演出を見るのはゴジラ以来。>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.4

リメイク元視聴済み。シボレーとフォード。『幸せなひとりぼっち』を観たときは過去エピソードが辛すぎると感じた。本作もほぼ同じ展開ながら辛すぎるとは感じずに観られた。大筋のストーリーはおおよその人が想像の>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.3

「家で縫い物」。日本語服。図書館仕様。血清。代理運転。主人公のアクションシーンにあまり格好良さを感じられないのと、それほど強い殺し屋に見えないのが惜しい点。そういう意味では母役のレナ・ヘディ氏とミシェ>>続きを読む

透明花火(2018年製作の映画)

3.3

髙橋雄祐さんきっかけで知った作品。群像劇。主要人物は5人。淳、圭太、楓、理恵、真希。それらを結ぶ花火。変わらない衣装。引け目と嘘。圭太役の清水尚弥さんは清水尋也さんの実兄。安藤輪子さんといえば『友だち>>続きを読む

マルサの女2(1988年製作の映画)

3.4

たらふく蟹。宗教団体。地上げ屋。権力者たち。前半は宮本信子さんの登場シーン少なめ。愛人高校生。墓。東大。トラック。毛皮のコート。脅し。騒音。手首。噴射。シュッとしたきたろうさん。サンバのようなBGM。>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.4

史実ベース。1386年。1つの事件、3つの視点。都合のいい解釈と記憶の取捨。金髪のベンアフレック氏が新鮮。マルグリット役のジョディ・カマーさん髪がふわふわで容姿も美しく妖精もしくは天使のよう。「最初の>>続きを読む

宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACE(1978年製作の映画)

3.3

南総里見八犬伝モチーフ。和製スターウォーズ。人名そっくり。聖なるリアべの実ことクルミ8個。帆のついた宇宙船。白塗りならぬ銀塗り。宇宙暴走族。BEBA2(ベバ2号)の登場には驚かされた。似ていると指摘さ>>続きを読む

戦火の馬(2011年製作の映画)

3.8

農耕馬。競売。フクロウの鳴き声。かぶ。三角旗。ジョーイとトップソーン。榴弾砲。戦争は動物たちの命も巻き添えにしていたことを再認識させられる。戦車越え。戦場を駆け抜けるジョーイの姿にグッとくる。中間地帯>>続きを読む

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(2014年製作の映画)

3.2

原作未読。泣けるというレビューがちらほら目に入り気になって視聴。振り返り方式。チェロ。「フォルテなら分かる」。パンクファッション。天井。ジュリアード音楽院。いつ泣けるのだろうと思っているうちに終わって>>続きを読む

渇水(2023年製作の映画)

3.2

停水執行。水は無料でも水道水は無料ではない。それは当然のことだと思う。金魚鉢。当たり付きアイス。清潔感のある姉妹。水鉄砲。水にまつわる描写。主人公の心の動きが見えづらく、特に終盤は共感しづらかった。流>>続きを読む