Makiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Maki

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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

薬物依存症の母親に育児放棄された知的障がい持ちの少年マルコを救うため、養子にしたいと願うゲイのカップル。
しかし、彼らは世間から親失格と言われてしまう。。。実話を基にした作品。

バンクーバーの朝日(2014年製作の映画)

3.0

この時代の生きづらさや遣る瀬なさ。
レジーの台詞「また野球しような」が切ない。

偽りなき者(2012年製作の映画)

3.5

笑われることを恐れるより、心にもない事を言うことを恐れるべきである。

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

3.5

世界にこの残虐行為を報道しても、人々は「ひどいね」と言ってディナーを続ける。
これは劇中のセリフ。

どれほど残虐な事件でも、皆、手を差し伸べることはなく見て見ぬ振り。普段、私も他人事のように食事し続
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

太平洋のど真ん中で流されていくバレーボール。「ウィルソーン!」と叫ぶチャックの人間味あふれるシーンにしみじみ涙。

4年も経てば浦島太郎状態で文明社会とのギャップに違和感。
事故前の恋人は既に子持ちの
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ロックンローラ(2008年製作の映画)

3.5

主人公ワンツーのギャング仲間、ハンサム・ボブ(トム・ハーディ)。刑務所に5年入ることとなり、その前夜に突然、主人公ワンツーのことが好きだとカミングアウト。
ワンツーは驚愕、ふざけんな変態など
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.5

アメリカと中東諸国の関係が緊張状態にあった1970年代。

アメリカ人旅行者の青年ビリーは、軽い気持ちで麻薬不法所持(さらに国外持出し未遂)を行い、トルコのイスタンブール空港で逮捕される。

トルコの
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血と骨(2004年製作の映画)

3.5

気に食わないことがあると、家を破壊する、だれかれ構わず暴行する、トコトンやる。歯向かえば、たとえ家族だろうと従業員だろうと半殺しにされる。この男、怪物じゃないか?

希望に満ち溢れたような眼差しで日本
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.5

泥臭くて格好悪くて人間らしい。他人に知られたら恥ずかしい大人げない感情も包み隠さず描かれていて、観ているこちらの心の奥底まで暴かれているような感覚になる。

心の隙間を埋めてくれるものにすがって、あら
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そして友よ、静かに死ね(2011年製作の映画)

3.5

セルジュの脱獄後は多くの人の血が流れた。
無関係である家族やペットまで命を奪われたが、そこまでしてセルジュを守る必要はあったのか。ラストは哀しい結末を迎える。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

家臣が何でも受け容れるからといって残虐な行為がエスカレートされていく王様のエピソードを語るシーンがある。それは確かにあるかも。元からの性質ではなく関係性によって主従が決まるという考え方。
ぞんざいに扱
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フェイク(1997年製作の映画)

4.5

盗聴器を靴に仕込んでいたために、土足厳禁の日本料理店で支配人をフルぼっこにする事件とか、冷や冷や〜 手に汗。
ラストの「お前なら許せる」ってレフティーの台詞に胸が締め付けられる。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

ベトナム戦争帰還兵の主人公トラヴィスが自宅でTVを観るシーンで流れる曲、ジャクソン・ブラウンの『Late for the Sky』が、彼の孤独や空虚な心を表現しているようだった。

「少女を救った」と
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.5

ベトナム戦争に徴兵された若者達の深い心の傷を描いた作品。人命を賭けたロシアンルーレットが印象的で、回転式拳銃を自らのこめかみに向けたときの狂気的な役者の演技には観ているこちらも汗が滲み出るほど。

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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

4.5

おぞましくて哀しい描写も多いが、調査報告の瞬間には感動。第2部と第3部も観たくなること間違いなし!私は1日で全部観た。

失踪少女調査の依頼者ヘンリック・ヴァンゲルの台詞で、「復讐は時機の見極めが肝要
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.5

バイオレンスな描写も多いものの、キャッチコピーが「獰猛な愛だけが生き残る」なだけあって暴走的な愛に溢れたラブロマンスだったり、所々コミカルだったり。

デニス・ホッパーとクリストファー・ウォーケンがや
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ベティ・ブルー 愛と激情の日々(1986年製作の映画)

3.5

映像がとても美しい作品だった。

彼女は感情の起伏が激しく理性的に考えず行動することが多いため、観ているこちらもハラハラしてしまう。
それでも、愛するもののために全力で泣いたり怒ったりできる心があるの
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パピヨン(1973年製作の映画)

5.0

胸に蝶の刺青があることから「パピヨン」と呼ばれた男の脱獄ストーリー。実話に基づいていて、DVDの特典で実在のパピヨン本人の映像も見られる!主演のスティーブマックイーンと撮影中に会って大絶賛するも、残念>>続きを読む

危険な関係(1959年製作の映画)

3.0

恋の駆け引きを傍観者として眺める分には面白いけれど、巻き込まれる側からすれば、たまったもんじゃない。制裁を受けても仕方ないと思う。

スタンドアップ(2005年製作の映画)

3.0

会社のBBQに妻や娘を連れてきても娼婦呼ばわりや卑猥な落書きをされることなどないのに、この差は何だ?自分の娘が同じ目に遭ったらどうだ。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

モノクロ映像の中に、ふと現れる赤い洋服の女の子。彼女の姿を再び目にしたのは、無造作に積み上げられた遺体の中。

従業員達から感謝の品として金の指輪(歯の詰め物を溶かしてリング状にしたもの)を贈られたシ
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モスキート・コースト(1986年製作の映画)

3.5

アリーの最期の言葉。
人間は不完全で、皮膚は薄く、無毛で、ハサミも牙もない。人体の設計はまるでなっていない。それなのに世の中は歪んだことばかり。俺が求めたのは正しい角度と直線だ。