MamoruTakahashiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

MamoruTakahashi

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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.4

時代性のある映画。
90年代イギリスの音楽、ファッション、
カルチャーが鮮やかに映し出されている。
・・・
内容的にはヘロイン中毒の主人公が
お金儲けしたり更生したり出戻ったりする話。
・・・
根が優
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.5

今まで尺の問題で怖気付いていたけど、
マイケルの心境、環境の変化を追うためには
致し方ない長さだった…。
・・・
マフィア映画の出発点であり、金字塔なのは
言わずもがなだけど、
・・・
個人的には、
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.7

企画勝ちモノだと思って
観ていなかった自分を恥じたい…。
・・・
これはものづくりに携る、いや、
労働に従事する人間すべてに贈る情熱的な映画!
・・・
伏線回収映画って色々あるけど、
ぼくの中ではこの
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.7

意図的な静寂、親子の葛藤、雲の動き、
小津安二郎の世界観を、
アメリカを舞台に表現した作品。
・・・
美しい建築や庭園にもうっとり。
若い女の子が建築を語るシーンは
やっぱりテンション上がります笑
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

3.7

パロディ系B級映画かと思いきや、
しっかりした名作じゃないですか笑
・・・
特にラストにかけて視点が大転換する場面。
親と子の在り方にまで言及するとは。
・・・
子どもができたら親子で観て
一緒に笑い
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

おじいちゃんのモーニングルーティン映画。
体操して、タバコ吸って、コーヒー飲んで、
カフェに行く。
その流れるような一連の動きが尊いのです。
・・・
発せられる言葉もひとつひとつが名言で、
人生の奥行
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

ホラーの皮を被ったブレイクアップムービー
とは監督の言葉。
・・・
確かに狂っているし、理不尽な展開だけど、
女の子の視点に立ってみると、
最後にはカタルシスが生まれ、
うん、良かった良かった!
と思
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.8

これが1968年公開というだけで鳥肌もの…
・・・
AI、無音空間、クラシック音楽、CGへの挑戦。
・・・
インターステラーをはじめとした名作SF映画が
この作品があってのものなんだと実感する。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

もう、臨場感あり過ぎてへとへとになる…
アトラクションとして楽しめる。
・・・
という一方で!!
もはや、ワンカットにこだわらなくとも、
全然素晴らしい脚本、しっかりとした
ストーリーを併せ持っている
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.3

こんなん観るんじゃなかったと思う位
心を揺さぶられる映画。
・・・
人はいつも矛盾した気持ちを持ってる
夫は仕事と子ども
妻は夫への愛と自立
その矛盾を解決するために、
離れ離れになることを決意するけ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.6

いい意味でサクッと観れるクライムムービー。
・・・
鑑賞者はどれだけ刑事の視点になれるかで、
ラストのどんでん返し度が変わってくると思う。
・・・
それにしても『カイザー・ソゼ』という
名前の破壊力笑
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

映画に限らず名作と呼ばれる作品は
ジャンルを超越したものが多い。
・・・
コメディ、サスペンス、そしてホラー。
韓国の、世界中の格差問題をここまで
シニカルに、多面的に描くことができるとは!!
・・・
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

7つの大罪にまつわる連続殺人系の金字塔。
・・・
熱血若手刑事と引退間際の冷静なベテラン刑事を
ブラピとモーガンフリーガン。
これはみんなが求めてたコンビだ…。
シリーズ物になっても良い位の。
・・・
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.2

内容は決して明るい訳ではないけれど
観た後は晴れやかな気分になる。
・・・
ちょっと希望が湧いてきたと思うと、
その何倍の挫折が立ちはだかる。
それを最後の台詞が全てを救ってくれる。
・・・
個人的に
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

長い映画は基本的に苦手。
トイレ行きたくなっちゃうし。
でもこの映画は例外。
150分間ドキドキしっぱなし。
・・・
友情と勝利。
粋な奥さん。
真っ直ぐな子ども。
・・・
でも、一番グッときたのは
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.8

まいった。
思ってたのと全然違うじゃないか。
てっきり
ムーンライズキングダムみたいな
シュールでほのぼのとした
コメディかと思ってた。
・・・
中盤から終始心抉られっぱなし。
あまりに儚く最後まで涙
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

2.8

やっぱり一作目の方が
爽快感があるなと感じてしまう。
・・・
藤原竜也節が観れたのは有難い。
・・・
ラッキーガールにもう少し役目を与えてあげて欲しかった。

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.8

脚本やストーリーは、
小説でも戯曲でも形にできるのだけど、
こういう作品は映画でしかなし得ない。
夢か虚構か現実かなんてのは、
重要じゃない。
たかがひとつの映画で
現実がまるっきり変わってしまうこと
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.2

9人の翻訳者 囚われたベストセラー
・・・
超良質ミステリームービー。
・・・
105分の尺に凝縮された驚きとカタルシス。
でも一番伝えたかったことは、文学への愛。
・・・
それにしても、たぶんちょ
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

4.2

ド直球型サクセスストーリー
・・・
浅薄な脚本を補って余る
エルファニングちゃんの
アンニュイな可愛さと楽曲のクオリティ。
そしてクライマックスの曲でやっぱり
グレイテストショーマン感。

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

4.0

可愛いオードリーも、
美しいオードリーも、
どっちも堪能できる映画。
脚本も明快で楽しめる。

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

4.3

おじいちゃん達がカッコいい、イギリス音楽映画。
都会と田舎を行き来する映画は大抵名作。
はじめは何だかしょうもないありきたりな映画かなーと思いきや中盤から一気に引き込まれます。子供からおじいちゃん、お
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.6

日本のサイレント映画時代を体感することができる映画。
ドタバタコメディーなんだけど、ちょっと間延びするシーンがあったな。
あとは脚本より役者の個性的な演技に力点が言ってる感が否めない…。
劇場での銃撃
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セザンヌと過ごした時間(2016年製作の映画)

4.3

セザンヌと印象派の画家たちを、作家の視点から見ることのできる作品。
ゴッホもそうだけど、新しいことに挑み続ける人たちは例外なく苦悩に満ち溢れているな…
セザンヌの場合は晩年になってようやく若者たちに人
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画家と庭師とカンパーニュ(2007年製作の映画)

4.4

フランスの田舎⇄パリ=最高の映画
ストーリー、世界観共に短いながらもよくまとまっていて素晴らしい。
ラストはグググっと心に沁みるものがあります。

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

4.6

映画好きの理想、ここに極まれり。
最高の映画、最高の発想。天才ウディアレン。それしかない。

冬時間のパリ(2018年製作の映画)

4.2

芸術の香り漂うパリを舞台に、激動の出版業界、新しい愛の在り方が描かれます。
その後のトークショーでは映画の感想から飛躍して日本の出版業界の未来についての話に…。
それにしてもフランス映画は不倫を乗り越
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

クールで少しシュールなやりとりを楽しむ映画。
コーヒーアンドシガレットよりシュールさが削ぎ落とされて個人的にはとても好きです。
境遇も環境も全く異なる若い女性と中年の女性が良い関係を築く作品はなかなか
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

極めて作家主義なストーリーをデザイナートムフォードによって華やかに表現された映画。
現実と小説世界が交錯し、物語に立体感を与えている。眠れない夜、ただでさえ夢と意識が曖昧になり、主人公も鑑賞者も巻き込
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

4.6

蜷川実花、ありがとう。
太宰のしょうもなさをしっかり表現している小栗旬。
太宰治の道化の内側に溜まり込んだ人生に対する絶望感には敢えてあまり触れず、軽薄な売れっ子作家という描き方も良かった。
登場人物
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