Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

UNDERWATER LOVE おんなの河童(2011年製作の映画)

3.3

Wikiによると本作は日独合作のピンクミュージカル映画らしい。こんな肩書きを持っているとは思えないB級感あふれる内容。本作を予備知識なしで観て撮影監督がクリストファー・ドイル氏だと気づける人はいるのだ>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.5

見直し視聴。全体の3割ほどしか覚えていなかった。シカゴ。説明してくれない面々。“包囲された城”。「人生最後の1分ならどう過ごしたい」。ショーン視点で考えると複雑な気持ち。考察を調べるとさまざまなパター>>続きを読む

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.3

ソルギョングさんを見ていると内野聖陽さんを思い出す。油。拷問シーンはどれもなかなかの迫力。最後の晩餐シーンが印象的。信じたい男と信じられない男。バディとなって絆を深めていくのかと思いきや、観ているこち>>続きを読む

いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

3.3

梅雨。アーカイブ星。この時代には珍しい発達障害描写かと思いきやそうではない様子。YOUさん演じる先生の手首の包帯が気になる。田中圭さんはちょい役ながら声に特徴があり分かりやすい。ポケット。ベストポジシ>>続きを読む

アザーズ(2001年製作の映画)

3.4

光アレルギー。開けたドアを閉めてから次のドアを開ける。50のドアと15本の鍵。聖書。子供リンボ。白いシーツに鎖。カーテン。次々と部屋に光の入る映像がおしゃれ。死者集。大きな銃。墓地。鼻ふんふん。娘アン>>続きを読む

HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.2

声優は実写版キミスイコンビが担当。新海誠と細田守を混ぜたような世界観アンド雰囲気。「決断力」。ねじりパン。アルタラ。カラス。神の手。各々の親の登場シーンはほぼなし。雷。最強マニュアル。古本市。狐面。設>>続きを読む

獣人雪男(1955年製作の映画)

3.1

ゴジラとほぼ同一のスタッフで作られた作品。なかなか登場しない雪男。断崖に吊るされるという描写が珍しい。物語としては悲惨な展開の連続で良いことが起こらない。モンスターパニックの側面よりも人間の狡猾さ悪質>>続きを読む

手のひらに込めて(2019年製作の映画)

3.2

舞台は滋賀県彦根市。実在する老舗和菓子店の中嶋庵。実話ベース。波に揺られているかのようなふわふわとしたカメラの動き。「和菓子職人たのしい?」。びっくりしているように見えない次女。すらすら交わされる会話>>続きを読む

マルサの女(1987年製作の映画)

3.4

初見ではないはずだけれどほとんど覚えていなかった。キャストが豪華。初っ端からガツンと決めてくる構図。お馴染みのBGM。国税局査察部。シングルマザー。電子レンジ「出来るわよもう五つなんだから」。そばかす>>続きを読む

沈没家族 劇場版(2018年製作の映画)

3.2

共同保育。育児未経験者。男性だらけの中に母と子…という構図にギョッとする。「たまたま発生したんだよ君という存在が」。解放。自分に正直な生き方をしている人なのだろう。言動の端々からそれが伝わってくる。マ>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

3.1

ドッキリするオープニング。じわじわと怖い序盤。マスタッシュ=口ひげ。夢オチであってくれと願いたくなる展開。どうすればいい?なんて言えばいい?を都度言われるのは確かにだんだんと心中複雑になっていくかもし>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.2

ゲーム未プレイ。吹替視聴。声の音量小さめ。迫力のあるオープニング。マゼラン。始終活躍するライター。絵葉書。十字架。ピッキングというワードが頭をよぎる。バディものとしては少々弱い。昨今のCGは本当に違和>>続きを読む

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.1

貼り紙。日記。事故の詳細は不明。相変わらず多才な前田航基くん。三つの条件。昨今ダメ親父役が多めな印象の萩原聖人さん。寝るとリセット。絵。手続き記憶。書いてから消すなら紙の時点で修正してから打ち込んだ方>>続きを読む

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.6

監督は「暮しの手帖」元編集長。声は小林賢太郎さん。サンフランシスコ。シギリヤ。マルセイユ。台北/台南。メルボルン。「何か自らに変化を与えたいと思ったときには、できるだけ今の自分から遠く対極にある環境に>>続きを読む

二階の他人(1961年製作の映画)

3.3

念願の二階建てマイホーム。借金返済のため2階を賄い付き下宿として貸し出し。いわくつきの人ばかりが集まる様相。滞納。口⇄鍋。花札。そのふてぶてしさに観ているこちらまで所々モヤっとする。評論家。風呂。クリ>>続きを読む

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.2

25年前。元夫婦。最愛の娘。卒業旅行。バリ島。海藻。トロイの木馬。イルカ。結婚指輪。犬歯。ビアポン。タナロット寺院。ジンクス。ヨガパンツ。ヘビ。ペニダ島。本当の理由。あらすじからだいたい想像のつく流れ>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.5

お世話になったことはないものの、その存在は知っていたWinny。事件のことは何となくしか把握していなかったため今回初めてその詳細を知る。オレンジジュースとチョコレート菓子。誓約書。振込。金子勇さんの人>>続きを読む

電柱小僧の冒険(1995年製作の映画)

3.5

こんなにやりたい放題な映画は久しぶりに観た気がする。背中から電柱。タイムスリップ。鉄の吸血鬼軍団・新撰組。ふと筋肉少女帯と人間椅子を思い出す。「ごめんなさーい」。アダムジュニアとアダムスペシャル。電柱>>続きを読む

