なんなんこいつ?っていう男のズルさと間抜けさと情けなさと自分勝手さと弱さをユーモアに昇華。絶対監督自身のことやろ〜ってのがミエミエのブレなさ加減が驚異でクセになる。
フランスを舞台にした日本の古典怪談。それは死者と生者の境目が曖昧で、哀しくて優しい。で、お父ちゃんには女を縛りつける快感もあったのでは?
おかしいなあ。そんなはずはないのに何でこんなに面白くないんだろう?と自分を責めてしまいました。
ホン・サンスぽいのは単に韓国人が出てくるからでは?他人の恋路に興味がなければキツイ。そればっかりなので。
娘は何でもお見通しなんだから!佐藤二朗にあと一歩深みがほしかった。切実さがそれほど感じられず。
アトムみたいなわざとらしいヘヤーの彼の自意識が気になってしまう。初期作品なので初々しくも攻めてる会話劇(てんこ盛り)。見ず知らずの他人の恋愛話に付き合うにしては、ちと長いかな。男が作った映画って感じ。
ちょ、ちょっとこれはあまりにも出来すぎな展開では?何が言いたいのかわかりにくい。唯一確かなことは、悩める神父は罪。
田中圭の立ち位置に関しては、基本おっさんずラブ。好きって何だろう?その気持ちを伝えようとする人たちの物語。女の子同士の“好き”っていいなぁ。
子供の幽霊ごっこみたいなこんなアナログチックな幽霊だからこそ、まるでそこにいるみたい。地縛霊は哀しいな。でも優しい話。
途中から眼帯をはずした彼女。子供が欲しかった彼女がもし子供を産んでいたら、運命はまた変わっていたであろう。死に場所を求めている侍みたいな女もいる。
なぜこんな残念な映画に…柳楽優弥と田中泯の存在感で何とか間がもっていた。ボロボロになりながら放浪する若き北斎のファッションがオシャレで笑った。
マリメッコのデザインがどのようにして生まれたのかではなく経営の視点から描いているので、思ってたんのと違った。闘っているのはわかるが、このヒステリックさに辟易。芝居仕立てなのはよかった。
静かで不穏な緊張感にざわざわする北欧ミステリー。絶対に何か恐ろしいことが起きるにちがいない!というざらりとした予感に、最後の一滴までグイグイ引き込まれる。ハリウッド映画じゃこういうスリルは味わえない。
マニア愛が楽しく炸裂。大物俳優たちもガチでおふざけ。ハトが平和の象徴なのは地球だけなんだよ。衝撃のキスシーンは怖いやら泣けるやら。うわぁぁ!レベルのことがフツーにあっても面白いから大丈夫。ティム・バー>>続きを読む
自業自得なんだけど歯車の狂いようが身につまされて見ちゃおれん。これがコーエン兄弟やタラちゃんなら半笑いできたのに、ガチだから。いや、さすがシドニー・ルメット。面白かった。
全員がオバちゃんだとそれが気にならないんだな。お酒が大好きで紙オムツをしてるオバちゃんたち。ゲラゲラ笑いとお喋りの賑やかさは白鳥じゃなくてガチョウだけど、踊りたかったら踊ればいい。それだけなのさ。
昭和の小市民の生活ぶりが愛おしい。にしても50代に見える江分利満氏が30歳過ぎだとは…。
同性愛者が二人で子供を育てるのっていいよな。役割分担を押し付け合ったりしなさそうだし、同じ社会的弱者である子供に優しいと思う。前からそう思ってた。それを思い出した。これ、裁判まできっちり描いてるのが目>>続きを読む
同情は蜜の味ということに気づいたトンデモ男が、泣く快感をまた味わいたくて狂気に走る。その淡々さがツボ。何なのあの弔いの歌は(笑)
私にはつまらなかったけど(ていうか伊坂幸太郎が苦手)、これが好きという人の気持ちはわからないでもない。
彼はドレスで女心を虜にする。職人の技は誰にも奪えないのだ。忠実って哀しい。でもそこが居場所の人もいる。
カラッポな男をやらせたらピカイチな妻夫木聡。どす黒いものを抱えた女をやらせたらピカイチな黒木華。そんな夫婦のA面とB面。柴田理恵がいい。
料理は美味しそうだが彼女たちに興味が持てないのはキャスティングのせい?前田敦子と勝地涼はマズイよね。
タイトルから期待するほどには騙されなかったと思うのだがどうだろう。松岡茉優の魅力がよく引き出されていた。
冷静沈着で理性の権化のような彼女が、たまに感情をコントロールできなくなる瞬間にグッとくる。手段はどうあれ目的は正しい。
バイオレンス系サスペンスとハートウォーミング系ドラマがいい塩梅にブレンドされ、殺しまくるのに心が温まってしまう予定調和破壊のエンタメ。オッサンたちが変なセーターを着てるシーンに救われる。
ファンタジーぽいところがどうなんかなと思っていたけど、見てみたら気持ちのいい映画だった。時間を気持ちよく使えた。
めっちゃ面白くてなぜだか幸福感に包まれた。成田凌の普通じゃない笑い方ときたら。
ずっとこんなんが続くのかとげんなりした前半から一転した後半も、成田凌のことを見ていられなかった。
石橋静河みたいに無愛想なお嬢様の眉間の一本筋。(管理者)がいない時の彼女たちが立場を超えてただの女同士になり、自由で楽しそうで支え合っているのが印象深い。