zonomanさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

4.4

ホント脚本が素晴らしい。
「出会い→過去→挫折→挑戦」
そして、次なる"挑戦"へ続く…

「強くなる=周りを蹴落とすこと」
自分の居場所を作る為にただただ努力し続けるも、それが周囲を壊してしまうことに
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.8

(吹替版にて視聴)
ストーリーはコメントする以前に◎
もう少しピンチに陥る場面を強調しても良かったのかな。しかし、110分の作品でキャストそれぞれにピンチや悲しみが訪れ、それを共通の音楽で乗り越える演
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.9

物語が進むにつれて胸が苦しくなる作品。
本当によく練られた脚本と演出。

冒頭40分は何の変哲もない"ただの恋愛映画"としか思っていなかったが、真実を知ってからの日々は楽しくもどこか切なくて、ラスト2
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.5

とてつもなくカロリーを消費した気がする。
"純情"とは何かと考えさせられる作品。

尾崎・ブラピ・龍馬が創る"ソンを見守る城"での出来事がメインに展開されるが、尾崎役の池松壮亮さんの演技が凄まじい。。
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告白(2010年製作の映画)

4.0

"命の重さ"について考えさせられる作品。

森口先生の娘が殺されたことによる告白からストーリーは始まるわけだが、そこから徐々に狂っていくクラスメイトたち。

冒頭30分の告白が終わった後、様々な人の目
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.7

"人生はモノでできていない"
そう改めて認識させてくれる作品。

裸一貫からスタートし、必要なモノは100個程度で収まることが分かり、新しい彼女ができたり、祖母が自宅を手放すことになったりと、ドキュメ
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ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.6

冒頭から行われる銃撃戦。ニックvs.メリーメンの対立構造が明白になるなかで、遂行される金曜の銀行強盗。

普段、アクション映画をあまり観ない分、完全に対立構造を追っており、ラスト5分での衝撃の事実には
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.8

元彼(=黒崎)の存在を忘れられない十和子と、15歳年上で一緒に暮らす陣治の物語。

陣治は小汚くて頼りない奴だが十和子を愛しており、十和子に手を出す奴(=水島)は執拗に対処する。それは次第にエスカレー
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

めっちゃ面白い!!
特別なにか事件が起きるわけではないが、茶道を中心に描かれる1人の主人公の歩みを心穏やかに観ることができる作品。

始めは慣れないことも何度も繰り返すことで型となる。タイトルの通り季
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.3

"正義"とは何か考えさせられる作品。
必要以上な固執が"正義"を歪め、誤った"正義"を生み出してしまうのだろうか。

ストーリーは全体的に重たかったが、小田島弁護士が出てきたあたりから、最上vs.沖野
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

素敵なパリの街並みを舞台に、100年200年前から変わらないからこそ描ける作品。

いつの時代でも"昔が良かった"と感じる人はいる訳で、その幻想が目の前に訪れたらというファンタジー映画。

主人公・ギ
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

3.0

できるかできないかではなく、
何をやりたいかが大切だということ。

本能寺パートと現代パートの構成ではあったが正直、現代パートはつなぎ程度のものでしかなかった。

信長や蘭丸との出会いから徐々に関係性
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怒り(2016年製作の映画)

4.0

鑑賞後何とも言えない感情にさせられる作品。言うならば非情なまでも"バッドエンディング"ではないだろうか。だがそれがリアルだし人間模様だと思わされます。

千葉・東京・沖縄と交わることのない3つのストー
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.6

大企業に立ち向かう赤松とその大企業側の沢田。2人は対立するものの、次第に疑念を抱き始める沢田は徐々に赤松側にシフトしていく。そんな最中、赤松の会社や家族は銀行・遺族によって窮地に陥る。

大企業だから
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

4.1

とても美しいファンタジーな世界と魅力的なキャラクターが詰まった心温まる作品。

前半60分は良い意味で大したことは起きません。だけど微笑ましく観ていられるのは、やはり2人のキャラクターが魅力的だからだ
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.3

二転三転するストーリーに読めない展開。そして全てを知って迎えるまさかのエンディング。こんな不思議な感情になるミステリーは初めてでした。

時効を機に再び動き始めた物語は、曽根崎の手によって瞬く間に世間
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.6

愛が歪み憎しみに堕ちていく獅子神とどんな扱いを受けても尚家族を守り続ける犬屋敷。対照的な2人が織りなす行動は、どんどん世間を巻き込んでいきそして2人は対面する。

犬屋敷の不器用ながらも真っ直ぐに戦お
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.6

妄想ファンタジーのようなこじらせリアル恋愛映画。

良香の思考やアパートでのシーンなど、なんだか客観的に見た自分が重なるようにも思える。

確かに、いつも目にする人だって名前も知らないし、勝手に好意を
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.6