透明人間現る(1949年製作の映画)

3.4

円谷英二さんの戦後復帰作であり、日本初の大トリック映画らしい。原案は髙木彬光さんの『覆面紳士』。褒美を聞かれて「お嬢さんを」という流れに時代を感じる。ネズミとネコ。花瓶とピアノ。アムールの涙。あまりに>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.3

素敵な歌声。「血も涙もない」。湯川先生って教授じゃなかったのかと今ごろ気づく。不自然さはないものの不思議なくらいに若々しい。宇宙パネルと折り紙。それぞれの心の中に生きる被害者の姿と思い出。周囲の迷惑に>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.4

『地上最大のショウ』。ハヌカ。シーン再現。紙とプラの食器。好奇心の赴くまま。無邪気な母。こういう経験があの映画に活かされたのかな…と想像させられるシーンにワクワクする。青年期を演じたガブリエル・ラベル>>続きを読む

トレマーズ(1990年製作の映画)

3.6

吹替視聴。便利屋の二人。洋画で初めてじゃんけんシーンを見た気がする。軽快な音楽とほのぼの感。この年代ならではの雰囲気が良い。白い鼻。懐かしのホッピング。鉄塔。羊。そう見える工夫の数々に感心させられる。>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.3

大人向け絵本もしくは童話といった感じ。構図や色使いから画作りの細部へのこだわりが伝わってくる。キャストが豪華。台詞の最中に次の行動が起こるテンポ感。人たらしな主人公。映像的な面白さはあるものの、ストー>>続きを読む

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.3

1962年。密告。読書会。元はゲーム作品。そう言われればバイオハザードのような気配を少し感じる。電球ブランコ。お経。紙ピアノ。鹿ペンダント。これは社会派ホラーというジャンルになるのだろうか。後味として>>続きを読む

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.3

お噂はかねがね…でも怪獣映画とは知らずに視聴。POV×ファウンドフッテージ。胸毛ドットコム。割とぐらぐら画面が揺れる。パーティ。言いふらし。ワーワーガヤガヤ騒がしめ。カメラを回しているハッドがよく喋る>>続きを読む

不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

3.2

濱口竜介監督がいずれ撮ると言われている長編映画『FROODS』の前日譚(序章)的な立ち位置の作品。触れるか触れないか。この動きにすでに不気味さを感じてしまう。「見えてるのか」「聞いてたんだ」。追いかけ>>続きを読む

Two Balloons(原題)(2017年製作の映画)

3.3

ストップモーションアニメーション。気球内の装飾がおしゃれ。キツネザル。動作の違いでなんとなく男女どちらか分かるのがすごい(もしかしたら性別は決まっていないのかもしれないけれど)。地図。バラ。天候。9分>>続きを読む

ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣(1970年製作の映画)

3.2

ミニチュア感たっぷりのロケット発射。ヘリオス7号。ゲゾラ(カミナリイカ/モンゴウイカ)、ガニメ(カルイシガニ)、カメーバ(マタマタガメ)。セルジオ島(冬の八丈島)。お馴染み原住民。非常に分かりやすい合>>続きを読む

君が落とした青空(2022年製作の映画)

3.1

勘太のように傘を差し出す修弥。めっちゃ晴れ。抱きつき幼稚園児。男友達の目つきと距離感が非常に分かりやすい。日本語発音の英語教師。毎月1日。急用の理由を教えてもらえないのは気になって当然。世界史の教科書>>続きを読む

EMOTION 伝説の午後 いつか見たドラキュラ(1967年製作の映画)

3.3

ロジェ・ヴァディム『血とバラ』へのオマージュ。元ネタは未見。16ミリ自主映画。コマ送りとテロップはこの頃からすでに確立されていたのだなとしみじみ。お馴染み中原中也。自分が子どもの立場だったらちょっと嫌>>続きを読む

俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

3.2

あえてなのだろうけれど大きくは盛り上がらない。彼の人生を体現したような温度感。地味ながら手法としては面白いことをやっていると思う。それによって現実なのか幻想なのか創作なのか判断のつかない箇所がある。ほ>>続きを読む

エキストロ(2019年製作の映画)

3.0

モキュメンタリー。ヒゲ。スティーブ・マックイーン。エキストラ派遣団体ラーク。ガモゲドラ。松崎しげる。つくばみらい市。藁。「やっちゃいけないことをやっちゃってるんですよ」。訓練施設。創造市場。ボケのよう>>続きを読む

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.4

スペイン。戦争モノかと思うような緊迫感。せっかちなのか短気なのか、主人公が繰り返し何かを投げ捨てる様がクセになる。コンテナの中にある商品を使ったアイデアの数々に感心。例のシーンはここまで見せるのかと驚>>続きを読む

妖刀物語 花の吉原百人斬り(1960年製作の映画)

3.6

歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」。捨て子。屋形船。鮮やかな色使い。連敗見合い。吉原。画面を大きく使う広角ショットが格好いい。通行人や建物の中など使っている人数が多いため、所々に群衆>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.4

豚探しのようでいて、自分探しのような物語。喪失。多くは語らず、静かで熱い。血まみれのままのニコケイが少々ギャグっぽくはある。切ないながらも力強さを感じさせられるストーリーだった。沁みる系。

お葬式(1984年製作の映画)

3.5

監督の実体験ベース。「ロースハムとアボカードとうなぎ」。遠近法CM。危険な足元。「しかしすごいことになるもんだな、いま死んだと思ったらもうお葬式の段取りだもんな」。「人間は必ず一度は死ななきゃならんの>>続きを読む