夏りょうこさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最後にいきなり登場する魚みたいな宇宙船みたいなやつに原始的な恐怖を感じた。あの世とこの世の境目のゆらぎが黒沢清に通じるものあり。監督の真意を読み取らなきゃと能動的に観賞するあまりに疲労と眠気が…苦行。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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どんどんヘンテコリンになってきたウェス・アンダーソン。完璧主義の凝り凝り映像を畳み掛けるように見せられ、その空きのなさに息苦しくなる瞬間が…ヴィジュアルに神経が奪われて話が入ってこないんだよ。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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カップルで見てはいけない映画がまた一本。似た者同士のラブラブ期に悪い予感しかなくて苦しかったが、どことなくフランス映画みたいだった。

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

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映画として面白いかどうかはビミョーだが歴史の勉強にはなる。エキセントリックな役を得意としていたあのゲイリー・オールドマンがこういうタイプの俳優になるとはなあ〜。「ダンケルク」と合わせて観賞するとよい。

アレキサンダー(2004年製作の映画)

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馬VS象のシーンにはちょっと笑ったけど、史実をある程度忠実に映像化してくれてありがとう。ハの字太眉のアレキサンドロスが甘えん坊に見えてしまってNG。蛇を侍らせたら世界一の女アンジーがとうとうメドューサ>>続きを読む

エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

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彼女が二階堂ふみ似なのは?初心に戻りたい園子温。お前ら、このままエキストラ通行人のままでいいのか?を突きつけるフランス革命みたいな映画だった。

THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

感情をいちいち爆発しすぎだし、ラストも会話まで全部見せてしまうところがアメリカン。赤ちゃんが生きているとはなんというご都合主義!キュッとしまったオリジナル版をまた見たくなる。

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

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ホラーテイスト満載。このウェット感が良くも悪くも日本的で気分が悪くなる。ちょい役の黒田大輔サイコー。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

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どっこい生きてたカンピオン監督。でもこれは…はて?と傾げた首が戻らない。ワルなカンバーバッチに目が釘付け。

劇場(2020年製作の映画)

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松岡茉優を見ているとぞわぞわする。上手いよなー相変わらず。

特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

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トラウマを抱えた異常者による連続殺人ってハタ迷惑。陰惨な殺しが嫌になる。

アルバート氏の人生(2011年製作の映画)

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社会的弱者で孤独な者同士力を合わせて生きていこうという思いは、今でも同じ。グレン・クローズの達者な演技に舌を巻く。ミアちゃんのむずがる表情が相変わらずいい感じ。

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

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最後の最後までめちゃハラハラする。荒削りなところがいいんだよな〜。

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

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反骨と葛藤と家族愛。かの名作「ローマの休日」の舞台裏としてかなり見応えあり。

ブックセラーズ(2019年製作の映画)

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確かにぶっ飛んだ人たちが次々に登場して面白かったが、全体的に大人しめのトーン。

浅草キッド(2021年製作の映画)

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やはり柳楽優弥がイケメンすぎてどうしてもたけしとは思えず、それが気になってしまい…うまかったけどね〜背中の丸み具合いに味が出ていて。

残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

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吹雪のような悪天候の日に見るべし。もはやここまでかと何度も涙ぐみつつ、ハートウォーミングな瞬間もあって、ほとんどセリフなしで一人芝居のようなマッツ・ミケルセン。ファンなら堪能しまくりのイッピン。南国の>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

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この究極のストーカーと孤立無援でいかに戦うか。彼女のリベンジが見たくて目が離せない。

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

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権力を握ると初心を忘れがち。K-POPで湧いている韓国に軍事政権時代があったことを改めて突きつける。

特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

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ギリギリまでハラハラして面白かったんやけど動機がわからん。

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

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舌打ちが似合う前田敦子。高校生みたいだな〜やることなすこと。写真館の息子がサイコー。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

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母と娘の頭脳戦。走れなくても走る!口に水を含んで屋根をつたうシーンがすさまじいんだけど表情がカワイイのよ。揺さぶられ方が快楽と化すタイプのサスペンス。

湿地(2006年製作の映画)

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馴染みのない人名がたくさん出てきて時系列もあっちこっちでついていくのが大変だったけど、面白かった。北欧ミステリーの静けさが好き。

火口のふたり(2019年製作の映画)

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すごいなーこの話。日本ならではの道行心中。精神年齢が大人じゃないと消化できないでしょう。でも地震を持ち出すのは卑怯では?

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

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親は子供に心配かけちゃいけません。息子に“女”を見せるママは、彼を夫の代わりにして見せつけてる、いや訴えているんだと思う。

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

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魔法少女には杖が必須アイテムなことを知らなかったパパが引き起こした悲劇。結局バルバラって何者?嫌な話だった。

ポーラX(1999年製作の映画)

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この堕ちていきたい気持ち、嫌いじゃないです。マスカラが流れて黒い涙になったカトリーヌ・ドヌーヴが暗闇でバイクを走らせるシーンが心に焼きつく。

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

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ホラーでしょ!繊細すぎるでしょ!でもそれが映画監督。映画は一人では作れない。けど気持ちが悪い話だった。

ヘウォンの恋愛日記(2013年製作の映画)

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女心を描いているようでいて背後には男の甘えが…それがホン・サンス!