なんと美しいストーリー。

現在の主人公視点からメインである
12年前の高校生時代が展開されている為、
作品を観ている我々としても
非常に感情移入しやすい。

しかも、その12年前の伏線が
しっかり現
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泥棒役者(2017年製作の映画)

3.4

なにも考えたくない時に観れば楽しめる作品。

序盤、次々と間違われていく展開には、少し退屈さも感じたがそこはしっかり伏線。

中盤、互いが抱える過去をさらけ出してからのまとまり具合は観ている我々もスッ
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.3

非常に考えさせられる作品。
タイトルの意味も作品を観終わった後にじわじわ理解できてくるこの感覚は、明確なオチを求める人にはスッキリしない作品だと思います。

あらすじからだと、二件の殺人を考察して事実
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

なにが悔しいってこれだけふざけているのにストーリーが面白い!(監督みたらテルマエ・ロマエの武内監督でした)

どんな真面目なシーンでも、いや真面目なシーンほど面白いし設定の時点で完全勝利。

百美と麗
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.7

万引きで出来上がった家族は、
決して表に出ることのない絆で紡がれていた。

前半75分までの細かい家族描写。
少し退屈に感じてしまいがちだけれど、
後半で家族(?)バラバラになって以降、
本当の家族と
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人狼ゲーム インフェルノ(2018年製作の映画)

3.2

映画「人狼ゲーム」シリーズ7作目。
前提として本作はドラマ「人狼ゲーム ロストエデン」の続きである。

全10話のドラマで、登場人物のキャラクターやクラス内でのスクールカーストが描かれている為、心理描
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.8

夢を失った女子高生と
夢を諦めたおじさんの物語。

設定は無理があるようにも思えるが、
構成がわかりやすく観やすい作品である。

また主演のお二方の演技力もあり、
自然と世界観に引き込まれていきます。
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.0

テンポ◎ キャラクター◎ 伏線◎ のちょーおもしろ作品です。

序盤15分で流れる様に香港へ渡り、そこからはあれよあれよと騙し騙される展開。
でも結局最後は、観ている私たちも騙されていたってオチで、も
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.6

豪華キャスト陣によるホテルを舞台にしたミステリー。

新田と山岸が対立する所から始まるが、ホテルでの業務を通して互いの考えや想いを理解し、山岸の何気ない一言ひと言が事件解決の手かがりとなっていく。
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グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

3.4

生放送の番組を舞台にしたコメディ。

状況設定と人物設定が完璧すぎて「緊張と緩和」の「緊張」は100点満点に近い。あとは観る側がどれだけ「緩和」を感じ取れるか。

序盤20分で流れが形成される為、そこ
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暗黒女子(2017年製作の映画)

3.6

「起承〜〜〜〜転!転!転!結」

冒頭10分から抱く違和感はそのままに、ストーリーは折り返しを過ぎたところで出揃う。

そして予告通りラスト24分、スズランのように美しい伏線回収と共に新たなストーリー
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何者(2016年製作の映画)

3.7

主人公の本当の姿(=何者か問うアンサー)がラスト20分で明かされる。

演劇の世界に存在するキャストの一人であるかのような演出に、思わずグイッと前のめりになってしまった。

現代人ならば、誰しもが共感
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キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)

3.6

GReeeeNの「キセキ」をリアルタイムで聴いていた世代にとっては純粋に楽しめる作品。

その裏に隠された兄弟の物語(こっちの方がメイン)

終盤の「キセキ」や父親の言葉にはウルっときたがラストもう少
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.7

夏の終わりに観るべき映画。

登場人物の描き方が丁寧で、ストーリーが進むに連れて明らかになるバックボーンが切なくも心揺さぶる作品です。

湯川教授と少年のひと夏の想い出が何とも言えない良さを出していま
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帝一の國(2017年製作の映画)

4.1

学園政治エンターテイメント。

生徒会に命を削る男たちの熱き物語なんだが真剣すぎる分、小ネタでクスクス笑えました。

生徒会長になるための得策・悪策を練る登場人物たちの友情・裏切りの関係性が素晴らしく
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.6

昭和刑事のまさに栄枯盛衰を描いた作品。

主人公がのし上がっていく様は非常に面白いがその先に待ち受けている下り坂。

現代では到底有り得ない世界観だが、これもストーリーとしては面白く、ギリギリの世界に
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